隣人
横尾茂明:作

■ 生殖行為3

 カーペットの上で胡座を組んで座り、焼き肉をクチャクチャと音を立てて食らう、品の欠片もない征次である。

 股間にはだらしなく伸びたペニスが無造作に晒されている・・美奈の正面に位置するだけにどうしても目に入る。

(興奮してなくても・・大きいんだ・・)

 美奈はどうしても社長のアレと見比べてしまう・・先ほどの子宮を突かれる感触は社長のそれには絶対無い。

(あんな感触・・初めて・・・・SEXがあんな気持ちがいいものだったなんて・・知らなかった)

(知性の欠片もないこんな卑男に・・叩かれて・・犯されて・・また犯されるのを・・裸になって従順に待つ・・)
(暴力に屈し・・脚を開かされ、泣きながら蛇のようなペニスを内臓に突き刺される・・理不尽極まりない仕打ち)
(赤の他人が・・いまは私の躰を自分の持ち物のように自由に弄ぶ・・食事を要求し食べ飽きたらまた私を叩く)
(泣くまで叩いて私の精神を砕く、そしてまた・・あの長大なペニスで君臨する・・)

「オンナ・・俺のチ○ボがそんなに珍しいか?」

「・・・・・・・・・」

「そんな欲しそうな顔で見つめるなら・・ここに来てくわえろ!」

「そ・・そんな・・」

「いいから早くくわえろ! バカアマ」

 美奈は膝でにじり寄り、皿が乗ったお盆の横から征次の股間に寄り、踝の上に乗った長大なペニスを摘んで口に運んだ・・征次は相変わらず焼き肉を貪り、美奈の行為をほくそ笑んで見下ろす。

(アーしかしなんていい女だ・・この躰の白さは・・この肌の滑らかさは・・今度は尻の穴に突っ込んでやるか)
(ヒーヒー痛がって無くアマの尻を叩きながら突き刺すなんぞ・・アーたまらねーだろうなーククク)

 征次は肉を食い散らかして口を拭った。美奈の背から尻に向かう柔らかな隆起に見惚れ、また口の奉仕で徐々に征次のペニスは鎌首をもたげ始めていた。

「オンナ・・もういいから、台所からオイルを持ってこい!」

 美奈は口からペニスを出し・・言った意味を問うような顔で征次を見上げた。

「お前の尻の穴に塗るんだよ!」

「・・・・・・・・・・」

「お・・お尻に・・?」

「そうだ! 今度は尻の穴に繋がってやるよ」

「お尻の穴だなんて・・・イヤ・・あぁぁー絶対にイヤ・・あぁん許して下さい・・」

 美奈は言いながら口がゆがみ・・次いで目から大粒の涙を零した・・

「痛いのはイヤ・・お尻以外だったら何でもします何でもします・・だからお尻だけは許して下さい。」

「ダメだ・・おれが突っ込むと言ったら突っ込む!・・逆らったらどういう目に遭うかまだわからねーみたいだなー」

 征次は美奈の髪をつかむと引き上げて、平手で強烈なビンタを数回食らわせカーペットに顔を押しつけた。

「オメー勘違いしてんじゃねーぞコラ!」
「俺はお前を強姦しに来てんだぞ、ケツでもオマ○コでも突っ込みてーとこに突っ込むんだヨー」

「オイ・・わかったかコラ、わかったら早く持ってこい!」

 美奈は髪を解放され、小動物の様に怯えきった顔で嗚咽をこらえ、尻と脚で後ずさりよろけて立ち上がり子供のような泣き声で佇む・・征次が立ち上がると顔を覆って逃げる・・征次はまた髪の毛を掴んで台所に引きずり、まな板の横に立っているサラダオイルのふたを開け、美奈の尻に降りかけた・・。

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