隷属姉妹
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■ 第4章 突き付けられる選択6-2

 笠原の思惑など知る由もない恵美は、四つん這いに成って白く艶やかな、張りの有るお尻をクッと突き出し、上半身を床に押し付けて支え、両手を尻朶に回して押し広げ
「イヤらしいケツマ○コで感じる姿をご覧下さい」
 顔を笠原に向けて宣言すると、右手の人差し指と中指と薬指をアナルに呑み込ませ、左手でクリ○リスを擦り始めた。
「あああああっ!あうっ!うぐぅっ!くふぅぅぅん!あん、うきゅぅぅぅっ!」
 何はばかる事の無い淫声を上げ、恵美のお尻が突き出されては引かれ、グネグネとくねり、弾むように躍動する。

 極上のスタイルの美女が見せるアナルオナニーは、それだけでも興奮を掻き立てて止まないが、笠原に向け続ける、恥辱と快楽の狭間で葛藤する、恵美の表情が笠原のチ○ポをギンギンに固くさせた。
 ヌチャヌチャと音を立て、指を出し入れしながら
「お願いですぅ〜〜〜っ…。恵美の…ケツマ○コに…おチ○チンをお恵み下さい…。ズンズン突いて、掻き回してぇ〜〜〜っ…!」
 泣きそうな顔で叫ぶ恵美に、笠原の理性が崩壊し、思わず立ち上がって飛び掛かりそうに成ったが、鍼で麻痺させた足が動かず、行動に移す前に我に返った。
(やべぇっ!ここで、立ち上がってたら台無しになる所だったぜ。鍼を打ち替えて、正解だったな…)
 内心で冷や汗を掻きながら、落ち着きを取り戻した笠原は、恵美に更なる恥辱を与える。

 笠原は、ベッドに横に成るとポンポンとマットレスを叩き
「そこじゃ、良く見え無ぇ。上がって来いや」
 恵美に命じると、恵美は項垂れてキュッと唇を噛み締めながらも、言われるままにベッドに近付く。
 ベッドに近付いた恵美に
「尻を俺の顔の方に向けて、四つん這いに成って続けろ」
 鷹揚に命じると、恵美は唇を噛み締めながらベッドに上がって、笠原の胸板を跨いで下肢をマットレスに着き、蹲るように背中を丸めて、オ○ンコを隠すように股間の間から両手を出して、右手をアナルに伸ばし、左手をクリ○リスに添える。
 両手を股間に回している為、上半身を支えるのは太股の筋肉なのだが、日中の激しい屈伸運動の為、恵美の足腰の筋肉にその力は残っておらず、笠原の太股に乳房を押し付けて、バランスを取るしかなかった。
 惨めで恥ずかしい体勢を取った恵美は、グッと奥歯を噛み締め呼吸を整え
「ど、どうか…。いやらしい恵美のアナニーをご覧下さい…。変態の恵美がケツマ○コで感じる姿を愉しんで下さい!」
 掠れて震える声で宣言し、笠原の顔の直ぐ前で、先程と同じようにアナルオナニーを再開した。

 恥ずかしさと惨めさで、気が狂いそうに成る中、恵美はそれを忘れさせる物に傾き始めた。
 そう、下半身から伝わる、強烈な快感である。
(ああっ…、気持ち良い…。こんな、変な…、変態がする事なのに…。こんな、いやらしい姿を晒してるのに…。気持ち良い…)
 快感が筋肉の疲弊を忘れさせ、グネグネと腰がくねり、お尻が揺れ動く中、その中心で右手の三指が妖しく蠢いて快感を穿り出し、左手の親指と人差し指が、赤く腫れ上がったクリ○リスを摘み、擦り、転がし嬲り抜いて、快感を加速させて行く。
「あうっ、あうぅ、あぐぅぅぅぅっ」
 獣のような声を上げ、お尻を淫らに振る恵美の姿に、笠原はゴクリと生唾を飲み、思わず両手を伸ばしていた。
 だが、その両手は恵美の尻朶に触れる前に、ピタリと動きを止め、笠原の顔が邪悪に歪む。
(おおっと、折角媚薬が効いてんだ。普通の刺激じゃ、詰まん無ぇ…)
 内心で言い放ちながら、スッと右手を軽く持ち上げ、次の瞬間スナップを利かせて、恵美の尻朶に掌を叩き付ける。

