隷属姉妹
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■ 第4章 突き付けられる選択3-2

 この恵美の答えは、恵美自身が考えて笠原に告げている。
 しかし、恵美が本心から思っている訳ではない。
 笠原の問い掛けに対して、[いえ]や[違います]、[だめ]や[止めて]という否定的な言葉は、更なる恥辱と屈辱か、陵辱と苦痛を呼び、結果的に酷い目に遭う事を学ばされた結果の答えである。
 そして、笠原も恵美が本心から言っていない事を知っている。
 だが、この言葉を考えさせ、口にさせる事が大切なのだ。
 人は、[考え]て[声に出す]事で[慣れ]てしまう。
 この異常さが日常だと感じるように成れば、本人にどんな思いが有ろうと、口にした事が事実であり、その者の思考と行動そのものに成る。
 これは、心理操作の初歩的な誘導方である。
 人は、困難や苦痛に対して、自らが考え、導き出した対処法に疑いを持たない。
 自分の考えで有り、自分なりの答えだと思うからである。
 この、人の精神特性を利用し、考えられない行動を起こさせるのが詐欺師なのだ。

 騙されている者は、渦中にいる間、騙されている事に気付かない。
 騙されている事が公に成って、初めて[騙されていた]事を知り、自分がどれだけ[異常な事]を行っていたかに気付く。
 カルト系の宗教なども、この類の物で有る。
 笠原は、この手の輩が用いる手口を良く知っていた。
 学問として学んだ訳では無く、実践した知識として得ている。
 トラック運転手という仕事の傍ら、そう言った[仕事]を生業(なりわい)とする者達に手を貸し、身に付けた物で、笠原自体はその理屈を知らない。
 しかし、笠原は[どう動けば、どう思う]という事を敏感に嗅ぎ分ける嗅覚に優れ、持って生まれた狡猾い気質も合わさって、[本職]達の技術を忽ちの内に吸収した。
 そして、その得た技術を応用しながら使い、数々の女達を毒牙に掛けて、更に磨いていた。
 そんな技術を使われているとも知らず、こうして恵美は、[自分が導き出した答え]として[笠原の問いの対処法]を確立し、笠原の誘導通りに自分の思考と行動を変えさせられて行く。

 恵美は、そのまま笠原をエアマットに、仰向けで寝かせると、ボディーソープを手に取って、自分の乳房やお腹に塗りつけ、仰向けに成った笠原の身体に自分の身体を重ね合わせ、身体をくねらせ擦りつけ、笠原の身体を洗い始める。
 風俗の特殊個室浴場でよく見られる、[泡踊り]と言われる洗い方であるが、その知識すら無かった恵美は、笠原の求めるが儘に身体を使い覚え込んで行く。
 内心では、普通の男女の行為では無いと気付いていても、それに異を唱える事はできず。
 恵美は、自分の知らぬ間に、処女のまま風俗嬢と同じ事を教え込まれ、それを行う事を日常とされた。

 身体をくねらせ、泡まみれの乳房を押し付け、身体を磨く恵美に、笠原はニンマリと笑いながら
「おい。おまえを可愛がってやった所は、もっと丹念に磨いてやれよ」
 恵美に言い放つと、俯せで笠原の腰の辺りを洗っていた恵美は、言われるままに笠原のチ○ポに乳房を押し付ける。
 すると笠原は、小さく舌打ちし、恵美の表情が強張った。
 恵美は、何が気に入らなかったのか、オロオロとし笠原の顔色を窺うと
「両手で持って、おまえの肉スポンジで磨くんだよ」
 笠原が言い放ち、恵美は慌てて上体を反らせ、両手で乳房を掬い上げ、乳房の谷間に笠原のチ○ポを挟み込み、両側から柔らかな肉の塊を押し付けて、手を動かして擦り上げる。
 チ○ポを包み込む軟らかな肉の感触と、粘膜とは違う滑らかな感触を愉しみながら
「おい、口が寂しそうだな」
 笠原が呟くと、恵美は胸元から頭を出した、泡だらけの赤黒い亀頭を見詰め、顔を突き出して唇を押し付けた。
 乳房の谷間と又違う感触に、笠原の亀頭がピクリと脈打つと、恵美は泡だらけの亀頭に舌を這わせ、舐め上げた後唇に含む。

