隷属姉妹
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■ 第3章 翻弄される姉妹13

 笠原は恵美を狂わせながら、或る事に気が付いた。
(おっと、ここも計算外だ…。こんなに早く、効果が出るとはな…)
 笠原は軽く驚きながら、恵美のお尻を凝視する。
 恵美のお尻には、特殊アナル栓が、まだ付いたままだ。
 だが、その装着状態が湯船に入る前と今では、明らかに違っていたのだ。
 恵美の尻タブにピッタリと嵌っていたアナル栓の台座が、今では5p程せり出している。
 笠原はニヤニヤと笑うと
(そうか…、何度も逝きやがったから、腹圧がかなり上がったんだ…。それと、逝き過ぎて肛門の力も抜けたのが、原因だな…。こりゃ良い…ここまで来てるなら、一挙に開発してやるぜ…)
 防水ポーチの中身を思い出しながら、恵美を更に堕とす算段を始めた。

 笠原は自分の腕の中で、荒い息を吐き悶え続ける恵美に
「おい、もっと気持ち良くしてやろう」
 にやつきながら告げると、恵美を立たせた。
 恵美が湯船の中で立ち上がると
「ほら、両手を着いて、尻を突き出せ」
 恵美の腫れ上がった桃尻を平手で打ち、命令する。
「あ痛ぅ…」
 恵美は小さく苦痛を訴え、恐る恐る笠原にお尻を突き出した。
 笠原の目の前に、恵美のお尻が晒される。
 恵美のアナルは、取り付けられたアナル栓がせり出し、悲惨な状態になっていた。

 このアナル栓は電撃を与えるだけで無く、その特殊な形状から全く別の目的も持っている。
 それは、アナルの拡張であった。
 通常のアナル栓でも、常に押し広げてアナルを拡張するのだが、このアナル栓はその形により、本人が気付か無い間に強制的に拡げる。
 通常のアナル栓の場合その形状は、挿入を容易にする為、先端部分が細く根本に近付くに連れて太く成り、急速に狭まって台座に取り付けられているが、このアナル栓は挿入の心配がない為、その形は真反対なのだった。
 完全に拡張された場合、このアナル栓は台座の上に立つ、独楽のような形になる。
 つまり、一番太い部分が先端で、台座に向かって三角錐が伸びるのだ。
 この形状だと、腹圧が掛かればピストンの原理で、アナル栓はドンドン体外に押し出される。
 そう、三角錐の楔により、アナルを押し拡げながらだ。

 元々太さが2p有ったアナル栓だが、笠原の手により恵美の直腸内では、6pに迄拡げられている。
 根本から2pは細いままだが、そこから5pの間は、拡がった三角錐だ。
 それが5pせり出したという事は、恵美のアナルは今4pは開いている計算になる。
 4pと言えば指が2本が入り、少し無理をすれば男性自身を受け入れられるサイズだ。
 恵美のアナルは、皺が消えかかり、限界に近付いている。
 だが、これ程拡がっている事を、恵美自身は全く気が付いていない。
 それは、拡張の苦痛が強い快感によって消されていたのも有るが、偏(ひとえ)にジワジワと自らの腹圧で押し出した事が原因だった。
 そして、この悪魔のような道具は、中学生と小学生の妹達にも取り付けられている。
 しかも、直径を拡げていないため、付け根の角度は恵美より鋭角で、押し出される力が弱くても押し出されてしまう。
 少女達が、このアナル栓の本質を知るのは、まだ少し先の事だった。

