梨華子と亜矢子
百合ひろし:作

■ 第二章 縞パン3

ファミレスか何かの制服の様な可愛らしい服を着た20歳位のツインテールの小柄な女性と30代位の男性が登場し、ベッドに座って楽しそうに会話を始めた。
―――と思ったら男性が何か言いながら一枚女性の服を脱がした。女性は恥ずかしがりながらもそれを受け入れていた。
男性は服の上から女性の胸や尻を触った。女性は小さく一回声を上げた。その声は―――最初に話していた時の声とは全く異質であった。
女性はワイシャツも脱がされ、ブラジャーが露になった。そして男性はブラジャーの上から胸をほぐすように優しく揉みあげた。その時女性は、さっき聞かせた声を少し大きく出した。
更に女性は一言男性に何か言って尻を軽く持ち上げた。男性は女性のスカートのベルトを緩めて、スカートを脱がした―――。
すると白地に制服のスカートと同じ色の縞模様のパンティが露になった。

ここまででおよそ15分―――。亜矢子はマウスを握る手をカタカタと震わせ、吐気の様な気持悪い感覚に襲われながらも画面に釘付けになっていた。
ツインテールの可愛らしい女性のあまりにも似合う縞パン姿に亜矢子はこの先どうなるのか見ずにはいられなかった。


男性は女性のブラジャーに手を掛けてやさしくストラップを外し、その後カップを上にずらした。そして今度は女性の乳房を揉みほぐしたり、指で乳首を愛撫したり、更には乳首に口付けをした。それに合わせて女性は声を出し、時々体をピクッ、ピクッと反応させた。
女性は座っているのが辛くなってきたのか、後ろに手をついてゆっくりと横になった。男性は女性に覆い被さり乳房を愛撫しもう片方の乳房を舐め、そして空いた方の手を女性の股間にやった。
その時女性はビクッと激しく反応し、上になっている男性の体まで揺れた。
「可愛いあえぎ声出しまくっちゃって―――気持いいかい?」
男性が聞くと女性は、
「あっ、あっ、き、気持ち……いいっ。ああっ」
と体を反応させながら答えた。男性は女性の背中に手を回しブラジャーのホックを外し、女性の体から取り除き、女性に見えるように、顔の横にそっと置いた。
「あっ……あんっ。恥ずかしい―――です」
女性は声をあげた。


亜矢子は股間がムズムズするのを感じた為、スカートに手を入れて、パンティの上から触ってみた。
「も……漏らした?いつの間に―――」
亜矢子は少し濡れてるのに気付き呟いた。その亜矢子の疑問は直ぐに解決する事となった。


男性は女性の乳房から離れ、股間に顔を近付けた。そして指で円を描くように触ると最初は何も無かったが段々女性のパンティに染みが広がり、そしてクチャクチャと音を立て始めた。亜矢子は、自分は今この女性と同じ様な状態になってるんだ、と理解した。但し愛撫をしていないので強烈な快感は来ない。だからこの女性が言った「気持ちいい」感覚はまだ解らなかった。
次に男性は指を上下に擦った。女性は軽く背中をそらし乳房を揺らしながらピクッピクッと何度も反応し、声もかなり出ていた。男性は女性の反応を見て満足した後自分で服を脱ぎ、黒のビキニパンツ一枚になった。
そして元の場所に戻り、女性の足を手で直角に開かせて押さえながら、股間に口付けし、舌を這わせたりパンティに染み込んだ愛液をすすったりした。女性はさっきまでは時々言葉を発したが、もう、「あ」以外の言葉―――則ちあえぎ声以外は発しなくなっていた。亜矢子の耳には女性のあえぎ声、そして愛液で濡れたパンティの上からこねくりまわす音、そして囁き掛ける男性の声だけだった―――。
男性が、そろそろ……という感じで女性の縞パンティに手を掛けて脱がそうとした。すると女性は抵抗し、
「やめて!脱がさないで」
と懇願した―――。

「パンティ穿いたまま―――の方が感じるの?そーゆーのも面白いね」
男性はそう言い、女性の縞パンティから手を離した。女性が、
「はい……」
と言って笑うと男性は、
「じゃ、このまま最後までいってみようか」
と言って再び愛撫を始めた。

亜矢子は溜め息をつき、
「話の解る人で良かった……」
と呟いた。別に話が解る解らないという事では無くそういう内容のアダルトビデオなだけなのだが、亜矢子は話の解る、女性の好みに合わせてリード出来る男性なんだと思い安心した。それに亜矢子は縞パンティ姿のツインテールの人を見ていたかったし、折角の可愛い縞パンを脱がしてしまうのは勿体無い、というのもあった。
ここまででおよそ45分―――。


それから更に先に進むと、女性が、
「入れて―――」
と言った。今まで散々男性にいじられ、声も出しっぱなしだったので息が上がってぐったりしていた。体は汗をかき、パンティはグチョグチョに濡れて、尻の方まで愛液が伝っていたが、まだ続きがあるということだった。いや、今までのが前戯であり、ここからが本番なのだ―――。
男性は縞パンのグチョグチョに濡れたクロッチ部分を少しずらし、自分のチ○ポをゆっくりと挿入した。そしてゆっくりと腰を動かした。
男性の腰の動きに合わせ結合したチ○ポとマ●コはいやらしい音を立て、女性はそれに合わせて今までより更に強く声を出した。
―――これがsexなんだ―――
亜矢子は思った。保健の授業で、先生が教科書を見ながら淡々と、男性の陰茎が女性の膣に入り、精子を送り込みます―――と。
とんでもない―――そこに至るまで色々あり、そして結合しても色々あるではないか―――。


亜矢子はパンティ一枚姿で色々体位を変えながらずっと男性のチ○ポに突かれ続け、声を上げてるツインテールの女性を自分に重ね合わせていた。
自分も彼氏が出来たらこういう事するんだろうな……。その時は自分もこの女性のように自分に似合う縞のパンティ一枚で乳房を揉まれながら突かれたいな―――と。
しかし、いきなり男だと力強そうだし怖いから、最初はその日の為の練習として梨華子に協力してもらいたい―――つまり梨華子とやりたいと思った。

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