真梨子
羽佐間 修:作

■ 第4章 淫・由梨2

「さっ!今日の衣装はこれでいいわね!」
「・・・・・・」
差し出された服は、黒いミニ丈のワンピースのメイド服だった。

「さっ、早く着替えなさい!由梨!」
「・・・・・・」
「お返事は?由梨!」
「はい・・・」
「あの・・・ ここでですか?」
「え? お客様の前で着替えたいの?」
「い、いえ。ごめんなさい・・・」
「グズグズしないで、早く脱ぎなさい! 由梨」
「はい・・・」
 真梨子は、すっかり雅のペースに呑まれてしまっていた。

 雅と、奈保子に見詰められながら、ブラジャーとショーツだけの下着姿になった。
「全部脱がないと、由梨になれないでしょ!」

「・・・ はい・・・」
――あああぁぁぁ 恥かしい・・・ でもどうしてこんなにドキドキして気持ちいいの・・・
 ショーツを足首から抜き取り、二人の女の前で裸になった。

「さっさと着替えなさい!由梨!」
「はい・・・」
 アンスコ風のレースパンティを取り、足を通そうとすると雅が『ちょっと待ちなさい!』と言うなり真梨子の股間に手を差し入れてきた。

「あああ・・・ やめてください・・・」
「ほほほほっ! 何これ! 私達の前で裸になるだけでこんなに濡らすなんて」
 ベットリと真梨子の淫汁が付着した雅の指が、目の前に差し出され、鼻先をかすめた。

「・・・恥かしい・・・・・・」
「ちゃんと手伝ってくれたらご褒美に貴女にあげるつもりの服だけど、使い物にならなかったらあげられないからあまり汚さないでね!」
「・・・はい」

「ふん はいって貴女!そんな汚れたままパンティを穿いたら汚れるでしょ! 綺麗にしてあげるわ! 股を拡げなさい!」
「・・・・」
「早く!」
「は、はい」
 真梨子は、オズオズ足を開いて股間を晒した。

「ひぃ・・・ あああ 恥かしい・・・ ママ…」
 冷たい濡れタオルで、股間を丁寧に拭われた。
「さ、これで良いわ。着なさい!由梨」
「はい・・・」

 再びアンスコ風のレースパンティを取り、足を通す。 
 ブラジャーを探すが、見当たらない・・・
 雅を見上げると『そこにあるだけが衣装よ』と言われた。
 諦めて白いコットンのチューブトップを付けたが、乳首ははっきりと透けて見えている。
 白いレースがたっぷりのふわふわしたバニエを穿き、ワンピースを着た。
 パフスリーブのワンピースは股下5cm程で、胸が大きく開き、ノーブラのチューブトップのバストが剥き出しのデザインだった。
 フロントに大きなリボンが付いた白いオーバーニーソックスを穿き、白いエプロンをつける。
 雅が歩み寄り、赤いチョーカーを首に付け、そして最後に目と口に穴が開いている黒いライクラ生地の全頭マスクを被せられた。
「さ、謎の淫乱女”由梨”の完成よ!しっかり手伝ってね!由梨!」

「はい・・・」
「真梨子さん 楽しんでらっしゃいね」
「は、はい・・・」
   ◆

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