走狗
MIN:作

■ 第2章 猟(かり)15

 俺は、西川に張った罠が完了し、とても機嫌が良くなった。
 時間は10:00を、少し過ぎた辺りだ。
 俺は、いきり立つ正二に、格の違いを見せてやる気に成った。
 抱き合って泣き崩れる千恵と和美を蹴飛ばして、端に追いやり、俺は正二の正面に立つ。
「お前さっき、俺と堂々と勝負しろと言ったな。良いよ…、解った…。遊んでやる」
 そう言って、首輪と拘束具を外してやった。
 正二は、猛然と飛び掛かって来たが、俺はそれをかわしながら、足をかける。
 正二は、勢い余って転がって行く。
 俺は、正二に向かって言う。
「気が早いな…。相棒も解放してやるから待ってろ」
 そう言って、泰介も解放する。
「2対1のハンデ戦だ…。これでも勝負に成らないよ…」
 そう言いながら、俺は調教部屋の真ん中で、準備運動をする。

 飛び掛かって来た2人を同時にいなしながら、俺は2人の横隔膜を振動させる。
 2人の男が殴りかかり、その間をスルスルと擦り抜け、確実にダメージを与える。
 致死性の毒を、その身体に注ぎ込み、少しずつ体力を奪って嬲り物にする。
 俺は、いつから、こんな戦い方をするように成ったんだろう。
 昔は、一撃で切り落とすような、戦い方だった筈なのに。
 そんな事を考えながら、俺は2人の身体をジワリジワリと痛めつける。
 心が折れるギリギリ、身体が動かなくなるギリギリまで、追いつめる。
 2人の身体は、全身青紫に染まり、腫れた瞼の奥から、力ない視線を浮かべ、揺れている。
 俺は、2人に向かって、命令する。
「首輪を拾って自分で付けろ、そして牢に戻ってろ」
 2人は、項垂れ俺の命令に従い、首輪を拾って自分で付けると、フラフラと牢に向かって行った。

 隅で俺の戦いを見ていた、千恵と和美はペタンと床に座り込み、頬を紅潮させている。
 股の間には、水溜まりが出来ていた。
「お前達。今のを見て、興奮したのか…」
 俺が静かに聞くと、潤んだ目でコクンと頷く。
 俺は、踵を返して出口に向かい
「付いて来い」
 千恵と和美に命令した。
 2人は、砕けた腰を持ち上げて、ヨタヨタと俺の後に続く。
 まだ俺の血は静まらない、次はこいつらだ。
 俺は、2人を連れて、1階に上がった。

 1階に上がった俺は、シャワールームでいつものように、冷水とお湯を身体に掛けている。
 俺の前には千恵が足を広げてしゃがみ、俺のチ○ポを咥えている。
 そして、股間には和美がしゃがんで、金玉からアナルに掛けて、舌を這わしている。
 シャワーを浴び始めてから、30分。
 飽きもせず、舐めまくっている。
 俺は、シャワーを止め、千恵の口からチ○ポを引き抜くと、そのまま脱衣所に向かう。
 2匹は、俺の先に進み、俺の身体をバスタオルで拭う。

 洋服を自分で身に纏い、バスルームを後にする。
 2匹は、手早く身体を拭って、俺の後に付いてくる。
「お前達は、これから俺の玩具兼メイドだ。1階に居る間は、俺の身の回りの世話と囚人達の飯作り、それと家事だ。そして地下に降りたら、お前達は道具だ」
 俺は、自分の寝室のベッドに腰掛け、千恵と和美に指示した。
「御主人様、身に余る光栄です。一生懸命努めさせて頂きます」
 2人は平伏し、棒読みながら礼を言った。

 身体を起こした2人に目線を向けると、俺は和美の胸を見て言った。
「和美…。お前胸ちっちゃいな…」
 俺の言葉に、和美は俯き、泣き出した。
「御主人様…。申し訳ございません…、何でもします…。捨てないで下さい…」
 胸を両手で押さえ込み、ガクガクと震える。
 和美は、俺に否定されたと勘違いし、廃棄される事を恐れたようだ。
 そんな時、俺は凌辱映像を思い出した。
「和美。お前…巨乳にしてやろう」
 俺は、ポツリと和美に呟いた。

 和美は、泣を拭いながら[出来るんですか]と聞いて来た。
「たぶん…。有るぞ…、そう言う薬…」
 俺が考えながら呟くと、和美は途端に身体の緊張を解いた。
「御主人様が、望まれるなら…。どの様にでもして下さい…」
 俺は、この後の肉体改造に使えるかどうかも、知りたかったから了承してやった。
 俺と和美は、地下に行き、パソコンを検索し、千恵には囚人の食事を準備させた。

■つづき

■目次

■メニュー

■作者別


おすすめの100冊