走狗
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■ 第1章 出来事9

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 起動するプレーヤー、立ち上がる映像。
 香織は、表情を失っている。
 目には力強さや意欲が、全く無くなっていた。
『今日は、5月15日です。御主人様に、ご奉仕の仕方と、オモチャの心得を教えて頂きました』
 香織の身体が、映し出される。
 今回は、さほど酷い陵辱の後は見られない…。
 ただ気に成るのは、香織の表情の無さだ。

 場所は、いつもの廃工場、扉を開けて入って来た香織は、腰を落として小走りしている。
『今日は、時間に間に合ったようね。それにしても女子高生が何て格好で来るの…』
 香織は、家で部屋着にしていた、スエットの上下で現れた。
『連絡があった時…。家で横に成って居たもので…』
 香織は、敬語でカメラの女に答えた。
『あら、少しは話し方が変わって来たわね…。そうよ、素直になれば少しは、マシかもね…』
 カメラの女が、香織に告げる。
『所でよ…。お前何で、あっと。香織ちゃんは何で、そんな腰が引けてるんだ…』
 大柄な男が妙な所で言い直し、香織に質問する。
『はい…。あの…、普通に…歩くと痛くて…。こうすると、少し楽なんで…。すみません』
 香織は、最後は謝りながら、自分の身体の不調を訴える。
『はぁ?何がどう痛いんだよ…。ハッキリ言えよ!』
 大柄な男が、恫喝しながら香織に質問する。
『そうよ〜。何処がどんな風に成って、どう痛いのか。はっきり言わなきゃ分かんないじゃない〜』
 目出し帽の女は、ピンクの薄いお面に変えて登場し、質問した。
 完全に香織の不調の原因も、場所も、状態も、把握している口調で…。

 香織は、俯きモジモジしながら
『あの…。この間の教育で…、オ○ンコが腫れ上がって…擦れて痛いんです。血も止まらないし…今日は許して頂けませんか…』
 最後の方は、完全に涙声に成っている。
『へー、どんな風に成ってんの?ちゃんと見せて。私達が判断してあげるわ』
 カメラの女が言うと、香織が頷いてスエットをズリ下ろす。
 スエットの下はノーパンで、スエットに直にナプキンが当てられている。
 片足を外して地べたに座り、足を大きく開く香織の顔は必死だった。

 カメラに映された香織のオ○ンコは、大淫唇がプックリ腫れ、その奥の膣口も赤く爛れていた。
『あら、あら、痛そうね…これじゃぁ本当に擦れるだけで、凄い痛みになるわね…』
 カメラの女から、息を飲む気配が伝わって来た。
『そ、そうなんです…お、お医者さんにも…行けず…お薬も…何を塗って良いのか…解らなくて…』
 香織が縋り付くように、カメラの女に訴える。
『そうね…そんな風に成って、お医者さんにも行け無いなんて…不安でしょうね…』
 カメラの女が、香織に同情するように言い出した。
 香織の顔に、安堵が生まれる。

 そして、カメラの女が、香織に話し出す。
『確かにそこは女の子にとって、大切で…デリケートな所だものね…。良いわ、特別に今日は、香織ちゃんの治療に使いましょ…。私、良いお薬持ってるから。』
 そう言って、香織の頬を優しく撫でた。
 香織は、解って貰えた事に表情を明るく変えた。
『私、お薬の用意するから、準備お願いね…』
 カメラの女が、手に持ったカメラを誰かに渡す。
 すると、目出し帽の女が、香織を胡座縛りに組み始める。
『えっ…ちょ…ちょっと…話が…違…う…』
 香織はあっと言う間に、後ろ手に縛られ胡座縛りで、身体の自由を奪われ、そのまま、地べたに転がされた。
『違わないわよ…今から香織ちゃんの傷に成った所に、お薬を塗って上げるの。このお薬、良く効くらしいんだけど、市販品じゃ無い…試してみれば解るわ』
 カメラの女は、手術用の手袋を嵌めると、黒いチューブに赤い文字で、dilution 0%と書かれた薬を取り出した。
『この薬は、私の知り合いから、特別に分けて貰ったの。とっても高価だけど、効き目はバッチリらしいわ…。それに、フフフッ』
 キャップを開け、ピンク色をした軟膏をバイブの上半分に塗りたくって、香織のオ○ンコに突き刺した。

 香織の表情が、見る見る苦痛に染まって行く、大きく開いた口からは、悲鳴の変わりに笛のような音が出ている。
『但し…。傷を治すのに、凄く痛いんだって。その痛さは、傷を受けた時の数倍に匹敵するんだってさ…』
 胡座縛りにされた、香織のオ○ンコに刺さったバイブを、グリグリとこね回しながら、カメラの女が言った。
 香織は、胡座縛りで、全身の自由を奪われているにも関わらず、床を転げ回りだした。
 香織の表情は、大きく目を見開き、口をパクパクとさせ、全身に凄い量の汗をかいて、見る見る泥だらけに成る。
『面白ーい!それ、今度貸してよ。色んな所に塗って見たいわ』
『だーめ…。無駄遣いするなって!きつく言われてるんだから…。本当は、今日も使う積もりじゃなかったし』
 カメラの女と目出し帽の女との会話の最中、香織はやっと、聞き取れる悲鳴を上げだして、泣き叫んでいる。
『ぎひーー!いだい!いだい!とって!お願いします…とってくだだい!ぎいいいいーっ』
 香織の悲鳴を5人は、大笑いしながら聞いている。

 数分経つと、香織の動きも納まって来た。
 ゼイゼイと激しく息をする香織の身体は、泥だらけで縄が食い込んでいる。
『痛みが納まって来たみたいね…。みんなで持って来て、オ○ンコの中洗わなきゃいけ無いし…』
 カメラの女がそう言うと、男達3人が香織を抱え上げて、足洗い場に連れて行き、オ○ンコを上に向け逆さまにして置いた。
 目出し帽の女が、バイブを引き抜き、クスコを差し込んで、全開にする。
『何これ…オ○ンコの中、粉が吹いて真っ白に成ってるよ。大丈夫なの?』
 香織のオ○ンコを覗き込んで聞いてきた。
『それを綺麗にしたら、出来上がりよ。香織ちゃん、この白いの身体の中に入ったら、大変な事に成るらしいから、飲んじゃ駄目よ』
 そう言うと蛇口を捻り、赤茶けた水を香織のオ○ンコの中に注いだ。
 オ○ンコから溢れた水が、身体の泥を落としてゆく。

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