隣人
横尾茂明:作

■ 恐喝6

「さー自分で差し込んでみろ!」

「そんな・・恥ずかしいこと・・そんな・・」と言いながら躰は裏腹に徐々に前に出て、膣入り口を亀頭に当てる。

「あぁぁー刺さっちゃう・・」
 美奈は恥ずかしげににじり寄り内臓の奥へ奥へとぶっとい茎をおさめていく・・。

 眼下に呑み込まれて行く節くれ立った黒い茎が見える・・先から液を垂れ流し醜く反り上がる肉茎を自らの意志で内臓に呑み込む想い・・そのおぞましさに肌に粟が立ち目眩さえ覚える美奈であったが・・。

 神は生殖行為に快楽を与えた・・征次との性交はぶたれ怒鳴られ泣かされて生殖を強要される・・美奈にとっては汚辱にまみれた強姦的行為であるのに・・快楽だけは等しく訪れる・・いや・・社長から今まで与えられた快楽など子供だましとさえ思えるほどの強烈な快楽が訪れるのだ。

 美奈にはおぞましさに肌が粟が立つのではなく・・痛烈なる未知の快楽への期待に、無意識反射する生理現象だとは洞察すべくもない・・。

 あと5センチで根本まで入る・・もうお腹一杯なのにまだ残ってる・・征次は美奈に舌を出すように言いそれを含む、舌のヌメリを楽しみながら美奈の腰に手をまわして・・残りを数センチを一気に埋め込んだ。

「うっ・・くぅぅぅー」

 子宮を突き上げる感覚・・
(あぁぁーこの感じ・・この感じなのね・・)

 眼下にペニスの付け根周りの陰毛が淫らに映り・・その陰毛が征次の股につながり脛に至る風景は得体の知れぬ動物に犯される様を連想させ・・美奈の腰奥を痺れさす・・。

「オンナ・・自分で動いてみろ・・腰を振れって言ってんだよ!」

「あっ・・は・・ハイ」

 美奈は脚を折り、後ろについた手と足裏に力を入れて尻を浮かした、そして探るように尻を後退させペニスを10センチほど抜いて・・また呑み込んだ・・愛液が隙間から溢れ肛門をつたうのが分かる・・。

 今度はもっと抜いてみる・・。
(どこまで刺さってるの・・)

 尻を前進させる・・躰の芯に拳を押し込まれる感覚・・。
(あぁぁーでも気持ちいいわ・・)

 美奈は快楽を求める子供のように懸命に尻を振り始めた・・眼下に淫らに濡れたペニスが出入りし・・それに強調されるようにクリトリスが大きく膨らんでいる。

(あぁぁぁー恥ずかしい形・・こんな格好で性交するなんて淫ら・・でも・・でも・・あぁーこんなに気持ちいい・・)

「オンナ・・気持ち良さそうだなーククク・・こんな綺麗な顔して・・えげつない格好するんだ・・スケベ!」
「お前・・イヤイヤなんて可愛子ぶってるが・・綺麗な躰の奥は・・スケベ汁で一杯なんだろ、ほら見てみろ下に水溜まりが出来てるぜ!」

「あぁーそんな・・恥ずかしいこと・・」

 美奈は恥ずかしさを隠すように後ろ手を征次の首にまわし・・座位の形で繋がり、征次の胸に顔をうずめた。

 甘えるような仕草で征次の胸に頬を触れさせ、うんうんと可愛い声を出して尻を上下に動かし始める・・。

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