被虐の血
二次元世界の調教師:作

■ 3

 1週間前、ご主人様はおっしゃいました。

「百合、お前ももう立派な大人の体になった。
 私の愛情を受け取って、性奴隷に成ってはくれないか」

 そして立派な紳士であるご主人様は、舶来のスーツのズボンからすばらしいシンボルを私に見せて下さいました。その時私はゴクリと喉を鳴らすというはしたない反応と共に、今着用している露出過多なセーラー服で中腰になり開脚によってご主人様の目線に晒された小さなショーツを、見る見る汚していたのです。

「ホラ、口にやろう、百合」

「ありがとうございます、ご主人様……」

「まだご主人様ではない!」

 「ご主人様」は素晴らしい宝物の肉棒を私の口に預けて下さいながら、すぐに胸と股間にやろうとしていた私の手も制して、おっしゃいました。

「いいか、百合。
 お前が私の愛情の証を受け入れてくれるまで、勝手に自分の体を慰めることはまかりならん!」

 くちゅくちゅとご主人様のモノを頬一杯に感じながら口を使う歓びに目を輝かせながら、私は慄える両手を胸と股間から引き上げて、後頭部の後ろに組んでみせました。

「1週間だ、百合。
 1週間我慢出来たら、性奴隷になる儀式は考え直してやろう」

「んんっっ!!」

 私はコクリとうなずいた瞬間にご主人様のお情けを口一杯に浴びてむせびながら、いよいよ私もご主人様の愛情の証を処女の体に授けられ、本格的な性奴隷にして頂くことになるであろうことを、ほとんど確信していました。だってその時口一杯に頂いたご主人様の逞しい宝物を、私の心も体も欲しがっていたのですから。でもたった1枚の実在するかどうかもわからない薄い乙女の膜が、どうしても私にご主人様の愛情を素直に受け入れることをためらわせないではいられませんでした。子供っぽい考えだと笑われるでしょうが、将来の旦那様より先に「ご主人様」に処女を捧げてもいいものかと、どうしても決断が下せなかったのです。

 そう。私、いや私達はご主人様に性奴隷として愛して頂くのであって、結婚しようだなどと大それたことは考えられません。将来立派な男性と結ばれて、良き妻、そして良き母となることをご主人様も望んでおられるのです。

 さて、他の生徒達に遅れて駅のホームに降り立った私は、すぐにぐるるる〜と不穏な音と、下腹部を圧迫するような鈍痛を覚えて泣きたくなりました。私の通う高校まで歩いて5分も掛からないのですが、既にご主人様の手で何度も浣腸の歓びを教えられ、はしたなく緩んでしまったアナルが耐えられるとは思えません。私はもう矢も盾もたまらず、駅のホームにある汚い公衆便所に駆け込みました。そして男女共用の蜘蛛の巣が張った和式便座に腰を下ろし、ピッチリ貼り付いていたヌレヌレのショーツを下ろすのももどかしく……

 と、何と言うことでしょう。私はショーツを下ろすのが間に合わず、下品な破裂音と共に流れ出した汚物を下着と、そして太股にベットリと着けてしまったのです。そして恐ろしいことに、そのトイレは紙が切れていました。助けを呼ぶわけにもいかず、私は屈辱に胸を締め付けられながら、仕方なくショーツを脱ぎ捨てるとそれで汚物を処理するよりなかったのです。

(ああ……
 こんなことになるなんて……)

 今日はご主人様との約束だった1週間目です。放課後お会いして、私はご主人様に真に服従を誓って愛情を受け止めるかどうか、確かめられるのです。こんな大事な日の開幕は最悪でした。私の体から出た汚物で悪臭の漂うショーツですが、ご主人様に言われて着用している下着をまさか捨てるわけにはいきません。仕方なく、ご主人様が使わしたらしき痴漢達に手渡された紙袋に入れようとして、中身を見てしまった私は思わずドキッとしました。それは恐らく下着を使い物にならない程汚してしまった私が、新しく着用するためのものでしょう。もちろん普通の下着ではありません。

 遅刻しそうだったので、私は慌てて学校までの道を走りました。やはり遅刻ギリギリの生徒達とすれ違いながら、私の超ミニスカは風にはためいてノーパンの股間が見えそうになりますが、他の子達も必死なので気付かれそうにないのが救いでした。この分なら間に合うかも知れません。ご主人様は私が学校生活を真面目に送らないと、とても気分を害されるのです。遅刻なんてもってのほか。おかげで私は、超の付く真面目な優等生でした。

 ところがいつもと違って、遅刻指導のため校門に生活指導の先生が立っておられたのです。まだ遅刻ではありませんから、他の子達は挨拶を交わしながら校舎の中に駆け込んでいきますが、私は当然短か過ぎるスカートのため、口うるさい中年の女先生に呼び止められました。うちの高校は校区で一番の共学の進学校で、生活指導はほとんどうるさく言われないのですが、下着が見えるギリギリまで短く切った私のスカートが目に留まらないはずがありません。私は両手で必死にスカートの裾を抑えながら、スカートが全部洗濯中で間に合わず昔姉がはいていたものをはいて来た、などと言う見え透いた嘘を付きました。女の先生らしくジロジロと無遠慮に露出した太股を眺められながら、私は凄まじいスリルで心臓がバクバクしていました。何しろミニスカの下はノーパンですし、太股には完全には落とし切れなかった汚物の後が少し茶色く残っています。それにもし持ち物検査でもされようものなら、身の破滅です。紙袋の中の無惨に汚れたショーツと、一目で淫らな用途のものとわかる特殊な下着をどう言い逃れたらいいのでしょうか。

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