走狗
MIN:作

■ 第3章 覚醒28

 俺は、腰を打ち付け、千佳を3度程昇天させると、アナルからチ○ポを抜き。
「お前の口で綺麗にしろ…。今までお前のアナルを、気持ち良くしていたモノだ…心を込めて、教えた通りにやれ…」
 千佳に命じると、千佳は霞掛かった目で、自分のウンコが所々着いているチ○ポを、口を大きく開けて飲み込み、隅々まで舌を這わせる。
 俺の下腹部には、千佳のオ○ンコから流れ出た、精液が陰毛の中に溜まっていた。
 それにも、舌を這わせ、啜り上げる千佳は、完全に奴隷の顔だった。
 俺は、千佳の髪の毛を掴み上げ、目を覗き込み
「これが奴隷のSEXだ…。お前は、どちらを選ぶ…」
 千佳の返事を聞かずに、背中を向けて立ち上がる。

 千佳は、ボーッとしたまま、俺の背中を見詰めている。
(まだ、答えは出させない…。家族の居る前で、誓えるように成るまではな…)
 俺は、千佳が奴隷として堕ちて行く様を見詰め、さっきからずっと込み上げてくる、妖しい快感に酔った。
 背中を駆けめぐる、電流にも似た高揚感。
 俺はこの時、急速にサディストとして、覚醒しだしていた。
 俺は、薄く笑うと、千佳を牢に戻しに行った。
 牢に戻った千佳は、フラフラと家族の元へ歩き、ペタンと座り込んで横に成った。
 宛がわれた毛布も掛けずに、横に成った千佳を、俺は暫く見詰め、踵を返して牢から出て行った。

 階段を上りきると、4人の奴隷が平伏して出迎える。
 俺は、階段を戻して4人を伴い、リビングに向かった。
 ソファーに座ると、俺は乙葉に質問をする。
「乙葉なんで、あんな事を言い出した?」
 俺の質問は、乙葉が身の上話をした事に付いてだった。
「はい。ああしなければ、あの家族は私を利用して、自分達の立場を優位にしようと、動き出すからです。そうなれば、ご主人様のご命令に、支障をきたしかねないと判断し、あのような行動を取りました…。勝手な振る舞いをして、申し訳ありませんでした」
 乙葉はそう言うと、深々と頭を下げる。
「いや、責めている訳ではない、お前の話を聞いて、俺も予想が出来たから、好判断だった。ただ、俺は乙葉に直接その話を聞きたかっただけだ…」
 俺が、最後の言葉をぼそりと言うと、乙葉は両手で口を覆い、ボロボロと涙を流し
「勿体ないお言葉…有り難う御座います」
 何度も何度も頭を下げて、感謝の言葉を並べた。
 ほんの少しの飴で、ここまで効果を現す。
 奴隷とは悲しい生き物だ。

 俺は、話を変えて、乙葉に
「お前は、本当に不感症だったのか?じゃあ、あれはいったい何だ…。俺には、信じられないんだが…」
 身の上話で、出て来た不感症の件について聞いた。
「はい…、不感症は事実です…。今まで男性に触れられると、全身に悪寒が走り、感じるどころでは、有りませんでした。それが、ご主人様に触れられると、そんなもの微塵も感じられず、あんな醜態を晒してしまいました。正直な話し、あんな絶頂を迎えたのは…初めての経験です…。ご主人様に、出会えなかったと思うと…、あれを知らなかったと思うと…」
 乙葉は、自分の身体を抱き締め、ブルリと震えた。
「ふ〜ん…そんなもんか…」
 俺が腕組みして考えだすと
「私も思います…。ご主人様に抱かれると、今まで感じた事のない、気持ちよさが包んで、快感の幅が信じられないぐらい、上がるんです…」
「そうなんです。だから、今まで感じた事の無い絶頂まで、押し上げられて…。あれを知ってしまったら…今までのが、遊びみたいに感じました…」
 千恵が手を上げて話し出し、和美がその意見に被せる。
 女達は、顔を見合わせて、頷き合っていた。

 俺は、試してみたくなり、忠雄を呼ぶと
「忠雄。お前乙葉とやってみろ…」
 命じ、乙葉にも同じように命じた。
 乙葉は、悲しげな表情を一瞬浮かべ、忠雄に身を任せる。
 忠雄は、乙葉の身体をまさぐりだし、態勢を作ろうとする。
 オ○ンコの縁を愛撫するが、一向に愛液が流れて来ない。
 それどころか、全身にブツブツと鳥肌が立っている。
(どうやら、本当のようだな…。よし、どんなレベルか試してみるか…)
 俺は、そう思って固く目を閉じた乙葉を確認し、ソッと忠雄の横に進み、乙葉のオ○ンコに人差し指を軽く当て、縁をなぞる。

 乙葉の身体は、途端にビクリと震え、膣口が開いたかと思うと、ドクリと愛液を流す。
 俺は、その反応の早さに驚いた。
 乙葉は、固く閉じた目を驚きで開き、俺が股間に居るのを確認すると、真っ赤に成って下唇を噛み、上目遣いで見詰める。
 俺は、続きを試したかったが、乙葉に対する罰では無かったので、止めてソファーに戻った。
 忠雄が続きを引き継ぐと、また元に戻り、一度濡れた愛液も、あっと言う間に渇いた。
 忠雄は、俺の方を向くと
「ご主人様…。これじゃ、SEXに成りません…」
 頭を下げて、許しを請う。
 俺は、2人に[もう良い、解った]と言いながら、乙葉の不思議な身体を見詰めた。
(これじゃ…。乙葉は、俺以外じゃ感じる事が出来ない…。と言う事は、俺専用の奴隷か…)
 漠然とそんな事を考えた。
 そう考えると、またムクムクとあの暗い快感が、頭を持ち上げだした。

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