隷属姉妹
MIN:作

■ 第3章 翻弄される姉妹14

 笠原は、ニヤリと嫌らしい笑みを強め
「なら、持っててやるから、好きにしてみろ」
 恵美に向かって言い、手首から先を浴槽の外に差し出した。
 恵美は笠原の言葉で、笠原の求めている事を理解する。
(私から、これにクリ○リスを押し当てろって事…。そ、そんな恥ずかしい事…)
 自分の姿を想像し、恵美は一瞬鼻白んだ。
 だが、ドンドン膨れ上がってくる痛痒感に堪えられなく成り始める。
 恵美はゴクリと唾を飲み込んで、目の前に差し出されたローターが与えてくれる開放感と、自ら股間を押し当てあられもない姿をさらず羞恥を、天秤に掛ける。
(い、言う事を聞かなきゃ…罰が与えられるんだものね…)
 恵美は少し躊躇って、自分に言い聞かせてフラフラと立ち上がった。

 立ち上がってしまった恵美に、最早その行動は止められない。
 足を少し拡げ、恥ずかしそうに前に進むと、膝を折って笠原の手に股間を近づける。
 しかし、そんな恵美の行動を笠原がヒョイと手を引き戻し、止めた。
 恵美は笠原の行動に驚き、[何故]と言うような泣きそうな顔で見詰めると
「おいおい、お前ふざけんなよ。誰が、そんな格好で押し当てろって言った?もっと、俺を楽しませる事を考えろ」
 笠原はムッとしたような表情で、恵美に向かって告げる。
 恵美は笠原の言葉に
(す、好きにしろって…言ったじゃない…)
 胸の奥で、抗議しながらも項垂れ、足を左右に半歩ずつ開く。
 肩幅以上に開いた足を、がに股に曲げ、バランスを取りながら腰を突き出して降ろす。

 大きく開いた恵美の股間で、痛痒感にピクピクと痙攣するオ○ンコが丸見えになる。
「こ、これで宜しいでしょうか…」
 恵美は羞恥と痛痒感に苛まれ、真っ赤に顔を染めて笠原に問い掛けた。
 笠原は返事の変わりに、無言でローターを持った手を戻す。
 恵美はローターが戻されると、直ぐに腰を下ろしてクリ○リスを押し当てようとしたが、腰を突き出している為、死角に入ったローターの位置が判らず戸惑った。
(つ、強く押し当てちゃ駄目…。でも、場所が判らない…。ど、どうしよう…)
 何度か腰を下ろして、場所を探すが皆目見当が付かない。
 込み上げる痛痒感に焦りながら、恵美は必死にオ○ンコを晒しローターを探す。
 強く押し当てた時の突き抜けるような快感を恐れ、恵美は思いきった動きが出来無い。
 そんな恵美の心情を見抜いた笠原は、恵美の開脚腰振りダンスを見ながら、ローターを持った手首をユラユラと揺らして、恵美のクリ○リスが触れないようにかわしていた。

 やがて恵美も、笠原がかわしている事に気付き
(くっ…。わ、私をそこまで、嬲るのね…)
 下唇を噛んで、笠原を睨み付ける。
 だが、笠原は恵美の視線など気にして居らず
(ん〜…、そろそろかな…)
 恵美の動きを見て、タイミングを見計らっていた。
 恵美は笠原の視線が、自分のオ○ンコを見ている物と思い
(良いわよ!そんなに見たいなら、見ればいいわよ!)
 絶頂を晒す覚悟をして、腰を下ろしローターを強く押し当てる決意をする。

 恵美の膝が曲がり、腰が笠原の手にスッと近付いた瞬間、恵美は自分の身体の異変に気が付いた。
(うっ!な、何…?この、お腹の痛み…。くぅ〜っ、さ、差し込んでくる…)
 恵美は強い痛痒感の為、直腸内に起こっていた、疼痛に気付かなかった。
 そして、それに気付いた時には、それは最早自分の意志でどうにか出来るレベルでは無かったのだ。
 恵美の腰の動きがビクリと震え、痛みを堪えるように微かに捻られた。
(へへへっ、来た来た…)
 笠原は恵美の変化に気付き、かわしていたローターをクリ○リスに押し当てる。
 笠原の手にカカカカッとローターの振動が伝わり、恵美の身体がビクリと跳ね上がった。
 恵美の大きく開いた太股がビクビクと震え、突き出した下半身が大きく跳ね上がる。
「あきゅ〜〜〜ん」
 恵美は突然襲った快楽に不意を突かれて、強い絶頂を迎えた。
 恵美は直腸を襲った疼痛の意味を考える暇もなく、激しく震えてオ○ンコから愛液を吹き出す。

