走狗
MIN:作

■ 第3章 覚醒21

 ここまで、一度も俺に問い掛けなかった千佳が、啓介にバックで犯されながら、聞いてくる。
「あ…の…。こう言う時…私は…動いた方が…良いん…ですか…」
 痛みを堪えたような声で、俺に質問をしてくる。
「口で息を吸って、鼻から息を吐いて、胸じゃなくてお腹で呼吸してみろ…。だいぶ変わるはずだ…。それで、自然に身体が反応するようにしてみろ…」
 俺が言った事を千佳が実践して、暫くすると俺の耳に千佳の甘い声が届き出す。
「あ、…何か…。変わりました…何か…変…です…」
 千佳の声が、切羽詰まりだした所で、啓介がイッた。
「あ…、あ、もう…」
 小さく不満の声を上げ、千佳が啓介から離れる。

 千佳は、小走りに全一の所に行き、身体を開く。
 全一は、またも千佳のアナルに挿入した。
(こいつ…。食わせ物だな…、高校生がアナルを責めるなんて…何かあるな…)
 屈曲位で、千佳のアナルを責める全一。
 千佳は、口を塞いで俺に質問する。
「こ、これ…痛いんです…。何とか…何とかなりませんか…」
 千佳の質問に
「浅く、早く呼吸して、お尻の力を抜け…。間違っても痛みを、耐えようとするな。余計に力が入って痛くなる…」
 俺は素早く答える。
 千佳は、試してみたようだが、中々出来ない様子だ。
「だめ…痛い…出来ない…」
 千佳が悲痛な声を上げる。
「それなら、口で2回短く息を吸って、長く口から息を吐け…。長く息を吐いてる間は、肛門が緩むはずだ」
 俺の言葉を実践し、千佳の声が落ち着く。
「あ…解りました…。吐いてる時は、痛くありません…」
 そうこうする内に、2度目の射精を全一が放つ。
 千佳は、全一から守に移動する。
 守はまた、千佳のオ○ンコに挿入し、あっけなく果てる。

 千佳は、守から離れると、モジモジしながら忠雄に向かう。
 俺は、スピーカーマイクを忠雄にセットすると
「うんと、優しくしてやれ…。焦らしても構わん、SEXを教えてやれ…。だが、イカせるな…」
 忠雄に命令した。
「はい、わかりやしたご主人様…」
 笑いを含んだ声で、忠雄が小さく答える。
 忠雄は、忠実に俺の命令をこなした。
 濃厚な愛撫とSEXでメロメロに成りながら、もどかしい残り火が、千佳の身体を嬲る。
 俺は、その時、2人の女がもの凄い視線で、千佳を見ている事に気が付いた。
 一人は、妻の千春、これは当然である。
 夫が女子高生に濃厚な、優しい愛撫を加えたSEXをしていれば、当然だろう。
 だが、もう一人は三女の秋美だった。
 火のような視線で、千佳を睨み付け、唇をギュッと噛みしめている。
 俺は、この解りやすい状況を鼻で笑いながら、千佳を観察する。

 忠雄とのSEXで、燻った残り火を爆発させたのが、栄蔵だった。
 暴力的な力で、奥を貫く栄蔵のチ○ポで、千佳は初めて絶頂を迎える。
 身体の力が抜けた千佳は、そのまま栄蔵が達するまで、オ○ンコを貫かれた。
 千佳は、フラフラと立ち上がり、正一の元に着くと身体を開く。
 正一は、自分の妹のオ○ンコに、チ○ポを突き立て腰を振る。
 数分で果てた正一は、また腰を振り出した。
 俺は、それを見て、椅子から立ち上がると、正一の首筋を軽く叩く。
 それだけで、正一は昏倒する。

 俺は、千佳を見下ろし
「まだ残ってるぞ…次だ」
 静かに告げる。
 千佳は、俺を見詰め、コクンと頷き3周目に入った。
 コツを掴んだ千佳は、3周目を同じように回り、同じように全一で痛みを、忠雄で快感を、栄蔵で絶頂を感じ、フラフラと立ち上がる。
 啓介、全一、守、栄蔵は、薬が切れて勃起が納まったが、忠雄だけが残った。
 俺は、忠雄に
「さっきと同じように、優しく愛撫して、イカせるな…」
 命じる。
 俺の命令に頷き、千佳を優しく感じさせ、上り詰めるギリギリで、千佳を解放する忠雄。

 千佳は、忠雄が萎えたのを知ると、フラフラと立ち上がり、俺の元へやってくる。
 千佳が俺の目の前で座り込み、精液まみれのオ○ンコを晒すと
「SEXして下さい…」
 俺の目を、潤んだ瞳で見詰めながら言った。
 俺は、そんな千佳を使う気は、毛頭無い。
 充分焦らして千佳を引き起こすと、その口に含ませる。

 千佳は、驚いていたが、俺は千佳に舌や唇の動かし方を囁き、徹底的に教え込む。
 千佳は、俺の言うとおりに、自分の身体を行使する。
 俺は、千佳の細い腕を後ろで組ませると、一括りに左手で掴んだ。
 千佳は、不自由な状態で、俺の言うとおり、懸命に舌と唇と喉を使う。
 正座して腕の自由を奪われながら、命じられたままに、自分の身体を動かし、奉仕する。
 千佳は、その強烈な快感に、身を落としてゆく。

■つづき

■目次

■メニュー

■作者別


おすすめの100冊