隷属姉妹
MIN:作

■ 第4章 突き付けられる選択6-4

 そんな深い絶望の中、恵美はハッと我に返り、何故自分がこんな事をしているのか、その理由を思い出す。
(ダメ!ダメダメ!こんな事で、あの男の興味を削いじゃ、好美達が狙われる!私で!私で満足させなきゃ!私が、あの男の欲望を全部受け止めなきゃ…。あの男は、絶対に好美達に手を出す。愛美は、小学生だしまだ大丈夫だろうけど、好美は危ないわ。中学1年生だけど、身体はもう立派な女の物だし、私以上の綺麗な顔なんだから、絶対に危ない!あの男に年齢の禁忌なんて絶対に無い筈だから、私が満足させなきゃ、次に狙われるのは好美よ。あの子は、気が強いし意地っ張りだから、あの男の挑発に直ぐ乗って、絶対に酷い目に遭わされちゃう…)
 カメラを設置しながら、笠原の考えを蕩々と分析して、4台目の設置を終えた時には、恵美は決意を固めた表情で、ベッドの笠原に向き直り
「笠原様。設置を終えました」
 満面に笑みを浮かべ、頭を下げながら告げると、笠原は恵美の浮かべた笑みから、心理状態を見抜き
「まだだ。残りの3台はベッドの周りに設置しろ。2台は、俺の頭側の左右から俺の身体がフレームの下に来るように。もう1台は、ベッドの足元から、俺のチ○ポの中心がフレームの真ん中に来る位置で設置して、最後に残った1台は俺に渡せ」
 指示を飛ばすと、恵美はようやくビデオカメラが8台も有った理由を理解する。

 撮影者は、足の不自由な男只1人で、撮れる映像は本来、至近距離からの物しかない。
 それをフォローする為の四隅のビデオカメラだが、それでもカメラの死角は充分に有り、顔を逸らせカメラから逃げる事は、十分に可能だった。
 だが、それを逃がさないのが、中距離に設置されたローアングルから見上げる、ベッド脇の2台のビデオカメラで、更に結合部を専門に狙うカメラまで設置させられたのだ。
 どうしようも無い程、逃げ場など無かった。
 愕然を通り越して唖然とする恵美に、ビデオカメラを右手に掲げた笠原が
「さぁ、準備できたぜ。これから、おまえのよがる姿を全部映像に収めてやる。精々色っぽく悶えて見せろ」
 恵美に告げると、恵美はグッと奥歯を噛み締め、ベッドの上に立ち上がり、上体を起こした笠原の腰を跨ぐ。
 笠原の目の前30p程の場所に、丁度恵美の股間が位置して、全ての陰毛を引き抜き、覆い隠す物が全く無くなった恵美の陰部の全貌を晒している。
 真っ赤に腫れ上がったクリ○リスや、パックリ開いた大小の淫唇が丸見えに成り、トロトロと滴る愛液の流れも、隠しようもなく全て笠原に見られている。

 すると笠原は、ビデオカメラを持った右手を動かし、斜め下から恵美の股間と乳房と顔がフレームに入るように固定した。
 見下ろす形となった恵美は、ビデオカメラのビュアモニターに映る自分の姿を目の当たりにし、再び羞恥が込み上げ、悔しそうに顔を歪めながら視線を反らすと、モニターを見詰めていた笠原の左手が振られバシンと強く太股を打たれる。
 恵美が痛みで視線を笠原に向けると、笠原は恵美の目を睨み付けながら、左手の人差し指と中指で自分の両目を示し、直ぐにカメラのレンズを指差して、最後は左手を口の前に移動させ、手を握っては開いた。
 笠原のジェスチャーの意味は、多分小学生の愛美でも理解ができる程、分かり易く且つ屈辱的な物だった。
 恵美は、諦めきった目をカメラのレンズに向け、ジッとレンズを見詰めながら
「どうか、恵美のケツマ○コを使って下さい…」
 掠れた声で懇願する。
 笠原は、その恵美の表情をモニターで確認し、言葉を聞いて顎をしゃくる。

 笠原の仕草に、恵美は恥辱と屈辱で瞳を震わせながら、ユックリと膝を折る。
 膝を折るたびに、恵美の股関節が拡がり、隠しようもない秘部がカメラに近付いて行く。
 フレームから、陰部が外れそうになると、笠原は手を伸ばして下げながら、恵美の陰部と乳房の間から覗き込む表情を収め続けた。
 そのモニターに映る、イヤらしいアングルの自分の映像は、嫌でも恵美の目に入り羞恥を掻き立てる。
 顔を真っ赤に染める恵美の表情を捉えながら
「随分見せ付けるじゃ無ぇか。そんなにこのアングルが気に入ったか?」
 笠原が茶化すように告げると、恵美は自ら羞恥の時間を延ばしていた事に気付き、膝を折る速度を速めると、笠原が伸ばしていた手が引かれ、恵美の胸元の正面に移る。
 驚き顔の恵美が顔の前に移動したカメラを見詰めると、その奥にある笠原の顔がニヤニヤと愉しそうに笑い
「中々良い画が撮れたぜ。それもタップリとな…」
 恵美に告げると、笑いを噛み殺し
「おまえ、ひょっとして露出の趣味も持ってんのか?アナル好きだし、随分な変態だなぁ」
 恵美を嘲って笑う。

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