 亀頭を口に含んだ恵美は、亀頭に舌を這わせるが、ボディーソープの舌を刺すような刺激に眉根を寄せると
「当たり前だ。洗剤が口に入れば苦い。当然だろ?そう言う時は、唾を使うんだ。おまえのデケェ乳に唾をたらふく流し込んで、泡の代わりの潤滑剤にしろ」
 笠原が嘲るように恵美に告げると、恵美は直ぐさま舌を突きだし、唾液をチ○ポを挟んだ乳房に流し込む。
「もっとだ」
 笠原が更に要求すると、恵美は舌を戻して口を閉じ、唾液を集める。
 皮肉にも洗剤を舐めた為に、生体反射で大量に唾液が分泌され、直ぐに口腔いっぱいに溜まると、恵美はそれを乳房の谷間に有る亀頭に向かって、窄めた唇から滴らせた。

 トロトロと唇から流れ出た唾液は、笠原の亀頭に受け止められ、亀頭から乳房の谷間に流れ込む。
 恵美の乳房の谷間に有るボディーソープの泡が、唾液で流され肌を露出させると、恵美は舌を伸ばして顔を近付け、亀頭に舌を当てて、表面に這わせ舐め上げる。
 その間も、両手は押し付ける乳房をこね合わせ、笠原のチ○ポを扱き、柔らかな刺激を与え続けた。
 恵美は、笠原の亀頭を口に呑み込み、口腔内で飴を転がすように舌で舐めながら、唇を窄めて吸い上げ、頭を上下させる。
 その絶妙とも言える刺激に、笠原はニヤリと笑い
「おう、良いぜ。そうやって、俺が気持ち良く成るよう考えろ。それが[奉仕の心]って奴で、おまえ達姉妹は、常に持ち続けなきゃなら無ぇものだ」
 スッと、恵美の頭に手を置いて黒髪を撫でながら告げる。

 恵美は、コクリと目で肯くと、笠原はニヤリと笑い
「だがよう、まだ甘い。これぐらいは、しなくちゃな」
 言い放つと、恵美の髪の毛を握り込んで、頭を動かせなくすると、そのまま乳房の谷間に押し込んだ。
 恵美の乳房を持つ両手が離れ掛け、チ○ポが開放され掛けると
「おら!誰が放して良いって言った!チ○ポは挟み続けろ!」
 鋭い叱咤が跳び、恵美はビクリと震えて、両手に力を込め、乳房を押し付ける。
 その間も、髪の毛を掴んだ笠原の手は動き、恵美の頭を激しく上下させ
「これぐらい、頭を動かせ!もっとねちっこく舌を押し当てろ!ちんたらやっても、刺激が足り無ぇんだよ!」
 恵美に捲し立てると、恵美は必死に成って笠原の命ずる通り、頭を動かして舌を這わせ、唇を絞め、チ○ポを激しく扱き上げた。

 笠原は、恵美にパイズリを教えると、そのまま頭を強く押し込んだ。
 亀頭が口腔内に深く入り込み、喉奥を押し上げる。
 恵美は、笠原の意図が分からず、両乳房を合わせて笠原の押し込む力を受け止めようとするが、笠原は上体を起こして、恵美の頭に覆い被さり、体重を掛けて頭を押さえ込む。
 自分の乳房に顔を押さえられ、呼吸ができなくなった恵美が両手を離すと、途端に乳房で受け止めていた顔が下がり、亀頭が喉奥深くを突き上げる。
 恵美が嘔吐反射で喉奥を痙攣させ、パニックを引き起こして暴れ始めると、恵美の背中を笠原が平手で打ち付け
「暴れるんじゃ無ぇ!喉を開いて、受け入れろ!俺のチ○ポが入る穴は、全部マ○コだって言ったろうが!今のおまえの口はマ○コだ!クチマ○コなんだよ!分かったら、ちゃんと受け入れろ」
 恵美に怒鳴りつけると、恵美の身体がビクリと震え、一切の抵抗が止み、嘔吐反射で背中を波打たたせるだけと成る。

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