隷属姉妹
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■ 第3章 翻弄される姉妹8

 恵美が虚ろな目を宙に向けながら、激しく頭を振り乱し
「あふぅ〜っ…いいのぉ〜…、きもちいいのぉ〜…。おなかの…おく…あついのぉ〜…」
 呂律の回らない声で、呟き始めた。
「4分経過…」
 笠原の静かな声が、終わりが近い事を告げる。
 恵美の快感は十分な量を満たし、圧力を高めて行き場を探すが、何かが足りず絶頂に至らない。
(あくぅ〜〜っ。なんで…、これじゃだめなの〜…。はやく、はやくしないと…)
 朦朧とする意識が、未だ経験した事のない絶頂を探し求める。
 好美も快感を送り込むが、その顔は焦りに染まり、泣きそうに成っていた。
(お姉ちゃん…まだ?私、どうすれば良いの…)
 好美の焦りを嘲笑うかのように
「あと、30秒…」
 笠原がカウントダウンを始める。

 恵美と好美の脳裏に、忌まわしい電撃と息の止まる打撃が、フラッシュバックした。
 2人は同時に恐怖感でビクリと震え
(あれは、絶対嫌!)
 強く思った。
 その時、2人の背中に、ゾワリと恐怖が拡がり、背筋を冷たい物が流れる。
 ゾクゾクと背中が寒くなり、異物感の有るお尻がムズムズと騒ぎ始めた。
「あと、20秒…」
 笠原の声で、2人に強い焦燥感が生まれ、フワフワと気持ちが落ちつかなくなる。
(どうしよう…、じかんがない…)
 2人が思った時、ヒタヒタと迫った焦燥感は、身体の奥底に辿り着く。
「10秒」
 笠原の声が、恵美の耳に届くと、恵美の子宮がビクリと震える。

 焦燥感の冷たさが、恵美の火照りを知覚させたのか、子宮の熱さが強くなった。
 ゾワリと拡がる恐怖感の冷たさと、ゾクゾクと拡がる子宮の快感が、恵美の脳を揺らす。
「9…8…」
 恵美の全身がブルブルと震え始める。
「7…6…」
 恵美の口が力無く開き[あ…、あ…]と、断続的な吐息を漏らす。
「5…4…」
(なに…これ…なに…あたま…しろく…。やだ…こわい…)
 恵美の頭がガクガクと震え、カクリと後ろに倒れた。
「3…2…」
 恵美の身体を冷たさと熱さが満たし切り、ガクガクとおこりの様な震えを起こす。
「1…」
 笠原の言葉と同時に、恵美の喉から高い声が漏れた。
「あひぃ〜〜〜〜っ!」
 恵美は固く目を閉じて、ビクビクと身体を震わせる。

 声に驚いた好美が恵美の股間から顔を離すと、ビクビクと痙攣する恵美のオ○ンコから、それを追うように愛液が噴き出す。
 急激に収縮した恵美の膣が、中に溜まっていた愛液を押し出したのだ。
 潮吹きと言う程ではないが、好美の顔を汚す程度の量は十分にあった。
 ピシャっと愛液を顔の真ん中で受けた好美は、思わず目を瞑る。
 その時、恵美の両手が力を無くし、支えを失った両足が好美の両肩に当たった。
 目潰しをされた好美は、避ける事も出来ず、床に尻餅をつく。
 尻餅をついた好美がアナル栓を床にまともに打ち付け、あまりの痛みに顔を跳ね上げる。
 顔を上げた好美の真正面に、だらしなく開きビクビクと痙攣する[姉の女自身]が目に入った。
 好美は、恵美の痙攣するオ○ンコを見詰め、呆然とする。
(ビクビクしてる…。別の生き物みたい…。気持ち悪い…。私がしたのよ…)
 呆然とした頭の中で、短い言葉が浮かんでは消え、好美は強いショックを受けた。
 恵美の身体は全身の力が抜け、時折ビクビクと痙攣を起こしている。
 驚きに見開かれた瞳はどこも見て居らず、薄く開いた唇からは、荒い呼吸と供に涎が垂れていた。

