隷属姉妹
MIN:作

■ 第4章 突き付けられる選択4-1

 笠原の部屋の前に立ち止まった愛美に
「入れ」
 ぶっきら棒な笠原の声が命じ、愛美は泣きそうな顔に成りながら、ランドセルを担いだまま扉を開いて、部屋に足を踏み入れた。
 足を踏み入れた愛美をジロリと睨み、手を持ち上げてヒラヒラと揺らし、無言で手招きする。
 愛美の身体がガクガクと震え、涙目に成りながら
「か、笠原様…。た、た、ただいま…戻りました…です」
 訳の分からない帰宅の挨拶をすると、笠原は愛美の言葉など聞こえて居なかったように、手招きする手を振り続けた。
 何も答えが返って来ない事に、不安を募らせ、愛美は顔を引攣らせて、足早にベッドの傍に立つと、笠原は愛美の頭に手を伸ばす。
 愛美は、身体をビクリと震わせ、全身を硬直させて固く目を閉じ怯える。

 そんな愛美を嘲笑うかのように、笠原の手は、愛美の頭にポンと置かれただけで、何もしない。
 ジッと身を固め怯えていた愛美は、この状態に耐えられず、固く閉じていた目をソッと開き、薄く開いた瞼越しに状況を確認すると、笠原の顔に怒りの表情は無く、ニヤニヤ笑っていた。
 悪意のある嫌な笑いに、愛美は不安を感じながらも、この状態から逃げる為に
「笠原様、ごめんなさい」
 笠原に謝った。
 すると笠原は、ニヤニヤした笑いを強め
「どうした…。何で謝ってる?」
 愛美に問い掛けると、愛美は自分が嵌められている事にも気付かず
「帰って来て、直ぐに笠原様に挨拶しなかったからです」
 自分で罪を作り、理由付けしてしまう。

 笠原は、愛美の頭に置いた手で、ポンポンと軽く叩きながら
「そうか…。愛美は、俺に挨拶が遅れた事を、悪い事だと思ってるんだな?」
 静かに問い掛けると、愛美は怯えた涙目を笠原に向け、コクリと頷く。
 笠原は、フフンと小さく鼻先で笑い
「なら、悪い事をしたら、どうされるか言ってみろ」
 愛美に告げると、愛美は再びビクリと身体を震わせ、固く目を閉じ
「は、はい…。ば、罰を受けます…」
 震えながら笠原に答えると、笠原はアナル栓のリモコンを取りだして、リモコンで愛美の頬を撫で
「何分が良い?」
 問い掛ける。

 笠原の問いと頬を撫でる固い感触で、閉じていた目を開き、リモコンを確認すると、開いた目が更に丸く見開かれ、[ヒッ]と息を飲み固まると同時に、リビングで眠っていた恵美の姿を思い出し
「あ、あの…。そ、それ以外の…、罰は…ダメですか…」
 引き攣った震える声で問い掛けると、笠原はリモコンを引き戻して手で弄び
「何だ?こいつはイヤなのか?」
 再び問い掛ける笠原に、愛美は思い詰めた顔でフルフルと首を左右に振り
「あ、あの…。罰は…仕方が無いんですけど…。お、お姉ちゃん…も…」
 怖ず怖ずと理由を告げると、笠原はニンマリと笑って
「ああ、そうか。恵美には関係無いって、そう言いたいんだな?」
 愛美に問い掛ける。
 笠原の問い掛けに愛美がコクリと頷くと、笠原は愛美の頭から手を放して、リモコンをベッドの上に置き
「分かった。愛美の言う事を聞いてやる。だが、その分痛いぞ」
 愛美に告げると、愛美は安堵しながらも思い詰めた表情で、コクリと頷いて
「お願いします」
 ハッキリと笠原に答える。

 笠原は、フフンと鼻先で笑いながら、自分の太股をトントンと叩き
「俺に尻を向けて、ここに乗れ。大昔から、悪い事をした子供は、尻を叩かれるって、相場が決まってる」
 自分が、これから何をされるのかを教え、愛美に命じると、愛美は泣きそうになりながらもベッドに這い昇り、笠原の伸ばした足に抱き付くような姿勢で、お尻を差し出した。
 笠原は、愛美のスカートをバサリと捲り上げ、パンティーをズルリと引き下げると、愛美の幼い生尻を剥き出しにした。
 剥き出しにされた、幼い未成熟なお尻の中心に、凶悪なアナル栓の底部が存在を主張している。
 幼い少女の、青い果実とさえ呼べないアナルを貫くその光景は、笠原の嗜虐心をゾクゾクと擽り
(この歳から、アナル狂いに成る調教すりゃぁ、どんなマゾ牝に成るか愉しみだな。まぁ、最悪壊れても構わ無ぇし、こいつには徹底的に飴と鞭を刷り込んで、俺好みの女に仕込んでやる。上手く育ったら、死ぬまで飼ってやるよ…)
 邪な欲望を抱き、毒牙を剥き出しにする。

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