真梨子
羽佐間 修:作
■ 第5章 オフィス・嬲3
−雅− 7月1日(金)U
夕方の6時を過ぎてようやく雅からメールで連絡があった。
・出勤してきた星野から鍵を受け取った事
・もう開店なので店を抜けられないから申し訳ないが店に寄って欲しい
自ら快楽を求めて肉芽を弄り、乳首を抓られて失禁してしまう醜態を見られた雅に会うのはとても恥ずかしいが仕方がない。
股間の戒めを一刻も早く解き放って欲しかった。
◆
真梨子は、梶部長からのプレゼン成功のお祝いにみんなで食事をしようとの執拗な誘いを断ってHalfMoonに来た。
秋山が真梨子の体調がすぐれないようだから別の日にしましょうと、助け舟を出してくれたお陰で、漸く開放されたのだった。
「ごめんなさいね、真梨子さん。 今日はちゃんとお仕事できた?」
「はい… 何とか…」
「辛かったでしょう。ごめんなさいね」
雅の掌には鈍い銀色の光を放つ小さな鍵が4つ握られていた。
「それでね、真梨子さん。 鍵を開ける前に私からお願いがあるの」
「な、何でしょう?…」
「ほほほっ。 そんなに警戒しなくってもいいじゃない」
「…警戒なんて…」
「貴女が昨日、”由梨"を卒業したのは分かっていますよ」
「え、ええ…」
「お願いって言うのはね、私に貴女を味あわせて欲しいの」
「えっ!?…」
「私もこの商売永いけど、貴女ほど可愛くて、淫らで、美しい身体を持った女の子には出遭った事がないわ! 想い出として貴女を可愛がりたいの」
「そ、そんなぁ…」
「この前、クミとレズってるのを見た時、正直妬けちゃったのよ、私 」
「……」
「うふっ。 昨日のVIPルームで貴女と二人きりで貴女を可愛がってあげたい。 誰にも見せないわ! 私の愛撫で乱れ狂う貴女の淫らな姿を私の目に焼き付けておきたいの!」
「……」
「でないと外してあげないわよ〜」
「そ、そんなぁ…」
「二人だけの秘密! もう二度と逢う事のない貴女を身体で覚えておきたいのよ、いいでしょ?!」
雅にじっと見詰められると、なぜか竦んでしまう。
そして耳にキスをされ、耳朶を噛んだ雅が「ねっ!マ・リ・コ」と囁いた。
一瞬で蕩けた…
この女(ひと)に抱きしめて貰いたい!真梨子の本能がそう感じた。
――これが本当に最後だもの…
意を決した真梨子が、いつものように薬指の指輪を外そうとすると雅が制した。
「今日はね、由梨じゃなくて、ありのままの真梨子を可愛がって、虐めてあげたいの。 愛するご主人がいる真梨子を愛したいの」
指輪に掛かっていた手が止まり、雅を見詰めた。
「いいわね! 今から数時間、真梨子は私のペットよ!」
真梨子は、恥かしそうにコクリと頷いた。
◆
「ううむぅ」
――ああぁぁ なんてやわらかいんでしょ…
雅に唇を奪われ、舌を絡めとられる。
送り込まれる雅の唾液は、なんとも甘く身体が蕩けそうに熱く火照ってくる。
唇を愛撫されながらブラウスの上から乳房を弄られ、乳首を指で摘まれる。
「うんぁぁぁ ああはぅぅ」
その時、VIPルームにいきなり星野が入ってきた。
「あぁ、いやっ・・・」
星野から顔を隠すように雅の胸元にうずくまった。
「さあ、真梨子! オマ○コの鍵をはずしてあげるわ。 スカートをまくって股を拡げなさい!」
「…ふ、二人きりだって…」
「ほほほっ 真梨子。 お前は星野の事、嫌いでしょ!?」
「……」
「お前はね、嫌いな人に虐められるほど、恥かしい無様な姿をお前の事を知っている人に見られる程、感じてしまう露出狂の変態女なのよ! もういい加減自分でも分かっているでしょう! お前のためにわざと星野を呼んだのよ。 さあ、星野に見られながら外して貰いなさい!」
「そんなぁ…」
「さぁ!真梨子! お前の大嫌いな星野にお願いしてご覧! 一生、そのままでいるつもりなの?」
「……は、早く外してください…」
「ほほっ それが人に物を頼む態度?」
「…星野さん。 鍵を、私の鍵を外してください…」
「どこの鍵なの?真梨子!」
「ほ、星野さん… 真梨子のオ、オマ○コの鍵を…外してください…」
真梨子は、星野に頭を垂れて恥辱の言葉を吐いた。
「いいよ。 それはそうと昨日は悪かったな。 お送りしたお客様が離してくれなくてな」
「いいえ。 もういいですから早く外してください! お願いします。 ああぁん・・・」
バイブが微振動を始めた。
雅がコントローラーを手にしてにやりと微笑んでいた。
「あああ・・・ ママ… 許して…」
「パンティを脱いでそこに足を開いてください」
星野は、デスクの上を指差した。
「あぁ・・・ ここですか?・・・」
「ああ。 作業がしやすいんでね。」
「はい・・・」
急いでショーツとストッキングを引き降ろし、デスクに乗ろうとすると『スカートも脱いだら?! 汚れるぜ!』と星野が言った。
「はい…」
スカートを降ろし、下半身素っ裸でデスクに乗り腰を降ろして、オズオズと足を開いた。
――恥かしい!
星野の前で、恥かしい秘部を自ら開き、彼の指がラビアに触れるのを待つ。
「ビチャビチャだね」
――あああああ いわないでぇ・・・
一つずつ鍵が外され、閉じられたラビアが一晩ぶりに開いた。
「ああああああ うんんぁぁぁ」
クリ○リスの鍵を引っ張られと、頭が真っ白になり、快感が全身を駆け抜けた。
「オマ○コを開いて!」
「・・・・・・」
「早く!]
星野に命じられ、ラビアを大きく捲り開いた。
恥かしくて、恥かしくて仕方がないのに身体の奥では、ぞくっとする被虐の快感がざわめく。
秘孔に呑み込んだバイブに星野の指が掛かり、抜き取ろうとしたが、収縮する膣壁の力に阻まれ中々抜き取れない。
「あははっ! 離したくないのかい? 力を緩めてくれないと抜けないぜ」
愛液の付いた指を、星野がペロリと舐めた。
「いやぁぁ・・・ ダメ・・・」
「うああああ お願い! 取って!ああぁぁ」
真梨子の身体がビクンと撥ねた。
雅がバイブのスイッチを強に入れたのだ。
「いいですよ。」
星野の指が、秘貝に無造作に突っ込まれ、震えるバイブを掴んだ。
こんなに長い物が入っていたのかと思うほど、ズルズルと膣壁を擦りながら抜き出されていく。
(ズボッ!)
「ああぁぁ 」
――いや〜〜・・・恥かしい
先端の太い部分が漸く膣口から抜き取られ、膣内に澱んでいた淫汁がトロトロと流れ出してきた。
「おっほぉ〜、凄いですね! 見てくださいよ、ママ」
「み、見ないで〜・・・ お願い!」
星野が抜き取ったバイブを雅に手渡した。
「いあぁ〜〜 お願い! 見ないでぇ・・・」
「あら 凄い濡らし方ねぇ、真梨子さん。 辛かったでしょう!?」
「いやぁぁ・・・・・・」
「丸一日、こんなに太いのを呑み込んでいたから、オマ○コの穴も閉じないわね。イヤらしい女だこと」
「あぁぁぁ…」
◆
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