隷属姉妹
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■ 第3章 翻弄される姉妹12

 だが、笠原の返事は冷たかった。
「駄目だ!痒いぐらい我慢しろ」
 浴槽に水を加えた笠原は、直ぐに手を恵美の乳房に戻し、恵美の懇願を一蹴して、更に激しく恵美の乳房を揉みしだいた。
「ぐいぃ〜〜〜っ!ぎっ、ぐぅ〜〜ん…。か、笠原様…お、お願いです…。外させて下さい…。罰でも、何でも受けますから…お、お願いします…。これじゃぁ、く、狂ってしまいます〜ぅ!」
 恵美は新たな強い痛みの中、尚も食い下がり、笠原に懇願したが、笠原は頑として聞かなかった。
 恵美は眉根を寄せ、下唇を噛みしめながら込み上げる痛痒さに耐え、更に懇願の言葉を考えたが、それより先に笠原が右手を湯船の中に落とし
「そんなに痒いなら、俺が良い事をしてやろうか…」
 背後から恵美の耳元に、静かに問い掛けた。
 恵美は笠原の問い掛けに悪意を感じたが、それを突き放すより先にクリ○リスに爆発的な感覚を感じる。
「あひぃ〜〜〜っ!」
 恵美は高い大きな悲鳴を上げて、全身をビクビクと震わせた。

 笠原は、あまりに激しい恵美の反応に、呆気に取られたが、ズルズルと湯船に沈み始める恵美を慌てて抱き留める。
(んだっ…こいつ、逝ったのか?あれだけで…。ちょっと、ローターを押し当てただけだぞ…)
 恵美は白目を剥いてビクビクと痙攣し、だらしなく開いた口からは涎を垂らして、グッタリとしていた。
 だが、その恵美の眉根に、深い皺が寄ると
「あ…あ、あ〜…、あぁ〜〜〜。ひぃ〜〜〜っ!」
 恵美の身体の震えが強くなり、狂ったように腰が跳ね暴れ始める。
 笠原は直ぐに右手を恵美の股間に滑り込ませ、ローターでガラス壺を軽く撫でた。
「うくぅ〜〜〜ん」
 恵美は悩ましい声を上げ、再びビクビクと震えると、先程より軽い2回目の絶頂を迎える。
 笠原は恵美の反応に呆気に取られていたが、恵美は呆けた顔で笠原を見詰め、失神から覚醒した事を知らせた。
(何だ…。あの薬、媚薬入りか…。しかも、効き目が半端ねぇ…)
 笠原がその効果に驚いている間にも、恵美には第3波の波が押し寄せ始める。
 眉根に深い縦皺を寄せると
「あ、あ、あ、あぁ〜っ…」
 切羽詰まった声を上げ、ガクガクと腰を震わせていた。

 しかし、笠原は直ぐにその状況に馴れ、自分の楽しみに変える。
 恵美の痛痒感がピークに達するのを見計らい
「恵美…、どうした痒いのか?また、気持ち良くしてやろうか?」
 嘲笑うような声で、恵美に問い掛けた。
「は、はひ…。お、おねがいしまふ…」
 恵美は朦朧とする意識の中で、自分の安寧に逃げ込んでしまう。
「良〜し…、じゃぁ足を開いて、俺が触り易くしろ…。それと、どこをどうして欲しいかちゃんと口にしろ」
 笠原が恵美の耳元に、低い声で命令する。
「は…ひ…。め、恵美の…クリ○リスに〜っ…、ブルブル…押し当てて下さい〜〜〜っ…か、痒い…。くぅ〜っ…お願いします〜っ…」
 恵美は膝を立てた両足を限界まで拡げ、腰を軽く突き出して、歯を食いしばりながら、笠原に懇願した。
 笠原はローターを持つ左手を恵美の股間に背後から腕を回して差し込み、ローターをクリ○リスに近づける。
 ローターの振動が、ガラス瓶に伝わり、カチカチと硬質な物質が弾け合う。
 その振動は、薬品で肥大し痛痒感に責め苛まれる、クリ○リスに絶妙な快感を与える。

 ローターを当てた瞬間、痛痒感で満たされたクリ○リスが、それまでの感覚を吹き飛ばし、至上の快楽に変えた。
「うきゅ〜〜〜〜ん!」
 恵美は落雷にも似た全身を貫くような快感に震え上がり、一瞬で絶頂を迎え失神して崩れ落ちかける。
 その恵美を笠原が引き留めた。
 笠原は強く恵美の乳房を握り、恵美の中に氷柱のような冷たい棘が穿たれる。
「ぎひぃーーーっ!がふっ、がふぅ〜っ…」
 恵美が仰け反った身体を丸め、痛みに耐えるが、再び痛痒感は容赦無く恵美のクリ○リスを責め続けた。
「あひゅ…あひゅ…、いひぃ〜〜〜っ」
 恵美が朦朧とする意識の中で、笠原に懇願しクリ○リスにローターを当てて貰い、再び恵美は強い快感を覚え意識を飛ばしかけ、それを笠原が乳房の痛みで引き戻す。
 恵美は強い快楽と痛みの狭間で、激しく感覚を揺り動かされる。

