弟の悪友
二次元世界の調教師:作

■ 7

「おいおいマサト。 おめえがヘタクソだからお姉ちゃん怒っちまったじゃねえか」
「参ったっす……」

 ショボンとなってしまったマサトですが、すぐに私の方を見直すとこんなことを言い出しました。

「それにしてもエロエロっすねえ……」
「だろ? 裸になんかいつでも出来るんだから、やっぱチラリズムっつうのがいいのよ」

 そんなことを言われた私はハッとしました。今私の制服の上着は完全にはだけ、花柄のブラに包まれた、高校生としては大き過ぎてちょっと嫌な乳房の膨らみがモロにのぞけているのです。もちろん裸にされるのも羞ずかしいでしょうが、むしろそれ以上に羞恥心をそそる格好と言えないでもありません。

「つ、次は、ぼ、僕、オシリ……」
「おうタクロウ。お姉ちゃん黒いのはいてるからさ、おめえが脱がせてやれよ。キレイなお姉ちゃんのパンチラ、見たいだろ?」
「う、うん、僕、パ、パンチラ、見たい……く、黒いの、脱がせる……」

 肥満体のタクロウがどもりながら、私のはいていた黒いハーフパンツをずり下ろして来ると、私は何とも言えない羞ずかしさで胸をキュンと締め付けられるような気持ちになってしまいました。

「でへへへ……は、花柄、お揃いの、お、おぱんつ……」
「うっひょー! 一高のカワイコちゃんのパンチラが拝めるなんて、俺マジで嬉しいっす!」
「ははは、少しは羞ずかしくなって来たっすか、お姉ちゃん?」
「抱くんなら、早く抱けばいいじゃない!」

 悔しいけどシンジの言葉は図星でした。「チラリズム」がどんどん羞恥心を煽り立てて来てしまい、私が大きな声でそう叫んだのは、そんな気持ちの動揺を悟られまいとする精一杯の虚勢でした。しかしシンジは憎たらしいくらいに冷静でした。

「そんなこと言わないで、俺らとタップリ時間を掛けて楽しみましょうよ、お姉ちゃん。ほうら、花柄おパンツが良く見えるようにしてあげるっす」

――う! そ、そんな……

 シンジが私のスカートをガッと上げて超ミニの丈にしてしまいました。立っているだけで花柄のパンツがチラチラ見えてしまい、どんな不良の子でもここまでは無理、と言いそうな過激な短さです。進学校で真面目な子ばかりの私の高校で、こんな丈のスカートをはいてる子は絶対にいません。しかも下に生パンツだけだなんて、正気の沙汰ではありませんでした。

「じゃタクロウ、1分間お尻ナデナデな」
「うえへへへ……お、お、オシリ……」

……い、イヤだ、気持ち悪い……あ、あ、あ……

 タクロウのブヨブヨした肉厚の手がお尻を撫で回して来ると、私は悪寒で全身に鳥肌が立ってしまいそうでした。そしてあろうことか、妙な性的興奮が込み上げて来た私は大いにうろたえてしまいました。

「よし1分だ。タクロウ、手を離しな」

 おぞましい感触から解放された私はホッとしました。このまま続けられていたら頭がおかしくなってしまいそうなくらい、タクロウの尻撫ではたまらない恥辱だったのです。

「さて、お姉ちゃん。タクロウのお尻ナデナデは気持ち良かったすか?」
「き、気持ち悪いだけよ!」
「へえ、それにしては、ずいぶんとお顔が真っ赤なんすけど」
「ああ、も、もう……」

「それじゃ、今度は俺がマ○コを弄ってあげるっす」

――ヒイッ! う、ウソ……

「ありい? なーんか、もうビンビンになってるんすけど……」

 おぞましいタクロウの手が引っ込んでくれたかと思う間もなく、替わって背後に立ったシンジが片手を無造作に前に回して、スカートの上からアソコを探って来たのですが、あっと言う間に一番感じてしまうしこりを探り当てられて私はビックリしました。そして人指し指の柔らかい腹の部分でスリスリとソコを弄られたのですが、感じ過ぎる部分ですからスカート生地の上からのもどかしいような刺激がちょうど良くて、ズンズンと心地良い快感が突き抜けて来るのです。

「さすがシンジ君。お姉ちゃん、もうメロメロみたいっすねえ〜」

 たった1分、それも着衣の上からの愛撫なのに、私はマサトにからかわれてしまうくらい悩ましく腰をモジつかせてしまっていました。

「気持ち良かったすか?」
「……いいえ。そんなわけないわ」
「そうっすか。えっちなトンガリがヒクヒク歓んでるみたいだったっすけど?」
「き、気のせいよ!」

 私は精一杯強がって見せましたが、目がウルウルしてまともに開けていられず、ハアハアと熱く乱れる吐息を悟られないよう押し殺すのに懸命でした。たった1分だったはずなのに、ずいぶん長くスリスリされてたような錯覚を覚え、このまま続けられていたら女の子として最も羞ずかしい反応を示してしまいそうでした。この時私はまだその「イク」と言う感覚は知らなかったのですが。シンジの指テクはそれほどまでに効果的に官能をくすぐって来て、私はもうこの子には敵わない、と白旗を挙げたい気分になってしまいました。

「そんじゃ撮影会といきましょっか」

――い、イヤ……羞ずかしい、パンツ見えちゃってる……

 しゃがみながらにじり寄って来た男の子たちがそれぞれに手にしたケイタイで、ローアングルからパシャパシャとシャッター音を響かせると、私は顔から火が噴き出そうなほど猛烈な羞恥に胸をグッと締め付けられました。普段の私からは考えられない超ミニで、万が一にも下着が見えないようはいているハーフパンツを奪われて、人に見せることなど意識してはいない花柄のショーツを撮影されるなんて。いっそのこと、裸にされてしまった方がまだましだったかも知れません。

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