被虐の血
二次元世界の調教師:作

■ 5

「もしその気なら、紙袋の中の下着を着けなさい」

 ご命令ではなく、もしその気なら、と私を試すようなメッセージでしたが、もう私の気持ちは固まっています。黒い強靱なラバーの「下着」を慄える手に持った私は、股座部の2本の男性のシンボルを象った突起の大きさに目を奪われていました。

(大きい……
 それに凸凹してる……)

 1週間ぶりの「それ」は確実に太くなり、大きい方の胴体には疣状の突起がビッシリと刻まれ、小さい方にはろうそくのような渦巻き状の刻みがグルリと取り囲んでいました。特に小さいと言っても、アナルにねじ込まねばならない「ろうそく」バイブのおぞましさに私は怖じ気づいてしまいました。

(こんなの入るのかしら)

 色々入った袋の中には、歯磨き粉みたいなチューブが入っていて、えっちな気分をどんどん盛り上げてしまう嫌らしい作用を持つ薬だとわかっていても、それを潤滑剤として2本の突起に塗り付けるよりありませんでした。そしてまず小さい方をアナルに打ち沈めていきましたが、ズブズブと渦巻きろうそく状のバイブが入り込んで来ると、その刺激の激しさに私はくじけそうになりました。

(ああ……
 こ、これ、凄い、凄過ぎるの!)

 苦痛や嫌悪を覚えたわけではありません。潤滑薬の滑りもあってすんなり受け入れてしまったものの、ろうそく状の渦巻きがズリズリと羞ずかしいアナルの粘膜を擦り上げるのが、言葉にならないくらい気持ち良くて、私は怖かったのです。とうとう全部飲み込んでしまうと、細長い先端部がズンとお尻の奧深くを突き上げて来てものすごい充実感でした。

 そうしてから今度はアソコに大きな男根型バイブを埋めていくと、メリメリと姿を消していくソレの胴体にビッシリ浮き出ているイボイボが、この1週間刺激が欲しくてウズウズと欲求を溜め込んでいた私の中を思い切り擦り上げてくれる素晴らしさで私は夢中になりました。前後ホールにきっちりと太いモノを収めた時息も付けないような充溢感を覚えた私は、心の中で快哉を叫びます。

(ああ、こ、これよ!
 私が欲しかったのは……)

 薄い粘膜を隔てただけで、男の人のシンボルを象ったバイブがひしめき合って満たしてくれる充実感は何物にも代え難い素晴らしさでした。ご主人様にかわいがられてすっかり目覚めてしまったアナルを犯されると、体中に淫らな衝撃が走って何だか自分ではないくらい全身の感度が良くなってしまうようなのです。だから前部に埋められたイボイボバイブを力一杯締め上げると、この世のものとも思われぬ強烈な快楽を味わうことが出来て、私は、もうどうなってもいい、と不埒な考えに頭を支配されるようでした。

 ご主人様が授けて下さった黒ラバーの下着のえっちな仕掛けはこれだけではありません。ちょうど私の体に合うよう設計して頂いたラバーが、キリキリと股間に悩ましく食い込んでいき、前部にくり抜かれている穴のリングにクリ○リスを嵌め込むと、すっかり成長して大きく膨らんでしまった肉真珠がピョコンと前に顔を出します。さらに自分でもうとましいくらいの巨乳に育ってしまった乳房にもラバー下着を装着し、やはり両乳首を外に露出させてしまうと、私は残っていたクリーム状の薬を3点の羞ずかしい急所にあるだけ塗り込みました。リングで括り出された乳首、そしてクリ○リスは異常なくらい敏感になってるので、薬を塗る指が当たるだけで脳天に火花が散るような強烈な快感が迸り、私はあろうことか薬を塗り込みながら絶頂に達してしまう有様でした。

 ご主人様にオナニーで勝手にイクことを禁じられていたのに、こんなことで簡単に言い付けに背いてしまう私。でも、それはご主人様に懺悔してお仕置きして頂く想像による、全身が慄えおののく程の興奮と表裏一体でした。

 そして塗り終えた薬がすぐにスーッと心地良く染み入って来たかと思うと、括り出された3点のはしたない尖りはますますググッと嫌らしく大きく膨らんで来ます。こうしてえっちなラバー下着の装着を終えた私は、ご主人様にその旨をメールで連絡します。これでご主人様は強力な遠隔操作によってバイブを操り、私を心ゆくまで楽しませてくれることでしょう。メールを終えトイレから教室へと向かう時、早くも私は股間の前後でズリズリと擦れ合う淫具の素晴らしさに、大胆に露出した脚が萎えヘナヘナと廊下で崩れ落ちてしまいそうな快楽に、体の芯から淫らに燃え上がり始めていました。

 放課後までの時間は、もうご主人様の愛情を真摯に受け止める決意を固めていた私にとって、何はばかることもなく性の歓びを貪る夢のような刻でした。乳首とクリ○リスに嵌ったリングや、股間の前後の淫棒が1箇所ずつジーッと慄えて淫楽を奏でるかと思えば、ご主人様の気まぐれでそれが二重奏、三重奏、四重奏となって、私を天国へと誘うのです。授業中、そして休憩時間に、私は他の生徒達の唖然とした視線を浴びながら、露出過多なミニスカ姿を隠そうともせずに何度も何度も極めてしまいます。もう失禁したかのようにとめどなく溢れ出て太股を伝う淫汁を、ハンカチがグショグショになるまで拭かねばなりませんでした。

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