隷属姉妹
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■ 第4章 突き付けられる選択7-4

◇◇◇◇◇

 昼を過ぎ、日が傾き掛けた頃、愛美が帰って来た。
 愛美は、玄関を潜ると真っ直ぐに笠原の部屋に行き
「愛美帰りました。何かご用は有りませんか?」
 帰宅の報告をして問い掛けると、笠原が中に入るよう命じる。
 愛美は言われるままに、扉を開いて中に入ると、様変わりした両親の寝室に顔を強張らせて立ち尽くす。
 愛美の行動に、笠原が訝しげな表情を浮かべると、涙を浮かべた愛美が
「パパとママのベッド…」
 ボソリと呟く。
 震える愛美の呟きに
(ああ…。思い出の品ってヤツか…)
 その行動の意味を理解し、フッと鼻先で笑って
「ああん!ベッド?ああ、あの使い辛いベッドは、捨てた。俺には、必要ないからな」
 愛美に言い放つと、愛美はボロボロと涙を流し
「パパとママのベッドなのに…」
 スカートの裾をギュッと握って泣きじゃくる。

 そんな愛美の泣く姿に
(鬱陶しい!)
 妙子に植え付けられた、笠原の苛立ちに火を付けた。
 笠原は、無言で愛美を手招きすると、愛美はビクリと震え怯える。
「俺の言う事が、聞け無ぇのか?」
 笠原が低い声で問い掛けると、愛美の身体が更にビクリと震え、項垂れながら怖ず怖ずと近付くと、笠原の手がガッと愛美の肩を掴み、ベッドの上に引き倒す。
 上半身を引き倒され、下半身はベッドの外になっている為、愛美のお尻が突き出された形となり、笠原は手を振り上げてそのお尻に叩き付けた。
 パシーンと言う肉を打つ音が響き、愛美の身体がビクンと震え
「俺の言う事を聞け無ぇヤツは、こうだ!」
 怒鳴りながら何度も何度も尻朶に掌を打ち付ける。

 掌が打ち付けられるたび、愛美の身体がビクンビクンと震え、啜り泣く声が消えて行く。
 そして、十数発叩き付けた時
「キャフン」
 愛美の甘い鳴き声が漏れた。
 愛美の鳴き声に、笠原の手がピタリと止まり、愛美は両手で口を押さえ、焦った顔を伏せる。
 笠原が、叩いていたお尻に目を向けると、愛美のパンツのクロッチ部分は、しっとりと濡れていた。
(このガキ…、濡らしてやがる…。へへへっ、面白そうな玩具が手に入ったぜ)
 笠原は、ニンマリと笑うと、愛美の頭を撫で
「良いか…。これは、躾だ。おまえは、悪い事をしたから、打たれたんだぞ…」
 猫撫で声で告げると、愛美の頭がコクコク頷き
「はい…。ごめんなさい…」
 掠れた声で謝罪する。
 その声は、明らかに欲情の色を含んでいた。

 笠原は、ニンマリと笑うと
「ランドセルを置いて、ベッドの上にあがってこい」
 愛美に命じると、愛美は言われるままにベッドの上にあがる。
 すると笠原は、右手の人差し指を振り
「顔をあっちに向けて、尻を突き出せ」
 サイドテーブルの引き出しを開いて漁りながら、愛美に命ずる。
 愛美は、言われるまま、クルリと回転して、笠原にお尻を突き出すと、いきなりパンツを引き下ろされ、尻朶が剥き出しにされた。
 愛美が慌ててお尻を隠そうとすると
「おかしいな?俺は、こんなに腫れるまで、叩いちゃい無ぇ筈だぞ…」
 笠原がボソリと呟き
「何やった?」
 愛美に問い掛ける。

 笠原の問い掛けに、愛美の動きがピタリと止まり、息を潜めた。
 黙り込む愛美に、笠原が右手をユックリ持ち上げて、ピシャリと尻朶に打ち付け
「何やった?」
 同じ質問を繰り返すと、愛美は笠原の足に顔を埋め
「自分で叩きました…」
 ボソボソと告白する。
 その答えを聞いた笠原は、腹を抱えて笑いそうに成ったが、グッと堪えながら
「何でだ?」
 答えが分かり切った質問をする。

 笠原の問い掛けに、愛美はジッと動きを止め、笠原の足に顔を埋めたまま何も答えられない。
 愛美自体が理解していない感覚を求め、自分でも異常と思える事を行ったのである、言える訳が無かった。
 しかし、その沈黙こそが答えなのである。
 愛美は、人に言えない事をこっそりとやってしまった。
 そして、その事を悪魔に知られたのである。

 笠原は、腫れ上がった愛美の尻朶を撫でながら
「こんなに成るまで叩いて、理由が無い訳無ぇだろ…?」
 ボソボソ問い掛けると、愛美の尻朶にザワザワと粟が立ち、愛美が何かを我慢するように身体を強張らせた。
 笠原は、ニヤリと笑って、スッと右手を持ち上げ、左手では撫でながらパチンと尻朶を叩いた。
 そして、直ぐに叩き付けた右手で撫で回し、左手を放して叩く。
 片方は撫で、片方は叩くを繰り返すと、愛美の震えが大きく成り、幼いオ○ンコが綻んで牝蜜を滴らせ始める。
「ほら、正直に言わ無ぇと、何時までも止め無ぇぞ」
 笠原が言うと、愛美はギュッと身体に力を込め
「今と同じ感じがして、止められなかったの!」
 叫ぶように笠原に答える。

 すると、笠原は叩く手を止め、綻んだ幼いオ○ンコを指先で撫で上げ、滴る牝蜜を掬い取る。
「きゃふん!」
 愛美の頭がビクンと跳ね上がり、可愛らしい淫声を上げると、笠原は愛美の顔の前に指を差し出して、愛美に濡れ光る指先を見せ
「これが何か分かるか?」
 問い掛けると、愛美はその指から視線を反らし
「お、おしっこ…です…」
 掠れ震える声で答えると、再び笠原の手がパチンと尻朶を打ち
「そんな訳、無ぇだろ。こいつは、おまえのオ○ンコから出たモンだ。おまえは、オ○ンコで小便するのか?」
 嘲るように問い掛けると、愛美はブルブル震え、黙り込む。
 愛美の態度に、笠原は愛美が本当にその液体の正体を知らない事を悟り、少し驚きながら視線を上げると、門脇が点けっぱなしにしたパソコン画面が目に入る。

 笠原は、ニンマリと邪悪な笑みを浮かべると、マウスに手を伸ばし
「知ら無ぇなら教えてやる。教材は、おまえの姉ちゃんだ」
 言いながら昨夜の録画画像を再生した。
 テレビの画面に映った、全裸の姉の姿に、愛美は目を剥いて驚き、息を飲む。
 その画像は、昨夜愛美の見たアングルからでは見る事のできない、正面から姉の表情を映した物で、淫らに歪む姉の顔や、叩かれて赤く染まった乳房が弾む様や、姉の股間から吹き出し、笠原の下半身をビショビショに濡らす状態が、克明に映し出される。
 部屋中に、恵美の淫声が鳴り響き、愛美は愕然として、テレビ画面に視線を奪われた。

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