隷属姉妹
MIN:作

■ 第4章 突き付けられる選択6-5

 笠原の言葉に、恵美の頬が怒りでサッと赤く染まり、目線に力が籠もると
「何だ?図星を突かれて反論するのか?良いぜ、聞いてやる。だがよぉ、墓穴を掘る事になら無ぇよう、言葉は選べよ」
 笠原が茶化したような口調で恵美に告げるが、モニターから外れた目線は、ギロリと恵美を睨み付け、恵美はその目線の力に呆気なく屈して
「は…い…。私は、変態です…」
 か細い声で笠原の言葉を認め、視線を伏せる。
 すると、その視線の先には、別のカメラのレンズが恵美の顔を正面から捉えていた。
 ハッと成って、逸らすように視線を上げて顔を振ると、そこにもカメラのレンズが待ちかまえている。
 この時点で、ようやく恵美は自分自身が設置したビデオカメラの配置が、計算され尽くした物であり、逃げ場は顔を天井に向けるしかないが、その逃げ場すら笠原の手に持たれた、至近距離を自由に動くカメラで潰され、何処にも無く、アナルを犯される全ての光景と表情が映像として記録される事を理解した。

 逃げ場など何処にも無い事を理解した瞬間、恵美の中で何かが切れ、ガッと右手で笠原のチ○ポを握り
「笠原様の御チ○ポで、よがる変態の恵美をご覧下さい」
 笠原の持つカメラのレンズを見詰め宣言すると、アナルに亀頭を添えて、一挙に腰を下ろした。
 しかし、恵美の覚悟も虚勢もこの時点で消滅してしまう。
 媚薬に因る疼きは、チ○ポに擦られる事により、一挙に開放されて恵美の快感神経を凄まじい勢いで駆け抜け、脳を直撃する。
 チ○ポの挿入により、恵美の腸壁が蠢くように蠕動し、チ○ポに絡み付いて擦り上げられ、細胞の一つ一つが快感を感じ、産み出して行く。
 媚薬に因り鋭敏にされた感覚神経が、アナルオナニーで活性化され、本来なら有り得ない程の凄まじい快楽を産み出したのである。
 その凄まじい快感は、恵美の思考を打ち砕き、意思を一瞬で霧散させた。
 午前中に刻み込まれた快感が、時を経ていきなりMAXレベルで蘇り、恵美の意識が一呑みされる。

 半分白目を剥き、ビクンビクンと痙攣する姿をカメラに収めながら、笠原は左手を伸ばし、恵美の右乳房を爪を立てながら力一杯握り込んで
「おら!入れただけで、気をやってんじゃ無ぇぞ!このアナル狂いの処女牝!」
 笑みを含んだ声で怒鳴りつける。
 乳房から走る痛みと笠原の怒声で、呆けていた恵美の顔がビクリと震え意思が僅かに戻り、蕩けた視線を笠原に向けながら、腰をくねらせた。
 その腰をくねらせる僅かな動きで、恵美はビクンビクンと身体を痙攣させ、乳房を握り込まれた痛みにも、眉根に皺を寄せ身を捩るも
「くふぅぅぅぅぅっ…」
 漏れ出た苦鳴は、鼻に掛かって、快感を感じている事を示し、ブワリと全身に拡がった粟が、その刺激がどう言う類の物として、身体が感じているのか、ハッキリと物語っている。

 笠原は、恵美の身体の反応にニンマリと笑いながら、どこ迄の痛みが快感に感じられ、どこからを痛みと感じるのか確かめたく成り、恵美の乳房を握りつぶし、捻り上げた。
 恵美の表情は痛みに歪む物の、キュンとアナルが笠原のチ○ポを締め上げ、絡み付いた腸壁がビクンビクンと大きく痙攣する。
 乳房を握り捻り上げた笠原が、その乳房を引っ張ると、恵美の腰が震えながらグルリとくねり
「あぐぅぅぅぅっ…」
 苦鳴を漏らすが、それは鼻に掛かった甘い鳴き声で、真の苦痛を示す物では無く、その証拠に恵美の乳房から全身に、刷毛で掃いたように粟が浮き立ち、漣のように拡がって行った。

 恵美の反応に、笠原は乳房に左手を叩き付け、赤く染め上げながら
「おら、恵んでやったんだ。おまえだけ愉しんでないで、ちゃんと奉仕しろ!」
 命じると、恵美は虚ろな視線をカメラに向けながら
「も、申し訳御座いません…。直ちに…」
 笠原に謝罪し、笠原の首に腕を回し、唇を重ねて舌を突き出し、腰を引き上げた。
 途端に、亀頭が腸壁を擦り上げ、恵美は拡がる快感に声を押し殺して耐えるも、まとわりつく腸壁の震えから、笠原は恵美の感じている快感を理解し
「誰が、我慢しろって言った?おまえは、変態の淫乱なんだから、我慢なんか必要無ぇだろ?」
 バシンと大きな音が鳴る程の強さで、掌を尻朶に叩き付けた。
「んくぅぅぅっ!」
 くぐもった苦鳴を漏らしながら、重ねた恵美の唇が笠原から離れ、頭を跳ね上げる。

 赤く腫れ上がった恵美の右の尻朶に、更に濃い赤の笠原の手形が刻み込まれ、恵美の腰がキュンと突き出され、背を反らせながら全身をブルブルと震わせ、眉根を寄せて硬直する恵美は、痛みに堪えているのか、快感に打ち震えているのか、見た目では分かり辛かったが、アナルを貫く笠原のチ○ポは、その答えを知っていた。
 ビクンビクンと大きな痙攣と、漣のような細かい痙攣が、絡み付く腸壁から伝わり、得も言われぬ刺激を笠原のチ○ポに送り込む。
(こいつのケツマ○コ…。間違い無く、[名器]だぜ…。何十人とケツ穴掘ったけど、こいつ程の女は出くわした事が無ぇ…)
 恵美のアナルの感触に驚きながら、乳房に往復ビンタを与え
(くぅぅぅっ!早く、こいつのオ○ンコも確かめてみてぇ!このケツマ○コなら、前のオ○ンコも期待大だ!)
 無毛の恥丘の奥で白濁の愛液を吐き出す、恵美のオ○ンコを見詰めながら、笠原はニヤニヤとゲスの笑みを浮かべる。

 笠原の意図も思惑も全く理解していない恵美は、ひたすら自分の身体に起きて居る、異常事態に戸惑っていた。
 身体が感じた事と、脳が知覚した事と、身体の反応が、自分の経験した記憶の何処にも当て嵌らない。
 身体が感じているのは、明らかに[痛み]で有る。
 脳もその感触が[痛み]であり、[叩かれた]事を認識している。
 この場合、通常なら痛みに堪える為、拒絶しようと筋肉は硬直し、反射的に身構える筈なのだが、今の恵美の身体は、まるで麻痺したように筋肉が弛緩し、打擲を受け入れている。
 それ以上に恵美を戸惑わせているのは、叩かれる度に走る[痛み]の衝撃が、キュンキュンと子宮を収縮させ、ゾワゾワと背筋を粟立たせて居る事だ。
 恵美の身体は、乳房を叩かれる行為を[強い刺激]と認識し、[痛み]を[快感]と捉えている。
 この感覚の[誤認]は、笠原が塗った媚薬が原因で有った。
 だが、媚薬を塗られた事自体知らない恵美は、[自分の身体がおかしくなっている]と認識しながら、抗う事のできない快感に飲まれて行く。

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