 テーブルの上で力無く横たわり、荒い息を吐く恵美に、笠原が哄笑を浴びせる。
「ははははっ!こ、こいつ、マジで逝きやがった!信じらんねぇ。処女のくせに…、初めてのレズクンニで逝きやがったぜ!おいおい、どんだけ好き者なんだよお前?有り得ねぇぜ…」
 笠原は驚きながら恵美を見下ろし、車椅子を移動させ恵美の顔の横に移動した。
 笠原の哄笑で恵美の身体がビクリと震え、乱れた髪の毛がまとわりつく汗まみれの顔を、ユックリと笠原に向ける。
 その顔は驚きに目を見開き、ワナワナと震えていた。
「はははっ。どうだ、気持ち良かったのか?初めてのクンニを同姓の肉親にして貰って、そんなに気持ち良かったのか?しかし、お前良く逝けたな…普通だったら、絶対逝けねぇぜ。妹の下手くそなクンニで、ここまで感じられるなんてよ。お前、充分変態だわ」
 笠原は大きな声で、捲し立てるように恵美を嘲笑う。
 笠原の言葉を聞いて、恵美の身体が快感以外の物で小刻みに震える。
 大きく見開いた恵美の瞳から、ボロボロと大粒の涙が流れ落ち、唇がおこりのように震えた。
(ひ、ひどい…ひどい…酷過ぎる…。あなたがやれって言ったのに…)
 恵美の頭の中で、言葉が溢れ出し、唇に乗せようとしたが、感情が高ぶりすぎて声にならない。

 笠原は、そんな恵美を更に馬鹿にしたような目で見下ろし
「おう、気持ち良かったのか?だったら、ちゃんと俺に報告しろ。誰に何をされてどこがどう良かったのかよぉ」
 恵美に向かって、低い声で命令した。
 恵美はグッと唇を噛み笠原を睨み付けたが、笠原の手の中にリモコンが握られている事に気付き
(まだ…まだ足りないの…。まだ、私を辱めたいの…。どこまでやれば、気が済むの…)
 愕然として、睨み付けた顔を哀惜に変え、力なく項垂れる。
「は…、は…い…。よ、好美に…だ、大事な所を…舐められて…き、気持ち…良かった…です…」
 屈辱に心を切り刻まれながら、恵美は消え入りそうな声で屈服の報告を告げた。

 だが、笠原はそんな物で満足しない
「あ〜ん、何だってぇ?聞こえやしねぇぞ。もっとでかい声で、ハッキリ言えよ」
 恵美に更なる屈辱を与えた。
「はい…。好美に、大事な所を舐められて…、気持ち良かったです!」
 恵美は固く目を閉じ、涙を零しながら、屈辱の報告を笠原にする。
「大事な所って、どこだ?ちゃんと言え馬鹿野郎」
 笠原が、恵美の乳首を摘んで捻り上げながら聞くと
「くぅ〜〜〜っ、オ、オ○ンコです!」
 恵美は苦痛に耐えながら、大きな声で笠原に答えた。
「そこだけか?オ○ンコだけなのか?」
 笠原は乳首を逆に捻り、恵美に再び問い掛けた。
「ひぃ〜〜〜っ、クリ○リス…、クリ○リスもです!」
 恵美は必死な声を上げ、笠原に報告する。

 笠原は恵美の乳首を握りつぶしながら
「ほら、何が悪かったか判ったか?どうしたら、この痛みから解放されるんだ?」
 恵美に問い掛けた。
 恵美は直ぐに食いしばった歯の奧から
「はいーっ、好美にオ○ンコとクリ○リスを舐められ、気持ち良かったですー」
 恵美は大きな声で、笠原に屈辱の言葉を再び報告する。
「50点だなそれじゃ。俺が、お前に聞いた質問の、半分も入ってねぇぞ」
 笠原は握りつぶしたままの乳首を激しく左右に振った。

 恵美の頭の中で、痛みがバチバチと白い火花を上げ、思考を奪って行く。
「私は…肉親の好美に…、初めて…オ○ンコと…クリ○リスを舐められ…、処女のくせに…気持ち良くて…、逝きましたー」
 恵美は笠原の告げた言葉で、強く残った物をつなぎ合わせて、三度(みたび)報告した。
 笠原はニンマリと笑い
「それだけか?」
 痛みを与え続けたまま、恵美に静かに問い掛ける。
「わ、私は…好き者の…変態です…」
 恵美は固く目を閉じて、最大の屈辱を口にした。

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