真梨子
羽佐間 修:作

■ 第4章 淫・由梨24

「さぁ、貞操帯よ! 星野君!付けてやって!」

 いつの間にか、控え室にいた星野が、小さなシルバーの南京錠を手にして近づく。
 チタン合金で特注で造らせたの南京錠の形をしたピアスだ。
 真梨子はこの星野が苦手だった。
――ああぁぁぁ 恥かしい…

 星野がラビアを摘んで伸ばし、一つずつ左右のピアスホールに通されたシリンダーが”カチッ”と音をたててラビアを3箇所で繋ぎ合わせた。
 冷たい南京錠が秘裂に沿って一列に並んだ。
「星野君! ここにも付けておいてあげてね!」

「うあぁぁ!」
 雅が真梨子のクリトリスを軽く弾いた。
「ああああああああああいやぁぁ……」
 星野がクリトリスリングを強く引き真梨子の腰が思わず崩れ落ちそうになる。
 クリトリスにもチタンの南京錠ピアスが取り付けられた。

「ね! これで貴女のオマ○コには誰も手出しできないでしょ!」
「…ええ…」
「安心して恥かしい姿、見て貰えるでしょ!楽しむのよ、真梨子」
「…はい…」

「まだ、顔を隠したい?」
 コクリと素直に首を振った…
 少し開いた合わせ目から、アナルに向って淫らな大粒の雫が一筋、流れ落ちた。

「仕方ないわね。 じゃ今日はこれよ! 少し息苦しいけど辛抱しなさい!」

 昨日と同じようなフルフェイスマスクだが、真っ赤な分厚いラテックス製で、被せられると頭全体を圧迫し、拘束感が恐怖心を募らせる。
 まったく何も見えず、音もほとんど遮られ、口の部分の開口部も窮屈な感じがした。

「ママ… あの… ボールを…」
「あら 真梨子はボールギャグは苦手じゃなかったの?」
「はい… でも声が…」
「ほほほっ。 判ったわ」

 マスクと同じ真っ赤なボールが真梨子の口を割り咥えさせられた…
「あふぉ… んむぅ…」
 南京錠で閉じられた秘唇は、ぽってりと充血し、秘貝は夥しい蜜を溢れさせ、牡を誘う淫らな匂いを発散していた。
「うふふ。 もうすっかり興奮してるのね、真梨子。 りっぱな牝犬よ、貴女」
 大腿を摺り合わせる真梨子の腕を取り、雅が後ろ手に手錠をかけた。

「さぁ、いきましょうか?!」
真梨子は、驚いたように首を振り、顎をあげて雅に訴えた。

「ホホホ チョーカーね うっかりしてたわね」
「で、何色がいいの? 最後だからゴールドにしちゃう?!」
 雅の手には、4本のチョーカーが握られていた。

「あふぁ、あふぁ、べふゅ…」
――赤!赤!です!
「ふふっ。 今日が最後のほんの一時間のドキドキよ。 オマ○コには鍵が掛かっているんだから安心でしょ! 今日の真梨子にはせめても黒が似合うのに〜」
―いやぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜! ダメです! 許してください〜〜〜
 真梨子は激しく首を左右に振り身悶えした。
「ほほほっ わかったわ。 赤いのを付けてあげましょ」

雅は、真梨子の細い首に、真梨子に無断でアナルOKの意味のあるメタルトップの付いた黒いチョーカーを付けた。
「さあ、いらっしゃい!」
 ドアが開き、マスクだけの裸の身体を追い立てられるようにしてフロアに足を踏み入れていった。

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