真梨子
羽佐間 修:作

■ 第4章 淫・由梨11

− 診察室 − 6月23日(木)

脂肪吸引・豊胸術後の最終診断をして貰うために、指定された8時前に本店の桑野医師を訪ねた。

 診察台に横たわり桑野医師を待つ。
 診察用のローブの下は菜保子に言われて何も身につけていない。
 真梨子は診察をしてくれる医師を待っているのに、妙にドキドキして緊張している自分がおかしかった。
――きっと裸だからだわ…

 程なく桑野医師が診察室に現れ、真梨子に緊張の色を見たのかそっと肩にに手を置き優しく声をかけた。
「さぁ、確認しましょうね、羽佐間さん。 どこか痛んだり、引き吊ったりしましたか?」
「いいえ」
 桑野がローブの結び目を解き、胸をくつろげると仰向けになっても見事なボリュームを保つ乳房が現れた。
「綺麗な乳房ですよ」
――桑野先生が見てる…
 目を瞑っていても露になったバストを桑野が凝視しているのが分かる。
 恥かしさで見る間に真梨子の顔が火照って紅潮してきた。
――あっ…
 桑野は素手で真梨子の乳房に触れ、真剣な表情で部分々々を優しく揉みながら脂肪のしこりが出来ていないか丹念に調べる。
 やがて下から乳房を思い切り持ち上げたり、乳首を中心に掌で押し潰したり、少し痛みを伴う荒々しい仕草で真梨子の乳房を捏ね回してくる。
「うん! いいぞ! よしよし!」
 真梨子を安心させる為か確認具合を口にしながら診察を続ける。

「うぁっ!ぁぁぁ…」
 思わず声が出てしまった。
 桑野が乳首を摘んで乳房の歪みを確認するように、あらゆる方向に強く引っ張っぱるのだ。
 乳首は固く尖りきり、性的快感を感じている事は明らかで、それを桑野医師に隠しようも無い状態が真梨子の羞恥心を掻き立てていく。
 更に、いきなり下半身を覆っていたローブがはだけられた。
――あぁぁ… 観られてるぅ…
 露になった下半身を桑野の手が、脂肪を吸引した腰周りや太股を押さえながら撫でさする。

「いいですね。  2度目だから、脂肪の吸収は、もう収まったようです。 脂肪を取った部分も完璧です。 羽佐間さん! この乳房がこれからの貴女の乳房です! オメデト!」
「ホントですか! ありがとうございます。 嬉しい!」
 目を開け、身体を起こそうとしたが、桑野が制した。
「じゃ、クリ○リスを見せて頂きましょう」

「・・・あ、はい・・・」

 桑野医師に促され処置台の上で、両足をM字に開いた。
 信頼する桑野医師や奈保子にでも、幾度見られてもこの恥かしさは変らない。
 両足の付け根には、無毛の秘肉が見え、ラビアには6つのリングピアスが飾られている。
そして肉芽は小指の爪先半分程に露出し、肉芽を貫くリングは小刻みにフルフル震えていた。
 桑野がクリ○リスに指を触れると、ほころびかけていた花弁が開いていくのが分かった。
――ああぁぁぁ あっ、ヤダ! ぁぁぅ…
 蜜壷から愛液が溢れ、アナルに向って、ツツーッと一筋流れ落ちてしまった。
――あっ、ヤダ! あああぁぁぁ 恥かしい・・・

「うふっ 感じやすくなったの?」
 恥ずかしさで泣きそうな表情を浮かべる真梨子を見て、奈保子が微笑みながら聞いた。
「…あ、ええ・・・」

 桑野は、真梨子の膝に手を置いて更に足を拡げさせた。
 自分が晒すあられもない恥ずかしい姿を意識し、ますます淫汁が湧き出てくる。
「羽佐間さん。 確認させてもらいますよ」
 桑野が、ゴム手袋を嵌めた指で、クリ○リスを摘み引張る。
――ああああぁぁぁ ダメ・・・
 腰が、無意識に蠢いてしまう。
 無断で包皮を完全に取り除かれた深紅色に充血したクリ○リスは、小指の先程の大きさにまで硬く勃起してしまっていた。
 ただでさえ、手術してからのここ数日の真梨子は、ずっとクリ○リスに刺激を受けているようで、少しでも強い刺激を受けると腰が砕けそうになる快感が身体を突き抜けてしまう状態なのだ。
 それが医師の診察とはいえ、乳房を散々に揉みしだかれ、明るい部屋の中で 夥しい ( おびただ ) 淫蜜にまみれた淫部を間近に見られた恥辱で、真梨子の官能はもう絶頂近くまで昂ぶっている。
 桑野は、両手でリングを引き上げ、ピアスホールへの癒着を調べる為に、片方の指でリングをクルクル回した。
 充血したクリ○リスの芯を貫通した穴を、リングが擦れながら回転する。
 ひとたまりもなかった。
――うあっ、あっ、ダメ!逝っちゃう・・・ 
「うっあっ、あっ、あっああああぁぁぁ・・・  くぅぅああああ・・・・ せんせっ! や、やめて〜ああああぁくぅぅぅ・・・」

 手を握り締め、全身を突っ張り仰け反りながら激しく全身を痙攣させ、蜜をドッと溢れさせてしまった。

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