モンスター
二次元世界の調教師:作

■ 6

「ははは、ずいぶんと手を焼かせてくれたけど、ようやく素直でかわいいメスドレイらしくなったじゃないか、真菜先生。
 ご褒美に、このモンスター野郎とつがわせてやるよ、感謝をおしっ!」

「ありがとうございます、久美子様」

「それじゃこれからつがいになる男に、お前がはしたないど淫乱なメスであることを見せておやり。
 大好きなオナニーで、潮を吹いて見せるんだよ!」

 久美子様がそう言って首輪に繋がれていた両手を外すと、真菜はこれまで俺に見せたことのない、首筋まで真っ赤に染める羞じらいぶりを示しながら、その淫らな行為を始めてしまった。

「ああ、は、羞ずかしい!
 でも、大ちゃん、よく見て。
 これが本当の私なの……」

 俺は夢にまで見た恋人の、初めてお目に掛かる裸身の美しさと淫らさに、目が釘付けになった。先端のピンクの蕾を指股に挟みながらゆっくりと片手で揉み上げる乳房は完璧な釣り鐘型をしていて、スレンダーな外見からは想像も付かない豊満さだった。そして真菜の股間には黒いT字帯が縦筋にピッチリと貼り付いていたが、前部に開いた穴に挿入した数本の指をクチュクチュと淫靡に蠢かせながら、彼女はウットリと快感にだらしなく表情を緩めている。よく見ると真菜の女の部分にはあるべき黒い飾り毛の痕跡がなく、ご主人様に剃られてしまったらしかった。

「ふはは、お前はどこが一番気持ちいいんだい?
 正直に恋人に教えておあげ、真菜先生」

「……オシリ」

「この、どヘンタイっっ!!」

 穴が開くほど凝視してしまった俺の目には、T字帯のお尻の部分が膨らんで微妙に慄えているのもわかってしまった。この後すぐ俺も着けられてしまう、アナル調教用の特殊な形のバイブだ。真菜は1日中外すことの出来ないT字帯のおかげで、最も強烈な性感帯のアナルを徹底的に調教され、久美子様とひとみ様の従順なメスドレイに仕上げられてしまったのだ。

「真菜せんせーが、えっちを見せてくれてるんだよ。
 せんせーもハッスルしなきゃ。
 ひとみ、オクチでもえっち出来るんだ〜
 うんちしたっていいんだよ、せんせー」

「ひ、ひとみ様っ!
 うわあ〜っっ!!」

 真菜も数限りなくイカされてしまったと言うひとみ様の、かわいらしいオクチのテクニックはとても小学生とは信じられない素晴らしさで、俺は快楽の悲鳴を上げるとついに決壊した尻穴からブリブリと汚物を噴出させてしまっていた。すると真菜も手指の動きを早め、イクウ〜ッと淫声を張り上げながら、ビューッと小水のように歓喜の潮を吹き上げていたのである。

「ふははは、どうだいお前達。
 えっちな学校の先生にふさわしい格好だろう?
 アタシはね、小学校の時、お前みたいなロリコンのヘンタイ野郎にレイプされたんだよっっ!!
 全くお前ら学校の教師と来たら、薄汚いヘンタイばかりじゃないか……」

 俺は久美子様のおぞましい過去の告白を聞かされながら、それどころではない強烈な拘束に魂まで奪われ、体を繋げられた真菜と2人で苦悶するばかりであった。

 共にひとみ様と久美子様のドレイとして対面させられ、汚辱の歓びを極める痴態をお互いに晒してしまった俺達は、「ご主人様」達に浴室で体を清められてから、つがいのドレイとして新しい生活を始める端緒にと、悪夢のような厳しい試練を与えられることになったのだ。まず久美子様によって、危険な薬物が注射器によって2人の腰に注入された。すると俺の股間は4発も抜かれてしまったにも関わらず、狂ったように強烈な勃起が治まらなくなったのだが、覚醒剤の一種で一晩中でも性交が可能になる性欲増進剤らしい。猛り狂うペニスの俺と真菜は獣のような後背位でドッキングさせられ、お互いの腰が絶対に離れないよう頑丈な革ベルトでガッチリ固定された。さらに互いの股間にはT字帯が喰い込み、アナルに入り込んだ柔らかいが芯のある、刺激を強める刻みが入った特殊バイブが慄えくねっていると言う淫らさだ。さらに2人の両手は繋いだ形で手錠を嵌められ、首輪も左右2箇所で連結された。

「それじゃ夜が明けるまでに帰っておいで」

「がんばってね、せんせー」

 後背位で寸分も離れないように繋げられた全裸の俺達を例の公園に下ろすと、久美子様とひとみ様は車で帰って行かれた。これから俺と真菜は協力して、ご主人様達の待つ家へと夜道を帰らねばならない。何とか立ち上がってヨチヨチと歩き始めると、俺の前になった真菜が夢見心地の甘い声を出した。

「だ、大ちゃん、素敵よ……
 ね、ねえ、又イッチャッても、いい?」
「ま、真菜……
 俺もダメだ、又出ちまう……」

 俺達は車の中で繋げられて抱き合っているだけで、早くも極めてしまっていた。俺にとっては初体験のアナルバイブの刺激が凄まじく、そのおかげで本当に腰が溶けてなくなってしまう程の快感が爆発していたが、(オシリが一番気持ちいい)と告白した真菜もきっと同じ気持ちなのだろう。薬物で猛り狂う俺の男性自身を、彼女の発情した女の部分が優しくも強力に包み込んで、正に羽化登仙の桃源郷にいるような気分だった。

 そして夜とは言え野外に全裸で「交尾」した格好で放置された俺達は、露出のスリルも加わって凄まじい興奮の中、一歩脚を動かすだけでたちまち弾けてしまいそうな悪魔の快楽に共にのたうち呻きながら、さほど遠くはないのに永遠の長さに感じられる夜道をトボトボと歩んで行く。ついには数歩歩いただけで、俺は狂った男根から射精し真菜も一緒に昇天してしまうようになった。

「ま、真菜。
 俺はもうダメだ、本当に死んでしまう……」

「いいよ、大ちゃん。
 一緒にいきましょ……」

 こうして月明かりだけの暗い夜道で、真に性の「モンスター」と化した俺達は、人間業とは思われない何十回目かの昇天に共に獣の咆吼を張り上げながら、この世ならぬ幸福の絶頂を味わっていたのだった。

〜おしまい〜

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