走狗
MIN:作
■ 第1章 出来事25
陵辱者達のその日の管理者は、カメラの女のようだった。
涼子と香織は、細心の注意を払いながら、香織はスカートの中に頭を突っ込み奉仕し、涼子は肩を揉んでいた。
そこに、大柄な男と仮面の女が現れ、自分達の来訪を大声で怒鳴る。
驚いたカメラの女は、香織を蹴り出し下着を履く。
抗議するカメラの女に、恫喝する大柄な男と懐柔しようとする仮面の女。
どうやらこの2人は、此処で酒を飲みたいらしい。
交渉中に、大柄な男と同じ時期居なかった男が、山のように酒を持ち現れる。
3対1に成りながらも、カメラの女は毅然と押し返そうとする。
そこに、4人目が登場し、大量の食い物を持参した。
4人は、完全に宴会モードに成って居る、しかしカメラの女はそれを許さない。
だが、男3人に組み敷かれ、その口に仮面の女が、2度口移しでウイスキーを流し込む。
この時点で、事態は一変した。
カメラの女が、昏倒してしまったのだ。
そして、事態は乱交パーティーさながらに成る。
4人は、仮面以外、全裸になり香織と涼子を犯しだした。
犯しては飲み、犯しては喰うを繰り返し、誰かが嘔吐した物を犯されながら、舌で処分する。
そんな事を繰り返す打ちに、香織が先ずおかしく成って来た。
それはそうだろう、酒を飲んだ事の無い人間が、酔った人間の吐瀉物を口にすれば、必然酒を飲んだのと同じ状態になる。
香織の身体は、フラフラと揺れ、自分を支えられ無く成って来た。
その姿を見て、香織の売春にも付き合ってきた男が、フラフラと香織に近づき支える。
此処までは良かった、此処までは…。
近寄った男は、香織を揺さぶり軽く頬を張る。
すると香織は、明らかに情欲に濡れた声を上げる。
男はおもしろがって、更に強めに頬を張った。
すると、香織は感じている声を出し、プルプルと震える。
完全にマゾヒストの反応をする妹を、俺は悲しい目で見ていた。
男は香織を押し倒し、両足を持って大きく広げ、中に入り込む。
香織は、高い声を上げながら、快感を訴える。
そして、組み敷きながら、香織の頬を殴り続ける男。
グッタリとした香織の異常を見つけ、仮面の女に訴える涼子。
仮面の女は慌てて、男を止めるがその時には、遅かった。
香織の顔面は、ボコボコに腫れ上がっていて、気絶していた。
終了を呼びかける、仮面の女。
それを拒否する大柄な男。
香織を殴った男を責めるもう一人の男。
開き直る、殴った男。
そして、涼子の怯える声。
涼子の目線の先には、昏倒していたカメラの女が、両手に鞭を持ち、蘇ってきた。
全員の動きが止まり、カメラの女を見る。
両手の鞭を交互に振り、カメラの女が近づいてくる。
『貴男達…。何してるの…?どう言うつもり…さあ!…言いなさいよ!』
凄い剣幕で歩いて来て、気絶する香織を見つけた。
『貴男達…。教育してたの…な〜んだ』
声のトーンを落として、4人に近寄る。
勘違いしてくれたと、誤解する4人。
しかし、カメラの女は、鞭の届く範囲に来ると、左右の手を2度振り
『なんて、納得する訳無いでしょ!良い今度こんな事したら、あなた達を的にするわよ!』
それぞれに鞭を打ち付け、一喝する。
静まりかえる4人をグルリと見渡し、反省を確認すると、左手の鞭を放り投げ、仮面の女に左手を差し出す。
呆然とする仮面の女に
『有るんでしょ…。甘いお酒…、出しなさいよ』
そう呟いた。
缶の酎ハイを受け取り、一口煽ると香織に近づき
『いつまで寝てるの!』
右乳房に容赦のない、一撃を食らわせる。
その一撃は、香織の乳首の鈴を吹き飛ばした。
香織の乳首のピアスごと。
『ひぎーっ』
香織は、悲鳴を上げながら、目を覚ました。
香織の乳首は、下半分が千切れ、血を流す。
『それぐらいの事で、悲鳴を上げないの!』
カメラの女は、ピンポイントで香織の乳首を、鞭先で掬い上げる。
涙を溜め、必死に痛みを堪える香織の乳首は、文字通り皮一枚で繋がっている。
『ほーら…。やれば出来るじゃない…、治して上げるね。涼子、薬を持って来なさい』
涼子は、指示に従い手術用の手袋と、黒い軟膏チューブをカメラの女に手渡す。
チューブを受け取ったカメラの女は、香織の乳首に薬を塗り、乳首を元の位置に戻した。
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