 そんな恵美の耳元に、笠原は顔を寄せて行き
「気持ち良いか?痛いか?今お前の身体で起きている事を口にしろ…」
 囁くような声で命令した。
「は、はひ…か、かゆいれす…。ク、クリ○リスが…かゆくて…オ、オッパイが…い、いたくて…。あくぅ…あ、あ、あ〜…」
 恵美は込み上げる痛痒感に、歯を食いしばり耐えるが、やがてそれは限界を超え
「あ、あぁー、か、かゆい…かゆい〜〜〜っ…かさはらさま…くらさい…クリ○リスに…くらさい〜っ…」
 笠原に震えながら懇願し
「あひぃ〜〜〜〜っ!」
 強すぎる快感に背中を震わせる。
 笠原は恵美が背中を反らせた瞬間、腫れ上がった乳房を力任せに握り、激しく揉み潰す。
「ぐひぃーーーっ、あがっ、あがが〜〜〜っ」
 恵美は脳髄を駆け抜ける痛みに、快感から引き戻され、再び痛痒感に苛まれた。

 薬品によって腫れ上がり、襲いかかる痛痒感で恵美のクリ○リスの感度は、数倍に跳ね上がり、直に鎮める事の出来無いもどかしさが、それを更に加速させていた。
 そのクリ○リスを覆う硬質なガラス壺に、硬質なローターのプラスチックが触れれば、カチカチと高速で振動を与え、クリ○リス全体を激しく揺さぶる。
 堪えに堪え抜いた苦痛が一挙に解放される快感は、得も言わぬ魔性の快感だった。
 それは、極限まで引き絞った強弓を一挙に解き放つような速度で、恵美を官能の果てに押し上げる。
 快楽を知ったばかりの恵美の身体は、一足飛びに強烈な快感を擦り込まれ、翻弄されながら取り込まれて行く。
 恵美はその快感に恐怖感を感じながらも、ローターをねだらずには居られ無かった。
 そして、その快感により忘我の海に漂おうとしても、笠原が与える乳房の痛みが恵美にそれをさせない。
「いたい…あつい…きもちいい…。いたい…あつい…きもちいい…」
 恵美はいつしか淫声と悲鳴を、譫言のように繰り返していた。
 真っ白になった恵美の頭の中に、その言葉が何度も木霊して、深く強く染み込んで行く。

 数度の絶頂を迎えた恵美に、笠原は擦り寄り
「へへへっ、もっと良い事してやろうか…」
 恵美の耳元に囁いた。
 恵美は朦朧とした意識の中で、笠原の言葉に頷くと、笠原は恵美の乳房を握っていた手から力を抜き、そのタッチを変える。
 笠原はそれまで掌全体で、恵美の柔らかな乳房に触れていたが、それを少しだけ離して、指先の腹で触れ始めた。
 そのタッチは優しく繊細で、恵美の乳房の表面を撫でさする。
「ほぉおおお〜…」
 恵美の火の点いた身体が、笠原のタッチに敏感に反応して、ブルブルと小刻みに震えた。
 下半身に伸びていた左手が上がり、手に持ったローターが恵美の乳首に押し当てられる。
「あひゅ〜〜〜っ…、あ、あひ、あぁ〜ん…」
 恵美の口から官能の吐息が漏れ、モゾモゾと身体をくねらせた。
 笠原が与える愛撫は、恵美の身体全体に拡がり、恵美はその身を官能で染め始める。

 だが、そんな中、快楽の中心の肉芽はジンジンと熱を帯び、恵美に狂おしい感覚を思い出させ
「あひゅ…ま、また…かゆい…お、おねがいします…かさはらさま…かゆいの〜っ…」
 笠原に開放をねだる。
 笠原は素直に恵美のクリ○リスに、ローターを押し当て、快楽と苦痛を同時に与えた。
 恵美の頭の中には、痛みと快感が複雑に絡み合い、強い刺激として擦り込まれてしまう。
 それが、笠原の真の狙いだったが、恵美の反応は笠原の予想を大きく超えていた。
(全く…。恐ろしい人だなあの人は…薬もそうだが、女の経穴を心得てら…。多分調教した女の数は、俺の数なんて、比じゃねぇな…)
 笠原は恵美の反応を見ながら、自分より年の若い看護師の顔を思い浮かべ、苦笑いする。
 笠原だけの知識だと、こんな短時間で恵美を堕とす事など出来無かった。
 妙子の協力とアドバイスが有ったからこそ、笠原はここまで恵美を狂わせる事が出来たのだ。

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