 パシーンと小気味良い肉を打つ音が響き、恵美の頭が勢い良く跳ね上がり
「くひぃぃぃっ!」
 引き攣った悲鳴を上げる。
 この時、歯を食いしばり顔を上げた恵美の脳裏に、ゾワリとした本能的に恐怖が走った。
 強い痛みの中に走る、毛筋程の別な感覚。
 その感覚は、意識が感じるよりも早く、肉体が感じ取り、腰骨をガクガクと震わせ、反った背中に粟のさざ波を立て、全身に溶け込むように浸透して行き、身体中の筋肉を弛緩させ、力を奪って行く。
 それは、極一瞬の出来事だったが、恵美は確かに感じた。
(えっ…。なに…、今の…)
 内心で戸惑う恵美が、答えを見付ける前に
「ほら、もっと鳴け!」
 言いながら、今度は左の尻朶に強い痛みが走る。
 そして、その強い痛みを感じた恵美は、更にゾッとした。
 最初の一撃で感じた痺れるような感覚が、明らかに強く成っていたのだ。

 (これ!変!)
 恵美が咄嗟に気付いて、慌てて笠原に許しを請おうとしたが、恵美の柔らかで張りの有る尻朶の感触に、笠原は興奮で我を忘れ、パシンパシンと乱打し始める。
 連続する尻朶への強い刺激の波が拡がり、その衝撃と刺激がぶつかり合い、絡まって、因り大きな波と成って恵美を呑み込む。
 十数発、強弱を付けて尻朶を叩かれる感触は、恵美にハッキリと快感を感じさせ、許しを請う言葉を巻き込んで、淫声を上げさせる。
「うくんっ、はん、あはん、くふぅぅぅぅん!ひんっ、あひぃぃぃぃっ!」
 腰をくねらせ、痛みを快楽で塗り潰すかのように、恵美の手の動きが速く激しくなり、その手の動きに同調するように、赤く染まり始めたお尻が激しくくねる。

 笠原は、激しく跳ね回るお尻を、まるで打楽器を叩くように、リズムを刻んで掌で打ち付け、恵美はそのリズムに合わせて妖しく腰を振り、高く低く淫声を上げ、淫らな鳴き声の唄を奏でた。
 自分の淫らな鳴き声を聞きながら、痛みと快感で頭が白に塗り潰される中、それでも必死に自分を保とうとする恵美は、ポロポロと涙を流し、分断して、グチャグチャに掻き混ぜられる思考を掻き集め[何で…?]と問い続ける。
 ポツリ、ポツリと泡のように浮かび上がる問い掛けは、[何でこんな事してるの?]、[何でこんな事されてるの?]、[何でこんな思いをするの?]、[何でこうなったの?]、[何で叩かれてるの?]、自ら選んでしまった結果だと、知っている故答えが出ず。
 [私の身体、どう成ったの?]、[どうして、こんな事が気持ち良いの?]理解出来ない状態に答えが出ず。
 [私、どう成るの?]、[私の身体、どう成るの?]、[私達どうされるの?]予測不能な未来に答えが出なかった。
 不安、恐怖、後悔、痛み、それらの答えが出ない辛い事から、恵美は無意識の内に逃げ、ただ一つ嫌な事では無い、快感に身を任せ始める。
 叩かれる尻朶が、真っ赤に染まり腫れ上がる頃、恵美は何も考えられなく成り、快感に染まりきった淫声を上げ、オ○ンコから粘つく愛液を滴らせ、全身に粟を這わせてビクビクと身体を震わせていた。

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