弟の悪友
二次元世界の調教師:作

■ 13

「姉ちゃん、お風呂まだー? のぼせてるんじゃないのー」

 あまりにも長風呂だったので、健一が心配して浴室の外から声を掛けて来ました。ハッとした私はお乳から手を外しましたが、何と一番イヤらしく強烈なアナルバイブが始まってしまったので、ウッと湯船の中の腰を浮かせてしまいます。

「大丈夫よー、今上がるわー」

――ほおおっっ!!

 そう答えている間におぞましいアナルの快感はどんどん突き上げて来ます。私は湯船の中で身を捩り変な声を出さないよう歯を食い縛って快楽に抵抗しながら、くもりガラスの向こうの健一がなかなか去ってくれないのに困ってしまいました。

――健一、私の下着見てるんじゃないかしら? イヤだ、羞ずかしい……あ、あ、あ、いく、オシリでいっちゃうっ!

 あの子たちにせがまれて、私は黒革貞操帯の上からセクシー下着を身に着けているんです。3人組はバイトしてるようですが、稼いだお金を私のためにつぎ込んで来るので、今日装着していたのも彼らからの「プレゼント」でした。それは見ているだけでドキドキしてしまいそうな白くてスケたレースの際どいランジェリー。しかもジットリと濡れそぼっているそれを健一が見つけたら? そう思うと私はたまらなくなり、まだ止まってくれないアナルバイブによってさらに激しく乱れていきました。

――ああ、け、健一! お姉ちゃん、イクわ! 又、オシリでイッチャウの、笑わないで!

 私はくもりガラスの向こうの健一のシルエットにそんな妄想を膨らませて呼びかけながら、今では一度の動きで二回は絶頂に追い込まれてしまうアナルバイブの、一度目よりずっと鮮烈なアクメに悶絶し、まるで健一のモノであるかのように想像しながら前に含まされたバイブを力一杯締め上げていました。

 さて、そんな汚辱の快楽に染められた毎日が過ぎ、シンジたちに初めて陵辱を受けてから1月ほど経った日のことでした。私はこの日の授業中、いつもと違う趣向の色責めと懸命に戦っていました。

――ああ、か、痒い……

 これまでなら時々動いてくれるはずの、股間に装着された3つのバイブがピクリともしてくれません。私は授業中にはしたないと思いながら、スカートの中に手を忍ばせて貞操帯を上から押したり叩いたりしましたが、分厚い黒革が仇となって気休めにしかなりません。私はもう浅ましく股間の前後に入り込んでいるバイブを精一杯締め上げて痒みを癒そうと試みましたが、これもいつもの素敵なイボイボ付き男根型バイブではありません。底意地の悪いシンジたちがわざとロータータイプの小ぶりなバイブを仕込んでいるので、いくら締めてもまるで物足らずもどかしさは募るばかりでした。でもこんな小っちゃなバイブでも、もしなかったら頭がおかしくなってしまったかも知れません。それほどまでにジワジワと効力を増して来るクスリの威力は強烈でした。

――ああ……あんっ! えっちしたい! えっちしたいよおっっ!!

 徐々にたまらなくなって来る猛烈な痒みで疼き上がる股間は頑丈な貞操帯で手の施しようがないため、私は授業中だと言うのに制服の下に手を入れ、乳房を揉みしだき乳首を摘んでコロコロと転がしました。胸部にもタップリ媚薬が塗られていたため迸る快感で私はウットリしてしまいますが、股間の燃えるような痒みは全く解消されません。私はいつしかおっぱいを力一杯揉み上げながら、股間の頼りないローターバイブをギュウギュウ締め上げて、放課後のシンジたちとのえっちを待ち望んでしまっていました。全くあの子たちは私を淫らな気持ちに貶める天才です。

――ああ、私が甘かった……カユイ、痒い、痒いのおっっ!! な、何とかしてえっっ!!

