転校生
二次元世界の調教師:作

■ 6

 その日の放課後、一所懸命ミーコを校内のあちこちに案内して回り、まるで面白くなさそうな彼女の態度にかえってマゾヒスティックな歓びを覚えてしまっていた俺に、彼女はとんでもない事を言い出した。

「中山君、あなた又私と付き合いたいと思っているの?」

「は、はい、武市さん……」

「それならまず、私の事をミーコ様とお呼びなさい。」

「ミーコ、さま……」

 そこは廊下で、俺は誰かに聞かれていやしないかとハラハラしながらその言葉を口にしていた。

「私の言う事は何でも聞くのよ、いい?」

「はい、もちろんです、ミーコ様。」

「では付き合ってあげましょう。
 こちらへおいでなさい。」

 ミーコが何と女子トイレに入って行ったので俺はビックリしたが、何でも言う事を聞くと約束したばかりだ。辺りには誰もいないようだし、さあ早くおいで、と彼女に促されるままに、俺は女子トイレの個室へと転落の第一歩を踏み出したのだった。

「お前、私のスカートをめくりたいんだろう?」

「は、はい、ミーコ様。」

「では、めくってごらんなさい。」

 おお、何と言う信じられない嬉しい展開だろう。俺はゴクリと生ツバを飲み込むと、ドキドキしながらミーコのスカートをゆっくりとめくり上げ、彼女が黒いものを着用していない事に気付くと驚きの余り慌ててスカートを戻してしまった。

 途端に、あの火を噴くような猛烈なビンタがやって来た。

「何をしているのです!
 男なら堂々とスカートをめくりなさい!」

 頬の焼けるような痛みと興奮で、俺は血管が切れそうになりながら再びミーコのスカートをめくって行く。

「こうおっしゃいなさい。
 ミーコのおパンツチェーックって。
 ふふ、どうしたの?
 お前そう言って毎日私のスカートをめくるのが日課だったじゃないか。」

 そうだった。記憶が鮮明に蘇る。俺達悪ガキ仲間は、毎日オシャレしてミニスカをはいて来るミーコのパンツをチェックするのが日課だったのだ。その頃俺はまるで性的な関心はなかったのだが、キャーキャー黄色い声を出して嫌がる彼女が楽しくて、今日はイチゴだ、今日はクマさんだ、などとはやし立てて遊んだものだった。

 だが、下手すれば1日中勃起が治まってくれない程性欲の強い高2男子にとって、すっかり女らしく成長したミーコのスカートをめくるのは余りにも刺激的だ。俺はゆっくりとスカートを上げ、彼女の抜けるように白くムッチリとした太股の圧倒的な魅力に凄まじい興奮を覚えながら、情けないほど慄える声でその言葉を口にした。

「ミーコ様の、おパンツをチェックさせて頂きます。」

 そして遂にスカートが脚の付け根を越えると、ミーコの黒いものをはいていない股間に貼り付いた白い宝物がじっとり濡れて女の匂いをプンプンさせているのに遭遇し、俺はその素晴らしさに全身が慄えおののく程の感激と同時に鋭い快楽の矢で下半身を貫かれた。何とビュッと夢精のようにペニスが暴発を起こしてしまったのだ。

 その瞬間又もスカートを取り落としてしまった俺に、今度はミーコの美脚が強烈な股間蹴りを炸裂させた。射精したばかりの急所を容赦なく蹴り上げられた俺は、激痛にぐおお〜! と獣のように吠え、股間を押さえてトイレの床にうずくまってしまう。

「何をしてるの、この意気地なしっ!
 パンツはチェックしたのかい!」

「は、はい……
 キティーちゃんでした……」

「はははは〜
 思い出したかい?
 毎日私のパンツを調べてさぞかし楽しかった事だろうよ。
 おい、お前っ!」

「は、はい、ミーコ様……」

「これからも毎日私のパンツをチェックしたいかい?」

 まるで夢のような話だ。こんな幸せがこの世に存在したのか。

「はい、お願いします、ミーコ様。」

「それなら、これからお前は私の奴隷になるんだよ。
 それで良ければお舐めなさい。」

 ミーコが素晴らしい美脚の先にはいたローファーを俺の口に突き付けて来た。その汚い靴の先を口に含んだ時、俺は脳髄が甘美に痺れるような衝撃に撃たれ、自分の中で何かが変わったのを感じていた。

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