三姉妹相姦
夜花:作

■ 4

「姉さん、気持ちよかった?」
「もちろんよ、あら? まだガチガチなままなのね」
「えっと……姉さんが色っぽかったから……」
「嬉しいこと言ってくれるじゃない、じゃあもう一度……」
「ダメ! 次は私と!!」
「いいじゃない私が連続でやっても」
「順番だよ! 次は私!」
「私よ!」
「私だってば!」
「ちょっと二人とも……」
喧嘩になりそうだった二人を止めようとしたとき
「随分と楽しそうね……」
「!」
いっせいに振り返るとそこには
「風香姉さん……」
「い……いつからそこに?」
「そうね……水城がお尻にだしてって言ってるあたりからかしら」
「そ……そう……」
「帰ってきたら上からぎしぎし音がするし妙な声が聞こえるから上がってきてみればあたしを差し置いて随分と楽しそうなことやってるじゃない」
「こ……これは実咲が……」
「ちょ……お姉ちゃん! 妹を売る気!?」
「だって最初に約束を破ろうとしたのは実咲でしょ!」
「お姉ちゃんも破ったくせに!」
「言い訳しないっ!!」
「「はいっ!!」」
あっというまに静かになる二人、この人が俺の八つ上の姉、黒上風香だ、先ほどのとおり実咲姉さんも水城姉さんも風香姉さんにはまったくかなわない、なぜなら親が海外にいる俺たちの世話をしてくれているのは風香姉さんだからだ、実咲姉さんも水城姉さんも家事があまりできないため殆ど風香姉さんがやっているのだ、さらに風香姉さんは昔女番長として恐れられていたせいか二人ともまったく逆らえないのだ。
「約束したわよねえ、抜け駆けしないって」
「ごめんなさい……」
「ごめんなさい……」
「風香姉さん、あんまり二人を責めないであげてよ、もとはといえば俺が二人の誘惑に屈したのが悪いんだし」
「しょうがないわね、夏喜がそこまで言うんなら許してあげるわ」
「助かった……」
「よかったぁ、風香お姉ちゃんなっちゃんには優しいから」
「ただし、二人とも今夜から明日の明け方にかけて夏喜に手をだしちゃだめよ」
「ええ――――っ!!」
「そんなのひどいよ!!」
「黙りなさい、あなた達はさっきいっぱいやったでしょう」
「でもぉ……」
「問答無用!!」
「はぁい……」
なっとくしていない様子で二人は部屋を出て行った。
「さて、夏喜、服を着て部屋をかたずけなさい、私は夕飯の支度をするから」
そう言うと風化姉さんも部屋を出て行った。

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