 昨日の放課後もシンジの家で私は3人の性欲盛んな男の子たちの相手をさせられたのですが、最後別れる時シンジが言ったのです。

「今日はお姉ちゃんのために、素敵なプレゼントがあるんすよ。ネットで取り寄せた最高級の媚薬っす」
「そ、そんな物、使わないで……」
「せっかくみんながバイトで稼いだ金を注ぎ込んだんすよ。遠慮しないで受け取って下さいっす!」

 私は一応嫌がって見せましたが、心の底ではどうせ大したことはないのだろうとたかを括っていました。これまで彼らが貢ぎ物みたいに「プレゼント」して来た媚薬の類は、ほとんど効果がなかったからです。排泄したくなる利尿剤や浣腸液などは効き目があり過ぎて困ってしまいましたが、女性をその気にさせる媚薬などは皆マユツバなのだろうと思っていました。ところが「最高級」と言うだけあって、その塗り薬の効果は本物だったのです。

 さっそく乳首、クリトリス、そして前後の淫穴の奥深くまでチューブが空になるまで塗られた、毒々しい深緑色のクリームは、初め全く何ともありませんでした。

――やっぱりまがい物を掴まされたんだわ、あの子たち

 私はいつの間にか鬼畜のようなシンジたちのことを、忌み嫌う気持ちが薄れてしまっていました。確かに健一をイジめていたことは許せませんが、今ではすっかり良い友達として付き合ってくれているようなのです。内向的で友達を作るのが大の苦手な健一にとっては得難い友であり、小学校から見ていても初めてと言って良いくらい明るく楽しそうに通学し始めた弟は、シンジ君、マサト君、タクロウ君と、ことある毎に彼らの名前を口にしてすっかり慕っている様子です。私が彼らを憎む気持ちが消えてしまうのも無理からぬことでした。

 そして問題の、私に対する淫らな性的陵辱も、よく考えると彼らの方がいじまくなるほど一生懸命なのです。3人分のバイトのお金をはたいてアダルトグッズを買い集め、すっかり貪欲に成ってしまった私の体を性的に満足させるため手を替え品を替え彼らが連日奮闘している様は、まるで女王様の私に下僕の彼らがかしづいているかのような妄想さえ抱かせるものでした。

――仕方ないわね、あの子たち。又大金をドブに捨てたようなもんじゃない、かわいそうに……

 その夜お風呂の中で、念のためしっかりと乳房を洗い流しながらそんな風に彼らをあわれむ余裕さえあったのです。キッチリ股間に食い込む貞操帯の中はもちろんどうしようもありませんでしたが、なぜか彼らが含ませたいつもより小型の前後バイブも卵型のクリローターも鳴りを潜めていました。そのおかげで昨夜私は久しぶりに、夢うつつにイカされることのない安逸な眠りを貪ってグッスリ熟睡することが出来たのです。

ところが媚薬の影響がジワジワと現れて来たのは翌朝目覚めてからでした。初めはほとんど気付かない程度のムズムズとした体の火照りが、ゆっくりと着実に痒みへと転化して薬を使われた場所に燃え広がっていきました。ハッキリといたたまれない掻痒感を意識したのは学校の授業中で、いつしか私は我慢出来ず制服の下に手を忍ばせていました。こうして私は授業中の教室でドキドキしながら唯一刺激を与えることが可能な乳房を弄り回して悶絶し、動いてくれない頼りないローターバイブを股間の前後で精一杯喰い締めて、放課後シンジたちに慰めてもらうことを心待ちにしてしまっていたと言うわけです。

「へへへ、お姉ちゃん、キレイな女の子が自分でおっぱいをモミモミしてるなんて、エロ過ぎっすよ」
「イヤあ!我慢出来ないの、離してっ!」
「ずいぶん薬が頭に来ちゃったんすかね……」

 もうどうしようもなく疼き上がる乳房を自分の手で握り締めると言う格好でシンジたちに会うと、すぐにその手を背中にねじり上げ手錠が嵌められてしまいました。そして初めて彼らの陵辱を受けた日と同じように部屋の鴨居から首輪吊りにされた私は、唯一の慰めだった胸部への刺激まで封じられて、塗られた箇所にズキンズキンと発生する恐ろしい痒みに冒された全身をおこりに掛かったようにのたうたせつつ絶叫しました。

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