真梨子
羽佐間 修:作

■ 第5章 オフィス・嬲24

 ディルドウの下には、スケスケのパワーネット生地の真っ赤なマイクロミニのワンピース、白地の半袖のセーラー服と紺色の襞スカート、紺色のハイソックスがあった。
 それと靴箱が2つ、中には黒のローファーと赤いピンヒールが入っていた。
――下着がない… 下着なしでこんなワンピース着られる訳がないわ… 透けないセーラー服を着るしかない…

 しかし手に取ったスカートの丈は30センチ程の超ミニスカートだった…
 セーラー服を着るしか真梨子の選択肢はないのは分かっていたが、呆然としてしまった。
 頻繁に利用する羽田空港で、知った人に合うかもしれないのにセーラー服を着て歩き回るなんて想像しただけで恐ろしい…
 トイレで蹲ったまま時間だけが過ぎていく。
 時計を見ると搭乗開始まで後10分しかなかった。

――今は言うことを聞くしかないの…
 逆らった時、梶がいう事は想像に難くない。
 真梨子は意を決して服を脱いでいく。
 やがてトイレの個室で全裸になった。
「暑い…」
 汗が滲み思わず口をついた。

 前開きの半袖の白地セーラー服はカラーは紺色で、カラーにはリボンと共色のエンジのラインが3本入っていた。
 真梨子の出身校の制服によく似ていた。
 素肌に着たセーラー服は、少し丈が短く臍が見えそうだった。
 プリーツスカートを履いてみると想像を絶する短さだった。
――こんな… 歩いているだけでもお尻の先端が見えちゃうかも・・・
 出来るだけ腰骨の辺りまでずらしてみる。
――屈まなければ大丈夫ね…
 紺色のハイソックスを履き、ローファーに足を入れた。

 ビニール袋からディルドウを取り出す。
 大きな方は梶に会議中に嬲られたリモコンタイプの物と同じ形をしていた。
 片足を便座に乗せ、秘貝にあてがった。
 既にぐっしょり蜜を吐き出している秘貝は難なく受け入れる。
「あぁぁんぅぅ…」
 先端の傘が淫肉を削りながら蜜壷をゆっくりと進んでいく。
 根元のシリコンで出来た襞をラビアで包むように中に収めると淫具で膣いっぱいを塞がれたような感覚がした。
 そして朝から入れていたアナル・ディルドウを抜き取ると、『ズボッ』っと卑猥な音を立て真梨子を悲しい気持ちにさせた。
 毀れた蜜を更に太いディルドウにまぶし、閉じきっていないアナルにあてがい静かに差し入れた。
 括約筋は一日中開きっぱなしだったせいか、難なく太いディルドウを飲み込んでいた。
「うんぁぁ…」
 思わず声が毀れてしまう。
――あぁぁ… 私、どうなるの… もうどうしようもないほど感じてる…

 搭乗開始のアナウンスがかすかに聞こえた。
 脱いだ服とヒールをバッグに詰め込む。
 自分の格好を見下ろしてみた。
――んな格好で…

 大きく息を吸い真梨子は意を決してトイレのドアを開けた。
 俯いたまま順番待ちをしていた女性の横を通り過ぎた。
 直ぐにでも立ち去りたったが、洗面台の前に立った。
 今から大勢の人に晒す卑猥な自分の姿を確認しておかなければ余計不安だったのだ。
――ああぁぁ・・・
 鏡に映る真梨子は紛れもなく27歳の大人の女で、顔が上気していやらしい顔をしていた。
 身に着けているのは現役の女子高生が着ているようなミニスカートで、しかも下着は一切着けていない。
――いやらしい! 私、凄くいやらしい… あっ!あああぁぁぁ 
 ツツーと股間から淫な液体が大腿を伝い流れた。
 身体を翻し、出口付近のゴミ箱に真梨子はさっきまで身に着けていたものをバッグから取り出しすべて投げ入れて、梶の待つゲートに向かった。

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