 笠原は防水ポーチに手を伸ばし、中からアナル栓の鍵と小さなカプセルを手にすると、恵美の台座に刺し込み、仕掛けを動かした。
 カリカリと音をさせて、アナル栓が細く成って行く。
 台座に着いた小窓の数字が、50、40と減って行くと35の所で、ズルリと一気にアナル栓が押し出された。
 プフゥーと間抜けな音を立て、恵美のアナルから溜まっていたガスが吐き出される。
「うわっ!臭ぇー!」
 笠原はわざとらしく顔をしかめ、鼻を摘みながら顔の前を扇ぎ、右手の人差し指を差し込んでアナルに蓋をした。
 恵美は官能で呆けた顔を羞恥に染め
「も、もうしわけございません…」
 辿々しい声で、笠原に謝罪する。
 恵美は、今現在自分の身体が、どう成っているのか全く理解出来ていなかった。
 暴風のような快感、稲妻のような激痛、ジクジクと苛む痛痒、どれ1つ取っても経験外の感覚で、神経自体がその判断に追いついていない。
 そんな中、羞恥を浮かべ謝罪した恵美は、大した物だった。
(へへっ、こいつは良いマゾ奴隷に成るぜ…。こんな状態でも、俺を気遣えるんだからな…)
 笠原は驚嘆しながら人差し指を根本まで恵美のアナルに沈め、この極上の獲物の更に見付けた隠れた素質に、舌なめずりをする。
 笠原は右手をポーチに伸ばし鍵をしまいながら、恵美を湯船から上がらせる。
 恵美はモジモジと太股を摺り合わせ、痛痒感と戦いながら、笠原の指示に従った。

 浴槽を一旦出た恵美は、身体を笠原に向け、両手を笠原に伸ばし、介護しようとする。
 その恵美の表情が、訝しげに歪み、驚きに染まって凍り付く。
(う、嘘…。な、何で…)
 恵美の頭の中で、その言葉が大きく成り響き、恵美の時間が止まった。
 笠原は動きの止まった恵美に苛立ちを覚え
「おい!何してんだ、早くしろ!」
 鋭い声で、恵美を叱り付けたが、恵美は笠原の身体を凝視して、一切反応すらしない。
 笠原は恵美の態度を訝しみ、恵美の視線を追う。
 恵美の視線を追った笠原は、全てを理解し、可笑しくて堪らなく成った。
(こいつ…そう言う事か…。あの、[身体を差し出す]も、[自由にして下さい]も、こいつの思い込みが有っての事かよ…。処女のくせに腹が据わってると思ったが、こいつ完全に勘違いしてやがったな)
 笠原は、恵美が食い入るように見詰める自分の身体を、誇示するように見せ
「どうしたんだ?お前は看護師で、見慣れてるんじゃなかったのか?」
 からかうように恵美に問い掛けた。

 恵美は笠原の問い掛けで、やっと自分を取り戻し、笠原の顔をマジマジと見つめ
「な、何で…。か、下半身不随じゃなかったの…」
 ボソリと呟いた。
 笠原は隆々と勃起する、自分のチ○ポを見せながら
「ああ、下半身麻痺だぜ。足から先だがな。それがどうした」
 恵美に、にやついて問い掛ける。
(嘘…嘘でしょ…。聞いた事無い…。下半身不随って言ったら…、普通は男性機能も働かない筈でしょ…。何で…何で、アレだけ機能してるの…)
 恵美は、信じられない物を見ているように、ブルブルと震えた。
「おいおい、お前看護師だろ?俺のカルテ見なかったのかよ…。お前まさか、俺の症状も知らないで、介護しようとしてたのか?」
 笠原が揶揄するように問い掛けたが、恵美はそれ所では無かった。
(えっ!ちょ、ちょっと待って…。私、この人に[身体を差し出す]や[自由にして下さい]って言っちゃった…。って事は、私この人に…。え〜〜〜っ…!)
 恵美は自分が言った、事の重大さをこの時初めて認識した。
 この時、恵美の脳裏に始めて[妊娠]と言う言葉が浮かび、全身を寒気が襲う。

 笠原は恵美の誤解も、狼狽も全て理解し
「おい、何してんだ?早く俺を浴槽から出せよ」
 敢えてそこには触れず、同じような態度で振る舞った。
 だが、恵美を現実に引き戻したのは、笠原の言葉では無く、恵美のクリ○リスを襲う感覚だった。
 驚きで、意識の外に弾き出していた痛痒感が、その限度を超えて恵美を現実に引き戻した。
「あぐぅ〜〜〜っ」
 恵美は悲鳴に近い声を上げ、股間を押さえて踞る。
 泣きそうな顔を上げた恵美は、湯船に掛けた笠原の左手に握られた物に、縋り付くような目線を向けた。
 笠原はその視線に気付くと、恵美に向かってローターを翳しながら
「これが欲しいのか」
 嘲るように恵美に問い掛ける。
 恵美は涙を湛えた目で、プルプルと震えながら、唇を噛みしめ小さく頷くだけで精一杯だった。

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