 笠原は恵美が絶頂する姿を見詰め
(へへへっ、拡張されたアナル…、絶頂で緩んだ括約筋…、がに股に開いて踏ん張れない格好…、急に上がった腹圧…。止めは直腸に押し込んだ、即効性の下剤カプセルだ…、我慢できる訳ねぇ…)
 酷薄で好色な笑顔を浮かべた。
 恵美の身体がおこりのように震え、視点が宙を彷徨い失神し掛ける。
 だが、その表情が、堰を切って押し迫る感覚に制され、急速に驚きに染まった。
「や、や、や、い、嫌ーーーーっ!」
 恵美は始めそれが何なのか判らなかった。
 自分の身体の奧から何か、物理的な喪失を感じる。
 身体の中に確かに有った物が、急激に無くなって行く感覚。
 その後に感じた開放感と異臭。
 恵美はその感覚を知っていた。
 だが、その感覚を恵美は強く否定した。
 [有り得ない]と。
 そのために、始め自分が感じている感覚が判らなかったのだ。
 しかし、恵美の感覚は間違えていなかった。
 1秒に満たない時間の葛藤の中で、恵美は笠原の上げる哄笑を聞き、自分の状況を理解する。
 そして、理解しきった為に上げた悲鳴だった。

 笠原の前で下腹部を晒していた恵美は、絶頂を引き金に脱糞していた。
 ビクビクと痙攣し、処女のオ○ンコから愛液を飛び散らせ、同時にボトボトと音を立てて、恵美の大便が体外に排出される。
 それは、ピンポン球のような球形の物を皮切りに、長い半練り状を経て、黄土色に変わった。
 恵美は天を仰ぎ、がに股の状態から一歩も動けない。
 絶頂を極めて快感が全身を包んでいる為、身体が言う事を聞かなかったからだ。
 あまりの有り得ない出来事に、放心状態になっていたからだ。
「あ…っ…」
 天を仰ぎ大きく目を見開いて、涎を垂らす恵美の口から、小さな声が漏れる。
 恵美の身体に、快楽の余韻と羞恥の事実が同時に駆け抜けた。
 恵美の全身に、ブワッっと小さな突起が広がる。
 快楽と悪寒が起こさせた、鳥肌だった。
 放心していた恵美の耳に、音が戻る。
「ひ〜〜〜っ、ひ、ひっ!かはっ、かはっ、ひゃ〜〜〜はっ!」
 バシャバシャと水が跳ね上がる音と、笠原のいつまでも続く哄笑が、恵美の耳に飛び込む。
「あ…っ…」
 恵美の口から、また一つ小さな声が落ち、グラリと身体が揺れる。
 そのまま、恵美の身体は後ろにバランスを崩し、ペタリと尻餅をついた。
 恵美の身体は、自分の排泄した大便の上に落ちて、身体を汚す。

 尻餅をついた姿勢でも、放心状態のままの恵美。
「あ〜〜〜っはっはっ…。ひ〜っ、可笑しい…。どうした、気持ち良すぎてお漏らしか?」
 笠原は浴槽の中で、散々腹を抱えて笑い、恵美を嘲笑って問い掛ける。
 笠原の容赦無い嘲りは、恵美の心を深く剔り、恵美はビクリと震えた。
(嘘…うそ…ウソ…。コ・レ・ハ・ユ・メ…)
 現実逃避を続けようとしていた恵美は、笠原の言葉で現実に引き戻される。
 虚ろに開いた瞳から、大粒の涙がボロボロと零れ落ちた。
 恵美の肩がブルブルと震え始め、それが全身に広がると恵美は両手で顔を覆い泣き始める。
「うわ〜〜〜〜っ、ぐっ、ぐぅ〜〜〜っ、ひっぐ、うわぁ〜〜〜〜ん…」
 恵美はあらん限りの大きな声を上げ泣いた。

 時間も場所も気遣いも、一切意識から消し去った泣き方。
 [何もかも全て忘れたい]、そんな泣き声だった。
 恵美の身体が崩れ、浴槽の端に身体をぶつけ、引っ掛かって止まる。
 だが、恵美は自分の身体が、浴槽に当たった事すら無視し、ひたすら大きな声で泣き続けた。
 恵美の身体は力が抜けたように、ズルズルと浴槽をずり下がりながら、洗い場の床に落ちて行く。
 その間も、恵美の泣き声は止む事は無かった。

■つづき

■目次

■メニュー

■作者別


おすすめの100冊