陵辱生徒会長
夜花:作

■ 会長のお願い2

俺は会長の家に行くことになった。
「場所は知ってますよね?」
「まあ、このあたりの人で知らない人はいないでしょうね、なんせ有名ですから」
家がでかいだけでもめだつのにそこに住んでいる人が有名人なのだから知らないわけはない。
「あの……すぐにすみますかね?」
「さあ……それはあなたしだいですが」
「いや、遅くなると親に怒られるので」
「一応連絡はしておいたほうがいいですね」
携帯で家に電話をすると母さんがでた。
「もしもし、涼だけど……」
「あっ、涼? ちょっと聞いてよ!」
なぜかひどく興奮している。
「どうしたの母さん?」
「それがね、借金がなくなったのよ!」
「ええっ!?」
「なんでもね、お父さんの友達じゃなくて同姓同名の別の人のだったみたい、あ〜よかったわ〜」
「そうなんだ……よかった……あ、そうそう俺今日は遅くなるかもしれないから」
「そう、わかったわ」
俺は電話を切ると、隣を歩いていた会長に話しかけた。
「あんたがやったのか?」
「ええ、言葉だけじゃ信用がないと思いまして」
「でも俺はまだ完全にやると決めたわけじゃないぞ」
「いいんですよ、私は借金を負わせることもできますから」
「なるほど……」
そうこうしている間に家の前に着いた、近くで見てもやはり広くてでかい。
門を開けて中に入るとそこに女の人がいた。
「おかえりなさいませお嬢様」
メイドさんだ、喫茶店にしか生息していないと思っていたが本当にいるものなんだな
「ただいま帰りました」
「お嬢様こちらの方は?」
「私の友人です」
「はじめまして、氷宮涼です」
「空徒ともうします、この家のメイド長をやっています」
「自己紹介はそのぐらいにして私の部屋に行きましょう」
俺は会長と空徒さんの後についていく。
「ここが私の部屋です」
「うわ……」
この部屋だけで俺の家の面積ぐらいある。
「空徒さん、私が呼ぶまで絶対に入らないでください、他のメイドにも同じように伝えてください」
「わかりました」
そう言って空徒さんが出て行った。
「さてと……それでは始めましょうか」

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