真梨子
羽佐間 修:作

■ 第3章 目覚め16

 ――濡れてる!翔太の言うとおりだった。
 細いクロッチ部分はベチャベチャに淫汁を含み、布越しにもラビアにピアスリングが飾られているのがわかった。 
 ――本当だった! こんなところにピアスなんて・・・ 真梨子…

 翔太に身を預け、快感を懸命に堪えるように身体を小刻みに震わせる真梨子の首筋は、ゾクゾクするほど色っぽい。
 真梨子が不意に身をよじった。

 見ると、真梨子の右の足の付け根にTバックが絡まっている。
 翔太がTバックの左側の結び目を解いたのだ。
 翔太の意図を悟り、秋山が右の結び目を解いた。
 小さな伸縮素材のショーツは、秋山の右手に絡みつくように収まった。
 真梨子は、満員電車の中でショーツを奪われ、裸の下半身を余す所なく晒している。

 秘裂にそって秋山の指が蠢く。
 ――本当だった! 毛が全然ない!
 淫汁をおびただしく漏らし、陰りのないツルツルした肌触りはなんとも卑猥な感触だ。
 真梨子は、ビクン、ビクン肩を震わせ、押し寄せる快感に耐えている。
 ――真梨子・・・ 感じているんだ・・・
 暖かいぬめった淫汁が秋山の指を濡らす。
 秋山は、意を決して蜜壷に指を侵入させる。

 膣口は複雑な襞の凹凸を感じさせ、更に奥へ差し入れると、中は別の生き物がいるように蠕動し、指を奥へと引き込もうとするのだ。
 そして更に深く差し入れると、真梨子の蜜壷は、指をギュッと喰い絞めてくる。
 ――何て締りだ! いやらしい・・・
 真梨子が吐く甘い吐息を聞きながら、淫蜜にまみれたオマ○コを存分に弄び堪能する。

(次は代々木公園〜)
 車内放送が告げた。

 この放送を待っていたように、翔太が充血し膨らんだ真梨子のクリ○リスを指で摘み、軽く抓った。
「ひっ! ああぁ・・・」
 真梨子が耐え切れず声を洩らす。
 自分でも驚いたようで、手を口にあて声をかみ殺す。

 上半身を反らし、華奢な手で秋山の目の前の手摺を強く握って体を支えている。
「ああぁぁぁぁ・・・」
 真梨子が啼き、身体がブルブル震わせた。
 ――逝くのか?… 逝ったのか?…

 崩れ落ちそうになる真梨子を翔太が支え、秋山は慌てて真梨子の股間から手を引いた。
 真梨子の声に、周りの乗客が振り向いたのだ。
 そ知らぬ顔を決め込んだが、内心ヒヤヒヤして減速する電車の中で早く駅に着く事を祈った。

 代々木公園に着くと、真梨子は足元がおぼつかない様子で逃げるようにして電車を降りていった。

 秋山達も続いて電車を降りた。
「翔太君、来週の月曜日も頼むよ!」
「えっ… またですか?」
「君の話は、本当だった。俺も嵌ってしまいそうだよ。頼むぜ!」
 翔太は哀しそうな顔をしてコクリと頷いた。

 秋山は翔太に目配せをし、真梨子を追い階段に向かって駆けだした。
 階段の中ほどで真理子の姿を見つけた。
 ――トイレに行くつもりなんだろうけど、ダメだよ
 指に付着した真梨子の愛液を嗅ぎ、そして舐めてみた。
 ――おおぅ・・・ 真梨子・・・ 
 階段を昇りきったところで、真梨子に追いついた。

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