真梨子
羽佐間 修:作

■ 第4章 淫・由梨14

「さぁ、ここにもプレゼントよ 」
 雅が、真梨子の股間の前に屈(かが)みこみ、指でラビアを引き伸ばすと、口を開いた媚肉から溜まっていた淫汁が大腿に流れ落ち、雅の指までも濡らしてしまった。
――ああああぁぁ たくさん流れてる… 恥ずかしい…
「ほほほっ はしたない子ねぇ。 裸になるだけでこんなに濡らしてるなんて! 由梨のオマ○コのお汁で指が汚れちゃったじゃない」
「ご、ごめんなさい…」
「貴女は露出症だから仕方ないわね。  さぁ、付けてあげるわ。もっと股を開きなさい!」
「はい…」
 太股にくっきりと浮かぶ内転筋の筋が、雅の求めに懸命に股を拡げて、恥かしさに耐える真梨子の哀しいまでの淫らな従順さを物語っていた。
 それぞれが0.5キャラットはある本物のダイヤが左右に3つずつ、真梨子のラビアを飾った。
 ピアスを付ける雅の指は、次から次へと溢れる愛液でべっとりと濡れている。
「あとはここね!」
「ああぁぁ! あううぅぅ あああぁぁ… 」
 雅が、クリ○リスのリングを荒っぽく外した。
「ニップルとお揃いよ」
 乳首のピアスと揃いのデザインのジュエリーピアスを雅が真梨子のクリ○リスに取り付けようとしていた。
 ピアスが外された真梨子のクリ○リスを、雅が親指と人差し指で摘み、揉み込む様に微妙な圧力を加えてくる。
「ああああああああ ママ… だ、だめぇ! 許してぇ…」
――ああん き、気持ちいい… 逝っちゃうぅ…
 クリ○リスに大きなジュエリーピアスが付けられ、充血し露出しきった淫核をなぶるように淫らなリズムで揺れていた。
――ああぁ… 気持ちいいぃぃ 

「どう?」
「はい… き、綺麗です…ああぁ」
「でしょ! 見せたいマゾ女のこだわりのおしゃれね さぁ!下着を付けたければ付けなさい!」
「…は、はい」

 サイドを紐で縛る黒いレースのバタフライと、乳首が辛うじて隠れる程度のホルターネックのブラジャーを付ける。
 真梨子のEカップの乳房は、ほとんど露出したままだ。
 シリコンのストッパーが付いた黒い網ストッキングを太股にとめ、ヒールが15cmもあるピンヒールを穿く。

 シルバーのボブカットのウィッグを被され、雅が髪型をブラシで整える。
「本当にこの色でいいの?由梨?」
 赤いチョーカーを手にした雅が真梨子に尋ねた。
 コクリと頷いた真梨子の細い首に、赤いチョーカーが捲きついた。
「ふふ。 由梨は今日も自分で生殺しを選んだのねぇ。 辛いのが分ってるくせに… 辛抱出来なくなったらいつでも言いなさいね」

 目隠し用の黒い幅広のシリコンテープを手にした雅が真梨子に言った。
「自分の恥かしい姿を嘗め回すように見詰められる様を貴女も見たいんじゃない?」
「い、いいえ…」
「じゃ、どうして欲しいの?! お前の言う通りの目隠しをしてあげるわよ!」
「わ、私だと判らないように目隠ししてください…」
「うふっ 判ったわ」

 眉から頬にかけて、幾重にもテープが捲かれ、鼻と口だけが露出する形で目隠しがなされた。
 耳も隙間無く塞がれてしまったので、音もほとんど聞こえない。
 シリコンテープの不愉快な匂いが鼻をつき、少し息苦しい。
 それよりも、今から始まる怪しい時を想像して真梨子の心臓は早鐘を打ち、音を塞がれた 耳には、ドッ、ドッ、ドッ、ドッと悲鳴のような鼓動が聞こえていた。
 そして最後に苦しくて苦手な、赤いボールギャグを口に噛まされた。
 心臓がドキドキして、苦しいほど興奮している。
 いよいよほとんど裸のような格好で多くの男の前に引き出されるのだ。

「さぁ、楽しんでいらっしゃい!由梨」

 ドアを開け、雅に手を引かれ、ゆっくりと店内を歩き、ステージに立った。

■つづき

■目次

■メニュー

■作者別


おすすめの100冊