走狗
MIN:作

■ 第2章 猟(かり)18

 俺は、和美を美加園に任し、時間が空いたため千恵を構う事にした。
 千恵を伴い、俺は寝室に入った。
 千恵は、寝室の入り口で、立ち止まってぼーっとしている。
 俺は、ベッドの上に座り、そのまま上体を倒して、仰向けに寝そべる。
 何の反応も示さない、千恵に俺は声を掛ける。
「いつまでそこに居るつもりだ…。こっちに来い…」
 ぶっきらぼうに言った俺の言葉に、千恵は
「あの…。ベッドのお側に寄っても宜しいでしょうか…」
 伺いをたててくる。
 俺は、一度軽くベッドを叩くと、千恵はトボトボと這い寄ってくる。

 ベッドに這い寄った千恵は、俺の投げ出した足下に這いつくばると
「御主人様の、お靴を舐めても、宜しいでしょうか…」
 聞いてくる。
 俺は、面倒臭くなって、
「駄目だ…。そこじゃなくチ○ポをしゃぶれ」
 千恵に命令した。
 千恵は、駄目と言われた瞬間項垂れ、チ○ポをしゃぶれと言われて顔を上げる。
 千恵は、器用に口だけでチャックを降ろし、チ○ポを外に出すと、ネットリと舌を這わせる。
 口の中に唾液を溜め、それを絡めながら口淫奉仕を行う。

 10分程しゃぶらせると、俺は千恵の髪の毛を掴み、身体から引き剥がす。
 ベッドの上で転がる千恵に
「服を脱がせろ…。使ってやる」
 俺は、静かに告げた。
 千恵は、パタンと平伏し
「有り難う御座います」
 礼を言って膝立ちで俺に近づき、俺の服を脱がせ始める。
 全裸でベッドに横たわった俺に
「御主人様。舌を使ってご奉仕しても、宜しいでしょうか」
 千恵は、棒読みで聞いてくる。
 俺は、好きにしろと言ってやった。

 千恵は、俺に取り付くと、丹念に舌を這わせる。
 俺は、そんな千恵のオ○ンコに手を当て、指で捏ねる。
 たちまち千恵は、舌を這わせながらイキそうになるが、俺は許可を与えない。
 俺は、千恵を引き寄せ、耳元に命令を囁く。
「今から、俺の物を入れてやる…。お前は、オ○ンコの感度を最高に上げろ…、そして感じまくるんだ。だが、俺が許可するまでイク事は許さん」
 命令を聞いた千恵は、表情を少し取り戻し、頬を紅潮させ情欲に濡れた瞳で俺を見つめ。
「はい、御主人様。千恵は、御主人様の命令通り、感じまくって乱れます…。お気に召しましたら、イク許可をお与え下さい…」
 そう言って、俺のチ○ポをオ○ンコの中に咥え込んだ。
(こいつらは…。使われる事が、自分の全てに成ったのか…。こんな命令だけ、顔色を変えやがる…)
 俺は、少し苛つきながら、千恵を見詰める。

 入れた瞬間、千恵はブルブルと震えながら、目を固く閉じ、下唇を噛んだ。
「で…は…千恵が…感じ…る…所をはぁぁ〜っ…ご覧…下さ…い…」
 千恵は舌を這わせ、乳房を擦り付け、腰を振る。
 頬は真っ赤に染まり、目は固く閉じて、迫り来る快感を押し止めようとする。
 千恵は、達しそうに成ると、動きが悪くなるため、俺は尻を平手で叩き付け
「どうした…。もう良いのか?止めるなら抜くぞ…」
 千恵に告げる。
「もうひわへ、ごあいまへん…いっひょうへんめい、やひまふのへ…おゆふひふだはい」
 舌と乳房を身体から離さず、詫びの言葉を言う。

 そんな状態のまま、俺は30分程千恵を使い続けた。
 完全に意識が朦朧としている千恵に、俺は耳元で暗示を囁いた。
「お前は、オモチャだ…。これから死ぬまで、お前はこうやって使われる…。それが、お前の幸福だ…。身体の全て…。心も神経も感じる事全てを主に与え、言われるがままに反応しろ…。それがお前の全てだ…。お前の快感は、主に服従する事でしか、満たされない…。それは、全てお前の望む事だ…。頭に叩き込め…。そして、生涯それを守り抜くんだ…。お前の本能に焼き付けたら…。絶頂を迎えろ…」
 俺の暗示を頭に刻みつけた千恵は、絶頂を迎える。
 俺の腹の上で眠る千恵は、幸せそうな顔をして、目を閉じている。

 俺は、自分の服を身につけ、千恵を見下ろすと
「起きるんだ千恵、そして俺の足下に座れ」
 静かに声を掛けた。
 言葉を掛けるまで閉じていた千恵の瞼は、パチリと開き、身体を起こすと、素早く俺の足下に正座する。
「顔を上げて、微笑んでみろ」
 千恵は、言われた通り、顔を俺に向け微笑む。
「楽しいか?」
 俺の質問に
「はいご主人様。とても楽しいです」
 にっこり笑って、答える。

 俺は、そんな千恵の頬を、何の加減もせずに打った。
 バシーンと、肉を強打する音が、寝室に響く。
 千恵は、3m程吹き飛ぶと、急いで身を起こし、俺の足下に正座して、顔を上げて笑う。
 千恵の頬は、真っ赤に晴れ上がり、口元と鼻から血を流している。
 それでも千恵は、俺を見詰め笑っている。
(これじゃ、役には立たんな…。本当の道具だ…バランスが難しいな…)
 俺は、千恵の仕上がり具合に、大きく溜息を吐いた。

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