隷属姉妹
MIN:作

■ 第4章 突き付けられる選択1-4

 拘束具のベルトだけを恵美に取り付けた笠原は、留め具が付いた鎖を差し出し
「脇腹のリングに一つずつ鎖を留めろ」
 恵美に命じると、恵美は、言われた通り、腰の部分のリングに鎖の留め具を取り付けた。
 笠原は、鎖の反対側を持っており、右側の鎖を右手、左側の鎖を左手に分け、恵美に顎をしゃくって、廊下の奥に向きを変えさせると、鎖を手繰って恵美のお尻に近付き、位置を調整して車椅子の手すりに固定する。
 恵美は、自分が笠原の車椅子を引く動物にされた事を悟り、屈辱で項垂れる。
 そんな恵美に、笠原は、止めとばかりにリードの付いた首輪を放り投げ
「おら、忘れ物だ。とっとと付けろ」
 横柄に命じると、恵美は、首輪を拾い上げ自ら首に巻き付け固定する。
 笠原は、右手に騎乗鞭、左手に首輪のリードを持つと、騎乗鞭で恵美の背中を軽く打ち
「おら、進め」
 短く命じた。
 恵美は、唇を噛み締めながら、高足の四つん這いに成り、手足を進め、車椅子を引っ張る。
 その姿は、まるで1人用の馬車その物であった。

 笠原からは、恵美のアナルも、無毛のオ○ンコも丸見えで、ニヤニヤ笑いながら騎乗鞭でペシペシ恵美の尻朶を打ち付け
「おら、もっとケツを振れ」
 恵美に命じるが、恵美は、羞恥心とお腹の痛みで小さな動きしかでき無い。
 すると、笠原は、恵美の尻朶の中心を貫くアナル栓を打ち
「コレを外して欲しいなら、もっと誠意を見せろ」
 恵美に言い放つ。
 アナル栓を打たれ、衝撃が直腸に直に伝わり、また激痛に襲われる。
 お尻を振るとお腹全体が痛み、アナル栓を打たれると、直腸に鋭い痛みが走る。

 行くも地獄引くも地獄の状態に、引いて居た脂汗がドッと滲み出し、息も絶え絶えと成りながら、ようやく浴室の前に辿り着くと、首輪のリードをいきなり引かれ
「足の開きが足り無ぇ。やり直しだ」
 笠原が恵美に吐き捨てた。
 恵美は、辿り着いた安堵から、一挙に絶望に突き落とされ、ガックリと肩を落とし、身体の向きを変え、玄関に向かおうとすると、騎乗鞭が左の尻朶を叩き
「同じルートは、詰まら無ぇ。返りは、リビングルートだ」
 恵美に命じる。
 リビングを通って玄関に向かうと距離は、家具などの関係から動線は、3倍近く成り、恵美は、愕然とする。
 泣き出しそうな恵美の顔をニヤニヤ笑って覗き込み
「何なら、キッチンと客間も回らせてやろうか?」
 笠原が更に問い掛けると、恵美は、ガックリと項垂れ、諦め切った表情で、リビングに向かった。

 今度は、難癖を付けられないように、言われた事を全て取り入れ、できるだけ足を拡げ、お尻をクネらせながら、手足を進める。
 先程は、閉じていた大陰唇が開き、その奥に隠れたピンク色の小陰唇や膣口が顔を覗かせ、腰の動きに合わせグネグネと蠢く。
 その屈辱の様を笠原は、ゲラゲラ笑いながら、騎乗鞭の先端で、オ◯ンコを嬲り、アナル栓を打ち付け、尻朶を叩いて蔑みの言葉をぶつける。
 精神的肉体的に追い詰められた恵美は、半ば自棄(やけ)に成り、笠原に言われた事を全て認め、自分が変態で淫乱の獣以下の生き物だと口にしながら、車椅子を引いた。

 再び浴室の前に辿り着いた時には、尻朶にはビッシリと粟が立ち、太腿や脹ら脛と両腕や肩がガクガクと震えていた。
 恵美は、笠原に蒼白な顔を向け、荒い息を吐いて言葉を待つ。
 その目に、力は無く、肉体的精神的に限界が来ている事は、一目瞭然だった。
 笠原を見詰める恵美に、手すりに留めていた鎖を外し
「おまえも鎖を外して、車椅子を浴室に押せ」
 ぼそりと命じると、恵美の目からボロリと大粒の涙が溢れ落ち、その場にへたり込んで平伏し
「有難う御座います…。有難う御座います…」
 何度も感謝を呟き、鎖の留め具を外そうとするが、腕に力が入らず、上手く外せ無い。
 そんな恵美に、笠原はリードを引きながら
「おら、こっちに来い」
 短く命じて、膝立ちにさせると、スッと身を乗り出して、顔を突き出す。
 恵美の顔と笠原の顔が、鼻先が触れ合いそうな程近付く。
 恵美は、一瞬身を強張らせたが、それ以上は、何もしようとせず、ジッと固まっていた。

 至近距離で瞳を覗き込んだ笠原は、恵美の瞳には、怯えしか無かった。
 笠原は、内心でほくそ笑みながら、素早く恵美の身体に腕を回して、柔らかな裸身を抱え込む。
 ここでも、恵美は、ビクリと一つ震えただけで、抵抗らしい抵抗は、しなかった。
 硬直する恵美の身体から、笠原は、素早くベルトを外して身を離すと、恵美は、キョトンとした怯え顔で笠原を見詰める。
 笠原は、呆気に取られる恵美に
「んだ?そのツラは。何か期待でもしてたのか?」
 嘲るように言い放ち、ベルトを翳して
「俺は、こいつを外してやっただけだぜ。おまえが身体の正面向けるから、ああするより方法無ぇだろうが」
 恵美に告げると、恵美は、自分の勘違いに気付き、途端に俯いた。
 笠原は、ニヤニヤ笑いながら
「おら、出したいんなら、ちゃっちゃと押せ」
 恵美に命じると、恵美は、顔を跳ね上げてふらつきながら立ち上がり、車椅子の後ろに回り込み車椅子を押して、浴室に入って行った。

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