走狗
MIN:作

■ 第3章 覚醒1

 罪人達が食べ始めた時、千恵がトレイを持って、業務用エレベーターから出て来た。
 業務用エレベーターは、1m四方の小さなモノだ、俺は思わず吹き出してしまった。
「千恵…。いくら何でもそれは、無理があるぞ…。それに、セキュリティーが掛かってる時は、殺されるぞ」
 俺は、折りたたんだ身体を、器用に箱から出す千恵に向かって言った。
「すいません…。早くお届けしたくて…」
 千恵がシュンとして、俺に応える。
「それに、業務用エレベーターを使うなら、お前が乗る必要は有るのか?」
 俺の質問に、さらにシュンとして、千恵が小さくなる。
「はい…すいません…御主人様の仰るとおりです…」
 消え入りそうな声で、千恵が詫びる。

 俺は、そんな千恵が可愛くなり、頭を1つ撫でてやった。
 千恵は、それだけの事でパッと表情を変え、嬉しそうに笑った。
「千恵。飯だ…今日は何だ?」
 俺の言葉に千恵は、トレーを差し出し
「ハンバーグに致しました…。下ごしらえから全部千恵が作りました。宜しいでしょうか」
 トレーの蓋を開ける。
 かなりボリュームのあるハンバーグが出て来た、俺はそれを一口食べる。
「うん、旨い…。旨いぞ、千恵…」
 久しぶりに人間らしいモノを、喰った気がした。

 料理を褒められた千恵は、嬉しそうに笑いながら、頬をピンクに染めモジモジとする。
 俺は、不思議に思って、千恵に聞いた。
「はい…。御主人様に褒められて…、微笑みかけられて…、千恵のオ○ンコの奥が感じてしまいました…」
 千恵は、モジモジとしながら、恥ずかしそうに告白する。
(こりゃ…。美加園は、天才だ…。本当に言う通りの効果がある。こんな薬を悪用したら、とんでもない事に成るな…)
 一昨日まで、俺は憎むべき誘拐犯だ、それが今では身も心も差し出す、御主人様に変わっている。
 これを、使えばどんな人間でも、裏切り者にする事が出来る。
 そんな事を、考えながら、俺は千恵の作ったハンバーグを、2/3程平らげた。

 まだモジモジする千恵を見て、俺は悪戯心が沸き上がって来た。
 千恵を手招きし、目の前に立たせると質問した。
「千恵。お前は、このハンバーグ食べてみたのか?」
 俺が質問すると、千恵は
「はい、焼き上げの時、端の方を少し頂きました」
 キョトンとした表情で答える。
 俺は、一口サイズに切ると、口に頬張り千恵を指先で呼ぶ。
 千恵は、指示されるままに、顔を俺に近づける。
 俺は、頬を両手で挟むと、千恵の唇に自分の唇を合わせて、ハンバーグを送り込む。

 目の前の、千恵の表情変化は、見物だった。
 驚き、羞恥、快感、恍惚、陶酔そして、腰が砕けて座り込む。
「どうだ…旨いだろ?」
 俺が質問すると
「は…い…おいひい…れふ…」
 やっとそれだけ言った。
 俺は、千恵に立つように命じ、スカートを持ち上げさせた。
 千恵の股間は、大洪水だった、足を伝った愛液は、両方の白いソックスまで濡らしている。

 俺は、千恵にピアスの状態を見せるよう指示すると、エプロンドレスの肩ひもを外し、胸元を開いて乳房を晒し、パンティーの紐を解いてオ○ンコを晒す。
 足を大きく開いて、腰を突き出し、股間の奥まで見えるようにする。
「ご覧に成れるでしょうか、御主人様?お許し頂ければ、衣装を直ぐにでも脱ぎますが…」
 そう言ってスカートを片手に持ち直し、ファスナーに手を伸ばす。
「いや、そのままで構わない、クリトリスの皮も取ったんだな…」
 俺は、千恵の股間の、真っ赤な肉の芽に手を伸ばし、指で転がす。
「ふぉぉぉっ…。御主人様…刺激が…あはぁ〜ん…強すぎます…立って…られなく成ります…」
 甘い声で鳴く千恵に、俺は質問をする。
「千恵は、食事を採ったのか?」
 千恵は、まだだと答えた。
「良し美味しい食事を作った千恵に、俺からご褒美だ。特別に食事を与えてやる」
 俺は、ズボンをずらし、千恵にそのまま膝の上に乗るよう指示すると、千恵を貫いた。
「はぁ〜〜っ…御主人様…あ、有り難う御座います…」
 そして、足を肘掛けの上に乗せさせ、手を後ろで組ませると、残りのハンバーグを咀嚼し、送り込む。
 千恵は、俺の膝の上で貫かれながら、口移しに食事を与えられ、快楽に酔いしれる。
 感謝の言葉を、呂律の回らない口で、言いながら絶頂に身を任せる。
 千恵は、残りのハンバーグが、無く成った時には、意識を朦朧とさせ、ビクビクと震えていた。

 俺は、食後の飲み物を、与えてやる事にした。
「千恵。口を開けろ、そして奥まで咥え込め…。今から食後の飲み物を与えてやる」
 そう言って、千恵の口に放尿した。
 千恵は、喉を開き、一滴も溢す事無く、飲み干し。
 俺の放尿の後始末をして、残滓を啜り、深々と頭を下げると
「ごひゅひん…はま…とっへも…おいひゅう…ごはいまひは…」
 焦点の合わない、恍惚とした目で礼を言って、ビクビクと尻を震わせる。
 俺は、そんな千恵を満足げに見下ろしながら、モニターに目を移す。
 罪人達の食事は驚く事に、20分程で終了していた。
 俺は、今までの苦労は、何だったのかと思わず考えたが、何の特にも成らない、むしろ悲しくなるから止めた。

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