隷属姉妹
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■ 第4章 突き付けられる選択8-4

 治療を終え泣きじゃくり身悶える好美を示し
「お耳触りでしょうから、下げさせます」
 笠原に告げると、笠原は軽く持ち上げた右手をプラプラと振り
「構わ無ぇからそこに置いとけ。その格好も土下座みたいで、面白いし、生意気言ったこいつの泣き声も悪く無ぇ。身の程ってのを知るには、良い機会じゃ無ぇか?」
 恵美の申し出を一蹴し、ニヤリと笑った。
 笠原は、痛みに啜り泣く惨め極まりない姿を晒す好美を、まだ嬲るつもりなのだ。
 恵美は、グッと奥歯を噛み締めて、笠原に頭を下げ
「分かりました。私は夕食の準備に取り掛かります」
 淡々と告げながら、笠原の部屋を出てキッチンに向かう。
 流し台で軟膏を洗い落としながら、その水流にポタポタと別の液体が混ざる。
 そう、恵美の涙だ。
 恵美は、泣きながら手を洗い[何なのよあいつ]と何度も何度も呟いた。

◇◇◇◇◇

 食事の用意ができ、全員が食卓に着く。
 だが、椅子に座っているのは、笠原だけで料理が並んでいるのも、笠原の前だけだ。
 笠原の左右には、恵美と愛美が立ち、笠原の示す物を取り分け、口に運んでいる。
 笠原が腹を満たし、酒を飲み始めると、恵美と愛美が椅子に座り、笠原の食べ残したものを食べ始めた。
 その笠原の足元から、啜り泣く好美の鳴き声が聞こえる。
 好美は、笠原の正面のテーブルの下で蹲り、未だに身悶えながら啜り泣いていた。
 笠原は、啜り泣く好美を見下ろし
「何で、おまえだけみんなと一緒に飯を食えないか…。何で、おまえだけ服を着れないか…。何で、おまえだけ風呂に入れないか…。何で、おまえだけベッドで眠れないか…。良〜く、考えろ。みんなと同じ生活をしたくないなら、俺は別にそれでも構わ無ぇ。それは、おまえの自由意思だ」
 嘲るように蕩々と告げると、好美の啜り泣きが一瞬止まる。

 笠原は、好美の反応にニヤリと笑い
「まぁ、精々自分の立場を考える事だな…」
 言い放つと、食事を摂っていた恵美と愛美の動きが止まり、項垂れていた。
 笠原の言った問い掛けは、前2つは現在進行形だが、後の2つはまだ起きていない。
 つまり、好美は今日は入浴を許可されず、ベッドでも寝る事ができないのだ。
 執拗な笠原の罰に、恵美と愛美は食欲が消え、手が止まったのである。
 そんな2人の動きに、笠原が顔を上げ
「んだ、もう食わ無ぇのか?」
 ぶっきら棒に問い掛けると、テーブルの上を見て
「随分残したな…。まぁ、良い。残りは、全部こいつの餌だ」
 言い放って、料理の残った皿を手に取り、大皿にぶちまける。
 呆然とする恵美と愛美の見ている前で、残っていた料理の全てが大皿に乗せられた。
 それは、大盛りと言っても過言では無い量で、全ての料理がごちゃ混ぜに成った残飯で有る。

 笠原は、その大皿を手に取ると、テーブルの下に移動させ
「おら、喰え」
 言い放ちながら好美に突き出す。
 様々な食べ物が混じった、グチョグチョの残飯を差し出され、目を向き驚く好美だが、笠原はその程度で止める男では無い。
 驚く好美の目の前で、笠原は大皿を傾け、残飯を床にぶちまけ
「おまえに皿は勿体無ぇ。そのまま喰え。朝までに喰い切って無かったら、又罰だからな」
 好美に言い放つ。
 好美は罰の言葉に顔を引き攣らせ、目の前の残飯に顔を近付ける。
 様々な味が混ざり、恵美の美味しい料理が台無しで、嫌悪感と拒絶感から嘔吐が込み上げた。
 中学1年生の少女には、あまりに惨い仕打ちであり、こんな事を思いつく笠原が、心底悪魔に思えた。
 そして、その悪魔は、哄笑を上げダイニングから出て行き、愛美と好美も悪魔に付き従った。
 1人取り残された好美は、テーブルの下で這いつくばり、涙を流して床の上の残飯を必死に食べる。
 惨め以外の何物でも無かった。

◇◇◇◇◇

 笠原との入浴を終えた愛美が、就寝の挨拶をし、早々に自室に戻る。
 その愛美の態度を見て、恵美は好美に対する仕打ちでショックを受けたのだと、誤解した。
 だが、恵美の本来の精神状態なら、愛美の変化に気付いたかも知れない。
 好美に怒りを感じたのも、恵美本来の精神状態では無かった為で、それが限界を迎えていた。
 笠原の車椅子を押す恵美の内股は、粘つく液体で濡れ光っていた。
 日中は、ナプキンを利用し滴る液体を悟られぬようできたが、全裸の今は隠しようが無い。
 しかも、時が経つに連れ、疼きは強く成り、溢れる液体の量も粘度も上がっている。

 笠原の部屋に入り、ベッドに介護して寝かせた恵美の股間に、スッと笠原の手が伸びた。
 恵美は、一瞬ビクリとするも、腰を逃がさず、そのまま笠原の手を迎える。
 笠原は、目を伏せる恵美の顔をニヤニヤ見詰め
「風呂上がりだってぇのに、随分濡れてるな…?ちゃんと拭いたのか?」
 嘲るように問い掛けると、恵美の頬がブルブルと震え
「そ、それは、お湯では有りません…」
 頬を赤く染めて、笠原に告げる。
 すると笠原の指先が、軽くオ○ンコを撫で
「ならなんだ?」
 いやらしく問い掛けると、恵美の我慢が限界を迎え、クルリと背中を向け、お尻を向けて突き出し、両手で尻朶を押し開いて
「恵美のケツマ○コに、笠原様の御チ○ポをお恵み下さい!笠原様の御チ○ポで、変態恵美のケツマ○コズポズポ突き上げて下さい!」
 泣きそうな顔を笠原に向けて懇願した。

 笠原は、ニンマリと笑いながら、恵美のアナルに右手を伸ばし、人差し指から中指までの三指を押し当てると、恵美のアナルが生き物のように、ヌルリと呑み込んだ。
「んくぅっ!」
 恵美が鼻に掛かった声を上げ、ビクンと身体を震わせると、笠原は三指を拡げ、捏ね回しながら出し入れし
「ほうっ、良く解れてるじゃ無ぇか…。こりゃぁ、結構解した後だな?病院で何回アナった?」
 笠原が問い掛けると、恵美は真っ赤に染めた顔を俯かせ
「が、我慢できずに…。午後に入って…、3回しました…」
 笠原に正直に報告する。
 笠原は愉しそうに笑い、恵美の尻朶をペチペチ叩いて
「程々にしとけよ。見つかったら、言い逃れでき無ぇ。アナル狂いの変態って、レッテル張られるぜ」
 恵美に言い放つと、恵美は下唇を噛んで
「はい…」
 小さく答えた。

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