隷属姉妹
MIN:作

■ 第4章 突き付けられる選択4-2

 笠原の行動で、愛美は羞恥と恐怖で顔を真っ赤に染め、笠原の臑に顔を埋めてガクガク震える。
 すると笠原は、愛美の尻朶を両手で撫で回し
「おい、こんなに力を入れると、余計痛ぇんだぞ。もっと、力を抜け」
 愛美に教えると、愛美は懸命に恐怖を押さえつけて、身体から力を抜いた。
 芯の残ったマシュマロのような、柔らかでスベスベの尻朶の感触を愉しみながら
「何発だ?」
 笠原が問い掛けると、一瞬の間が有り
「5…。いえ…10…。や、やっぱり、20発で!」
 愛美が笠原に答える。
 申告した数が少ないと、笠原に対する[謝罪の心が少ない]と言い兼ね無い事を、小学4年生の愛美でも理解しており、チラチラ顔色を窺いながら告げると、笠原はフフンと小さく笑いながら
「20は多い。10発だ。1発叩かれる度に、感謝と反省を言え」
 愛美の予想に反し、数を減らして愛美に命じ、右手をそこそこの力で叩き付ける。

 パシンと小気味良い肉を打つ音が鳴り、尻朶の肌が赤く色付き
「ひぐぅっ!」
 耐える噛み殺した苦鳴の後
「有り難う御座います。申し訳御座いませんでした!」
 感謝と謝罪を叫ぶ。
「何をされて嬉しいんだ?何をしたから謝るんだ?もっと、ハッキリ言え!」
 笠原が愛美に問い掛け命じ、2発目を先程より強めに叩き付ける。
 愛美の反対側の尻朶が赤く染まり
「はいぃぃぃっ!罰をくれて有り難う御座います。挨拶が遅れてごめんなさい」
 愛美が叫ぶ。
 一発打つ毎に笠原は、微妙に問いを変え、愛美に罰でお尻を叩かれる事に感謝させ、笠原の決めたルールを破る事に謝罪させる。
 左右5発ずつ叩かれた、愛美の尻朶は、猿のように真っ赤に染まり、笠原に対する礼儀と忠誠を叩き込まれた。
 しかし、笠原の膨れ上がった欲望は、それだけでは済まなかった。
 笠原の毒牙は、愛美の心の中心を捉え、その悪意有る毒に侵されて行く。

 お尻を叩かれた愛美は、お仕置きが終わっても笠原の足の上から動こうとはしない。
 それどころか、捲れ上がったスカートも、ずらされたパンティーすら、直そうとせずお尻を突き出したままで居る。
 笠原は、愛美の尻朶を撫で回し
(良い感じで熱を持ったな…。やっぱり、10発が妥当だったな…)
 愛美の申し出を20発から10発に減らした目論見が的中した事にほくそ笑み、アナル栓に目を向けると、アナル栓を呑み込む愛美のアナルも、プックリと膨れ赤く腫れていた。
(上出来…)
 ボソリと内心で呟き、笑いを噛み殺す。

 20発笠原の力で叩けば、愛美の尻朶は麻痺し、アナルはアナル栓と擦れ出血した筈である。
 一発一発を加減すれば、それは防げるが、加減している事を知られれば、意味が無くなってしまう。
 あくまで、打擲は罰で有り、力を抜くべき物では無い。
 罰の目的を見透かされる結果に成り兼ね無いのだ。
 その為に、適切な数を算出し、申し出た量を減らす時は恩に着せ、増やす場合は強く叱責し、目的の状態に成るよう調整する。
 今回の笠原の目的は、尻朶を少し腫れ上がらせ、熱を持たせる事が第1目的で、あわよくばアナルの粘膜も腫れさせると言う所だった。
 そして、笠原は叩き方を工夫して、二つの目的を達成した。

 首尾良い結果を得た笠原は、右手の親指の腹で中指の先端を押さえ円を作ると、ソロソロとアナル栓の底部に伸ばし、中指の先端を開放する。
 俗に言われる[デコピン]が、愛美のアナル栓の底部を叩くと
「ひゃん」
 愛美が一声鳴いて、頭を跳ね上げ、背を反らし身体を硬直させる。
 眉根に皺を寄せ、固く目を閉じた表情は、痛みに堪えているように見えた。

 だが、笠原だけには、その声と表情の原因が痛みではない事を分かっていた。
 そして、笠原は愛美を更に追い込む為に、次の段階に移行する。
 笠原は、ニヤニヤとした笑いを強め
「愛美。そこの黒バッグの中から、軟膏のチューブを取れ」
 愛美に命じながら、アナル栓の鍵に手を伸ばす。
 愛美は、真っ赤な顔を持ち上げ、命じられた黒バッグを探すと、それが直ぐ近くに有るのを見付け、手を伸ばしてバッグを拾い、言われるままに市販品の軟膏チューブを取り出し、笠原に手渡した。
 チューブを受け取った笠原は、愛美のアナル栓の底部に鍵を挿し、ロックを外すと底部を回してアナル栓の大きさを変える。

■つづき

■目次

■メニュー

■作者別


おすすめの100冊