真梨子
羽佐間 修:作
■ 第2章 体験エステ2
10時頃、帰宅した真梨子は、クローゼットから黒いボストンバッグを持って鏡の前に立った。
鏡に映る自分を見つめながら、服をすべて脱ぎさり、全裸になった。
バッグから赤い麻縄を出して、おもむろに自分の身体を縛りだした。
「うわっ! すげ〜・・・」横田は、東京サロンのモニターを見ながら歓声をあげた。
つい先程まで、真剣な面持ちで一緒に仕事をしていた真梨子だ。
そのあまりの変身振りに、少し驚いてしまった。
羽佐間浩二の作ったホームページの数枚の画像と、彼の話でしか真梨子のマゾ女ぶりを知らない。
真梨子がそんな女なのか、毎日、一緒に仕事をすればするほど、疑わしく思えてきた。
そして自宅の真梨子の盗撮画像を見れば見るほど、その生活態度もきちんとして会社で見せるままの真梨子が肉奴隷に堕とされる女でないように
――ふぅ〜… やっぱり、本当だったな
「おお! 綺麗な身体してるじゃない!真梨子ちゃん 縄掛け、手伝ってあげようか?クククッ」
そんなに大きいとはいえない乳房をきつく搾り出し、懸命に縄を身体に絡めている。
縄を股間に通し、きつく股に喰い込ませた。
モニターの音量を上げた。
(あぁぁん・・・)
真梨子は喘ぎ声をあげながら、自縛に没頭していた。
程なく、亀甲縛りの赤縄が真梨子を飾った。
真梨子は、携帯電話を取り、イヤホンを取り付け電話をかけ始めた。
――旦那様とテレフォンSEXか…
引っ越してきた当初、Webカメラを付けようとしたようだが、マンションのネット環境が無線LANだという事を羽佐間が知り、無線は盗聴の危険があるからとつけるのを止めさせたのだ。
――画像があれば、もっと楽しいオナニーが出来たのになぁ 真梨子
実際に、真梨子のパソコンの情報は、すべて覗けるように仕組んである。
毎日、真梨子のメールをチェックし、羽佐間の攻略のヒントになりそうなものを探すのが横田の日課になっていた。
画面に映る真梨子は、胸を揉みしだき、股間を割る縄から指をこじ入れ、クリ○リスを弄っている。
近藤とつるんで、たくさんの女を陵辱してきた横田にして、真梨子の痴態は、息を呑む色っぽさで、ズボンの中はギンギンに勃起していた。
「ふっ」自嘲気味に苦笑してしまった。
――真梨子よりイイ身体の女は、たくさん抱いてきたのになぁ。 真梨子の普段とのギャップのせいかな?!
真梨子は淫らな身体を鏡に映し、いやらしく身体をくねらせ、電話で羽佐間に逝かせてくれと懇願している。
『お願いします・・・ 逝かせてください! 浩二さん・・・ お願いしますぅ〜・・・』
『お、お願いです! 浩二さん あああぁぁ』
――ふふっ お預けか?
やがて許しを得たのか、四つん這いになった真梨子が、尻を突き上げ股間の手を激しく動かし始めた。
『あ、あ、ああぁぁぁ 浩二さん! 真梨子・・・ 逝きます〜 ああああぁぁ 逝く〜〜 逝っちゃうぅぅああああああああ・・・』
――か、可愛い・・・ まいった・・・
横田は、近藤が真梨子にあんなに入れ込む理由がわかったような気がした。
明日の朝、楚々とした真梨子を見るのが、楽しみになってきた。
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