奥さまはマゾ
二次元世界の調教師:作

■ 5

「奥さまは学生時代テニスをなさっていたそうですね」
「は、はあ……」

 袋を探りながら新山さんが突然妙なことを聞かれたので、私は間の抜けた返事をしてしまいました。

「私はそれを聞いて、奥さまはテニスコートではそぞかし素敵だろうと、想像していたのですよ」

 本当かどうかわかりませんが、新山さんが袋から出されたのは、何と純白のテニスウェアでした。

「お立ちになって下さい」
「はい」

 下着だけに脱がされながら襲って来ず、散歩に出掛けようと言う新山さんに私は戸惑っていました。そして彼は私のブラジャーやショーツはそのままに、テニスウェアを着せて来たのです。

「あ、あの……
 こんな格好で散歩に?」
「おや、下着姿の方がお好みですか? 何ならスッパダカでもいいのですよ」
「いいえ……」

 そういう趣味なのか、新山さんが散歩に出掛けるため私に着用させて来た純白のテニスウェアは、露出の激し過ぎる破廉恥な代物でした。スカートはほとんど隠す用を果たさず、見られても大丈夫なアンダースコートをはかなければ、コートで着用するのはとても無理です。さらに上は極端に丈が短くてヘソが出てしまい、胸元が大きく開いているのでブラジャーが完全に見えてしまいます。恐らくいかがわしいコスプレ用なのでしょう。

「奥さま、すばらしいです。ぜひ撮影させて下さい」

 そんな淫らな極小テニスウェアの下にスケスケの下着だけと言う世にも羞ずかしい格好の私は、さらに首輪を嵌められて手を拘束されているのです。恐らく新山さんみたいなえっちな男性をムラムラさせてしまう格好なのだろうと思うと、私はますます熱く込み上げて来るものを感じ、ローアングルから何枚もカメラのシャッターを切られると羞恥が窮まってフワフワと体が浮き上がるような危険な心地良さを覚えていました。

「今度はヒザを立てて座って下さい」
「こうですか?」
「それから脚を開いてM字にしてみて下さい……いやあ、最高ですよ、奥さん。一発抜かせて下さいますか?」

 その下品な言葉の意味はよくわからなかったのですが、それまでになく興奮した様子の新山さんはスーツのズボンを下ろしたのです。

――い、イヤだ、大きい……

 私は主人しか知らないのですが、確実に新山さんの方が大きいし元気が良さそうでした。それと主人と違うのは、新山さんの大きなペニスは皮を被っていたことでした。そして「M字」でスケたレースのショーツを大胆に露出させている私の方へ、ズボンからシンボルを出したままやって来た新山さんが、それを私の顔に突き出し自分で皮を剥くとプーンときつい匂いが漂って、なぜだかその匂いにも私は興奮してしまいました。

「お、奥さま。パンツが濡れておま○こが丸見えですよ」

――そんなっ!

 あっと思って視線を落とすと、新山さんのご指摘通りひどく猥褻な股間になっていました。これではノーパンの方がまだましかも知れません。私はますますカーッと熱く体奥から込み上げて来るものを感じ、どんどん下着を濡らしてしまう一方でした。

「奥さま、オクチでお願いします」

 私はもうわけがわからないくらい興奮が募り、新山さんが差し出した熱い肉塊を口一杯に頬張って、ウットリ表情を緩めてしまっていました。

「ああ……憧れの奥さまに私のナニをしゃぶって頂けるなんて、まるで夢のようです」

――新山さん……

 彼の発した言葉はまんざらお世辞でもないようで真実味がこもっており、私は人の弱みにつけ込んで邪な欲望を満たそうとする卑劣な男であるのに、心の琴線に触れられたような優しい気持ちになってしまいました。

――この人も興奮してるんだ

 主人より1回り大きいと思われる新山さんのシンボルはとても熱くて、ゴムのように弾力のある固さがあり、それがビクビクとおののいて私の喉や口の中を突き上げて来るのです。私はいつしか自然とクチュクチュ口を動かしネットリとしゃぶり上げていました。

「部長にもこんなことをして差し上げているのですか?」

 私はいいえ、と首を振ると、本能のままに口を動かして新山さんのペニスを味わいました、昇さんにもしたことのない破廉恥な行為に私の胸はドキドキとすごい勢いで鼓動します。

――ああ、羞ずかしい……

 そして濡らしてしまったアソコの形まで浮き出ていると言われたM字開脚の股間に新山さんの熱い視線を痛いほど感じると、私はまるで初めてスカートの中を覗かれた女子中学生のように凄まじい羞ずかしさが込み上げて来て、いつの間にかこれまで経験したこともないくらい股間を潤ませてしまったのです。

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