隷属姉妹
MIN:作

■ 第4章 突き付けられる選択8-1

 扉の奥から愛美の気配が完全に消え、階段を駆け上がる震動を感じながら、笠原は天井を見詰め
「ひ〜っひっひっ!あんなもん、小学生のケツの穴に入るかよ!あんなもんで、ケツの穴穿ったら、大人でもダルダルの脱肛に成るぜ。小4でアナルローズ咲かせるなんて、お笑い以外の何者でも無ぇ!」
 腹を抱えて上半身をのたうたせ、大声で笑い転げる。
 一頻り笑った笠原は、大きな溜息を吐き、一息着くと或る事に気付いた。
 フッと視線を向けたその先には、ビデオカメラが有り、三脚が上下動している。
 訝しげに視線を顰めると、ビデオカメラに録画を示す赤いランプが灯っていた。
(門脇のヤツ、消して行かなかったのか?)
 笠原がランプの意味に気付いて、パソコンを操作し、悪戦苦闘しながらも、録画データに辿り着く。
 すると、パソコンの中には、8台分のカメラが収めた、愛美の帰宅から肛虐迄の姿がしっかりと録画されていた。
 笠原が、その映像を見てフフンと鼻で笑う。
 しかし、パソコンに疎い笠原は、画面の右隅のタスクバーのアイコンが、クルクルと回っている事に気付かない。
 そう、笠原が録画した映像は、リアルタイムで転送される設定に成っていた。
 その映像を受け取るのは、無論只1人である。

◇◇◇◇◇

 愛美が帰宅して1時間程が経つと、好美が帰宅し、笠原の部屋に入る。
 好美の反応は、愛美より強く、一瞬愕然とした後
「な、何したの!パパとママのベッドは!タンスや家具は、どうしたのよ!」
 仁王立ちに成って、半狂乱で捲し立てた。
 今にも飛び掛かってきそうな好美の形相を鼻で笑い、笠原は
「煩え」
 ボツリと呟いて、アナル栓の電撃リモコンを入れ
「んなもん、捨てたに決まってんだろ」
 床に倒れ込み、仰け反って感電する好美に吐き捨てた。
「ぐぎぎぎぎっ!」
 食い縛った歯の間から、苦鳴を漏らす好美に、笠原は冷たい視線を向け
「おまえは、学習し無ぇ馬鹿か?俺に、そんな口を聞いたら、どんな目に遭うかちゃんと覚えろ」
 好美に言い放ち、スッと天井に指を向け
「一生懸命従順に従ってるチビちゃんが、可哀想と思わ無ぇのか?」
 本来なら、同時に電撃を味わっている筈の愛美を引き合いに出し、好美に告げると、好美はギュッと目を閉じて痛みに堪えながら
「生意気言ってごめんなさい!私は馬鹿でした!」
 大きな声で謝罪する。

 好美の謝罪に、笠原が電撃のスイッチを切ると、好美は荒い息を吐きながら、這いつくばった姿勢で笠原を睨み付けた。
 笠原は、その反抗的な目を見てフッと小さく笑うと、再びリモコンのスイッチを入れる。
 好美の身体がビクンと跳ねて、全身を硬直させて震え、睨み付ける目から力が抜け
「許して!もう許して下さい!」
 目に涙を湛えて謝罪の言葉を叫ぶ。
 笠原は、嘲笑いながらリモコンのスイッチを切り
「おまえ、本当に馬鹿だろ?俺にそんな目を向けりゃぁ、俺が電流流すに決まってんじゃ無ぇかよ。喚いて睨んで、何かが変わったか?おまえが痛かっただけじゃ無ぇのかよ?まぁ、おまえの気晴らしには成ったろうが、随分代償の高い気晴らしだな…。今頃、上の部屋でおまえの妹は、悶絶してるんじゃ無ぇか?」
 好美に言い放ちながら、内心でクスクスと笑い
(まぁ、悶絶と言っても、別の理由だがな…)
 愛美が部屋で行っている事を想像した。

 笠原が押したリモコンにより、アナル栓に電撃が流れるのだが、実際アナル栓を嵌めているのは好美だけで、愛美のアナルを埋めているのは、それより凶悪なアナルビーズである。
 そんな事を知らない好美は、自分の軽率さを悔やみながら、グッと奥歯を噛み締め項垂れた。
 悔しさに耐える好美に、笠原はニヤニヤ笑いながら
「刃向かった罰だ。制服と下着は没収する」
 好美に告げると、好美の顔が跳ね上がり、笠原を一瞬睨むも、直ぐに顔を伏せて反らし、震える手をセーラー服に掛け脱ぎ始める。
 全裸に成った好美を笠原は呼び付け、ベッドの脇に立たせると
「電気をかなり使ったから、電池交換だ。ケツを突き出せ」
 好美に命じた。
 好美は、込み上げる悔しさを噛み殺しつつ、高足の四つん這いに成って、笠原にお尻を突き出す。
 笠原は、好美の陰部をニヤニヤ見詰めながら、ユックリと時間を掛け、電池交換を行った。

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