真梨子
羽佐間 修:作

■ 第4章 淫・由梨3

 お店は、どのテーブルにもお客がいて、雅に言われるがまま、あちこちのテーブルに氷を持っていったり、カクテルを運んだり休む間もなく体を動かす。
 どのテーブルでも、淫靡な営みが繰り広げられ、悶え、快感を顕わす女の啼き声が真梨子の耳を襲う。
 女の股間を弄りながら、飲み物の世話をする真梨子の股間を覗きこむ客がいたりして、真梨子は羞恥の快感に酔いしれていた。

――ああぁぁ 溢れちゃう・・・
 真梨子の淫肉は、愛液が溢れ、下着がなければ恐らく足首にまで淫らな液が垂れていたかもしれない。

「由梨!ちょっとこっちへいらっしゃい!」
 カウンターの中から雅が呼んだ。
「はい」
「パンティ、脱いでご覧!」
「えっ・・・ はい・・・」
 客席からは死角になっているカウンターの中でパンティを脱がされた。

「ふふ 何よこれ! パンティが重く感じるほど濡らしているじゃない!」
 雅は、真梨子のパンティを手にして言葉で苛む。
――いやぁぁ・・・ 恥かしい こんなに濡らしてしまうなんて・・・
「ホントに貴女って子は、恥かしい事が好きなのね」
「・・・はい」

「そ じゃもう少し楽しませてあげるわ」
 いきなり雅がワンピースの袖を肩から外し、チューブトップを取ってしまった。
「あぁぁ… ママ…」
「気がきかなかったわね。ごめんなさいね この前は、乳首を見て貰えたのに今日は隠してしまっていたわね」
 そういってジュエリーピアスを、あらわになった乳首に付けだした。
「うふふ もう、こんなに大きくしちゃって」
――あああぁぁ 恥かしい・・・

 そこへ奈保子が、客席からカウンターにやってきて、緊急の呼び出しでお店に戻らなけりゃいけないと言う。
終わり次第戻るからと、マリコに告げ、慌てた様子で出て行ってしまった。
―そんな・・・ どうしよう・・・ 奈保子さんがいないと・・・
 不安に駆られる真梨子にはお構いなしで、雅は恥かしさに濡れそぼる真梨子に更に恥かしい環境を与えてくる。

「さぁ、後暫く手伝って頂戴、由梨!」
「えっ、これでですか?」

「御不満でも? もっと脱ぎたいの?」
「いいえ・・・」
「それにお友達の奈保子さんがいない方が、羽目をはずせるでしょ!

 フロアに出ようとする真梨子に雅の声が飛んだ。
「パンティを穿いていないからって、客席に行ったときにメイドらしいお辞儀を忘れちゃダメよ! ちゃんと90度、身体を曲げてお辞儀をするのよ!わかった?由梨」

「は、はい・・・」

 雅の声が客席にも届いたのだろう・・・
 アチコチのテーブルからカクテルのオーダーが届く。

 テーブルの間を、揺れるバストを晒しその乳首には、キラキラ光るジュエリーピアスがユラユラを揺れ、乳首を刺激する。
 カクテルグラスをテーブルに置き、トレイをお腹に抱え膝を伸ばしたまま深々とお辞儀をし、教えられたとおり3秒停止した。

 乳房が少し下に垂れ、更に乳首がピアスの重さに伸びて揺れるのが見える。
 そして後ろの席の人には、ノーパンのお尻から恥かしい無毛の裂け目もアナルも全て見えているはずだ・・・
――ああああぁぁぁぁ 見ないで〜〜 
 客席とカウンターの間を乳房が揺れるのを楽しむかのように何度も往復して、お辞儀をするたびに、淫汁が秘肉から溢れ、雫がストッキングにまで伝う。

 これ以上ないほど乳首が勃ち、ジュエリーピアスの揺れがもたらす乳首の快感だけで、何度か軽く逝ってしまった。
――ダメ・・・ ああああ だめぇ・・・これ以上続けたら・・・

「由梨!今日はもういいわ。少し空いてきたし、明日も仕事でしょ?もう帰っていいわよ」
「はい・・・」

   ◆

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