被虐の血
二次元世界の調教師:作

■ 6

 生徒指導室で短か過ぎるスカートを厳しく咎められた時には、必死にスカートを伸ばそうと両手で抑えながら、意地悪く慄えるバイブのせいでほとんど先生の言葉が耳に入りませんでした。私が異常に大量の発汗を額に滴らせ、まともに応対も出来ないものですから、先生の方が心配して下さったほどです。この時極めてしまった3度の絶頂は、一生忘れないと思うほど強烈で素晴らしいものでした。

 放課後はフラフラになりながら、ご主人様のご意向でバスケ部の練習に出ました。エロセーラー服を脱いで練習着になると少しホッとしましたが、体に食い付いたラバー下着が外れてくれるわけではありません。それでも私は気持ち良く「汗」を掻いて体を動かし、ここでも幸せな絶頂を何度も味わう事が出来たのです。彼氏のゆう君も練習着姿の私に安心したように普通に話し掛けてくれ、週末には久しぶりにデートの約束まで交わしてしまいました。もちろんご主人様はそんなことを気にするような狭量な方ではありません。

「お帰り、百合ちゃん」

 再び制服に着替え、いよいよ帰ったわが家では、ママが早くも私と同じような黒ラバー下着だけの淫らな格好で出迎えてくれました。玄関先でいきなり唇を奪われた私も、実の母親と積極的に舌を絡め合わせラバーに締め付けられてなおタプタプと揺れる豊満な乳房を擦り付け合い、背徳の気分を盛り上げます。私のママ公江は40台にはちょっと見えないアイドルみたいな童顔と、アンバランスな豊満な肉体の持ち主ですが、私もこの頃すっかり似たような外見になりました。二十歳になったばかりで地元の名門女子大に通う姉、愛里もよく似ていて、我が家の女性の特徴なのだと思います。

 ママはこの熱烈な抱擁で、言葉を交わさずとも私が決意を固めていることを察したのでしょう。居間に通じる戸を開けて、私を誘います。

「ご主人様と、愛理ちゃんがお待ちかねよ」

 床の間を背にして筋肉質の素晴らしい全裸の肉体で仁王立ちしているご主人様の前にかしづく姉、愛理の姿はやはり衝撃的です。臨月を迎えてラバーの締め付けに耐えられない姉は、妖しく輝く生白い豊麗な全裸のボディーを堂々と晒し、両手で巨乳を擦り付けながらご主人様のたくましいシンボルを口に含んでご奉仕していました。ご主人様のお情けによって新しい生命を宿す、はちきれそうなお腹を見ていると、若かりし頃のママがご主人様の厳しい調教を受けている写真の衝撃が思い出されます。その写真の中のママはやはり臨月の巨大なお腹なのにきつく縄掛けされて天井から吊され、鞭打たれていたのです。

「初めの子は流産してしまったけど、愛理とあなたは無事産まれたのよ」

 ママはそう言い、ご主人様もおっしゃいました。

「だからお前達には被虐の血が色濃く流れておるのだ」

 高校に入学したその日、両親の衝撃的な告白から始まった性調教に私は初めこそ激しく抵抗しましたが、やはり血は争えないのでしょう。まもなく、淫らな辱めを受けることに無上の歓びを覚えてしまうようになりました。ママの出す料理には性欲増進剤が添加され、ご主人様だけでなくママや、その時もう完全に性奴隷と化していた姉にも毎日のように唇を奪われ、体をまさぐられて、処女であるにも関わらず、私はすっかり女の歓びに目覚めてしまいました。

「ああ〜ん、ご主人様あ〜……」

 ミスキャンパスにも選ばれた才色兼備の女子大生とは信じられないくらい淫らに崩れた姉は、私達の存在に気付いていないかのように子猫のように甘く拗ねる声を出しながら、ご主人様への熱烈なご奉仕に没頭しています。

「愛理ちゃんも立派な性奴隷になったわ。
 さ、あなたも……」

 すると気配に気付いたのか、姉も名残惜しそうにご主人様のシンボルから離れてくれたのです。

「百合ちゃん。
 さあ、ここへおいでなさい」

「覚悟は出来たか、百合」

「……はい。
 ご主人様……」

 こうして私は、ご主人様の性奴隷にして頂き、愛情の証を受け止めて子種を授かるため、姉の唾液でヌラヌラと光り天に向かってそそり勃つ、実の父平塚泰治の肉棒に口を被せていったのでした。

〜おしまい〜

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