アタシのかわいい○ンコちゃん
二次元世界の調教師:作

■ 3

「おっせーな!」

 むせ返るような草いきれとヤブ蚊に悩まされながらケースケを探し当てると、ヤツは大声で生意気なことを言う。ホント、1年坊主のくせにタメ口利いてんじゃねーよ!いつもはアタシの方が待たされてばかりなんだ。たまには待たされる方の気持ちも味わうが良い。いい気味だ。

「ヒナさ、ムネが変じゃね?」
「デカイ声出すなよ!」
「あ、ワリイ……」

 こんな場所に来るやつはいないだろうけど、タバコでも吸いに来る不良が隠れてるかも知れないではないか。

「ケースケ、お前まさか……」

 するとヤツはいきなりムネをはだけて見せた。

「これ、ヒナの乳だよね」
「声がデカイって!」

 全く何と言うデリカシーのない野郎だ。ま、普段は男なんてこんなもんだろうと思っているが、今はちょっと勘弁して欲しい。そしてケースケのムネには、見紛うはずもないアタシのかわいいオッパイが……

「コラあっ! 人のオッパイを勝手に露出すんな、オメーはヘンタイかよ!」
「何言ってるんだい、これは俺のムネだ。こんなことだって出来るんだぜ」

 そう言ったケースケは何と体を揺さぶって見せたのだ。イマイチ豊満とは言い難いアタシの乳房は、それでもプルンプルンとヒワイに揺れてしまい、アタシはつい頬を赤くしてしまった。

「や、やめろバカっ!」
「ヒナのオッパイって柔らかいからおもしれーや」

 こんな羞恥心のかけらも持ち合わせていない野獣と争ったアタシがバカだった。アタシはケースケを刺激しないよう、努めて冷静な口調で話し掛けることにした。

「とにかく落ち着いてよく考えよう。どうしてこんなことになってしまったのか」
「俺は別にこのままでいい」
「はあ?」
「だって、ヒナのおっぱい弄ってたらエラい気持ち良くなっちまって」

――勝手に弄るな〜っ!

「へへへ、もうさっきからビンビンだぜ」

 そう言うとケースケは両手の人指し指でチクビをイジイジしてみせた。確かにソコはイヤらしくピンと勃起していて、アタシは又も真っ赤になってしまった。

「ケースケ、アンタ、そんなトコずっと弄ってたの?」
「ああ。だってココに○ンコが2つ出来たみたいなんだ。女の子ってこんなに気持ちいいんだね、ヒナ?」

――んなコト聞くなよ!

「朝からずっとチクビいらったり、乳を揉んだりしてたからさ。だいぶ慣れて来たよ」
「授業中にか?」
「なかなかスリルあったぜ」

 ううむ。コイツ、バカな上にどエロいやつとは思っていたが、まさかここまでとは。

「慣れたって言ったな」
「ああ。それが?」
「……いや、何でもない」

 ホントは、ケースケのチクビ弄りの指がこれまで見たこともないソフトタッチだったので、アタシはちょっとズキンとしてしまったのだ。あんな風にタッチされたら、きっとたまらないに違いない。

「それよか、どうやったら元に戻るのか、考えよう」
「又えっちしたら、いいんじゃないかな」
「どうしてそんなことがわかる」
「昨日えっちしたから、こうなったんだよ、きっと。次の日曜にえっちすりゃ、元に戻るんじゃないかな」

――何でそうお気楽で楽天的なんだ?

 だがこんなあり得ない事態に遭遇したアタシに他の考えが浮かぶはずもなく、とりあえずその言葉を信じるよりない心理状態に陥ってしまった。

「しょうがねえな」
「よし決まりだ。ふふふ、ヒナは俺の○ンコにメロメロだからな……」

――違うわい! この勘違い野郎!

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