走狗
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■ 第4章 狂宴4

 三浦家は、千佳を使おうと正輔が促すが、兄のチ○ポを頬張る事に羞恥でためらっている。
 正輔は、千佳を抱え、正二の元に連れて行き焦らせたが、逆効果を与えた。
 千佳は、視線を外し、俺の方を見る。
 その時たまたま、俺と視線がぶつかった。
 千佳の瞳は、見る見る濡れ始め、頬に朱が走る。
 目線を俺に向けたまま、顔を兄のチ○ポに向け、舌先で絡め取り、口にくわえネットリと舌を這わせる。
 俺は、暫く黙って見詰め、目線を外した。

 そして凄かったのが、女が3人も残った安曇野家だった。
 此処では栄蔵の指示の元、夏恵と秋美が、健太郎に取り付いている。
 健太郎は、二人の姉に両側から挟まれ、ネットリとした口淫奉仕を受け、あっという間に元気になった。
 健太郎は、そんな家族の助けを借り、母親の口にチ○ポを突っ込み、腰を振りだす。
 志緒理は、固く目を閉じ慣れた仕草で健太郎を受け入れる。
(ここは…、成功させそうだな…。志緒理も慣れたモノだ…)
 栄蔵の嗜好だろうが、志緒理の動きには淀みがなかった。

 一方、西川家は、守を優葉が見下ろして居る。
 守のみ口枷が無く、必死に優葉に頼んでいる。
「な、なあ…、頼む…。頼むよ…、やってくれ…。じゃないと、俺も死んじまうんだ…」
 身体を揺さぶり、優葉を泣きそうな顔で見詰める。
「死ねば…?死ねば、良いじゃん…」
 優葉は、ガラスのような瞳で、守を見詰めながら呟く。
 優葉の呟きに、守が項垂れる。
「あんたが…、私達に何をしたか…憶えてる?それで、今助けて貰えると…思う?」
 優葉は守に、冷たく静かに話した。

 俺は、優葉の今の一言を聞いて、話に割り込んでゆく。
「今のは、どう言う意味だ…?お前達に何が有った…」
 俺の声に、優葉は驚き表情を険しくさせる。
「なに…?あんたには、関係ないでしょ…」
 優葉は、たじろぎながら、俺に言い放つ。
 俺は、そんな優葉の言葉を無視して、守に話しかけた。
「良いか…、良く聞け。ここで、正直に話すか、話さないかで…、お前の運命は決まる。何をした…?言え」
 守は、俺を見詰め、唇を舐め、言葉を出すのを躊躇っている。
「そんな余裕が、有るのか?もう時間も、余り残っては居ないぞ…」
 俺の言葉に、守は意を決して話し出した。

 守の話では、乙葉は金持ちの家に働きに行く前は、守のオモチャだったらしい。
 しかし、乙葉が家に居なく成ってからは、それは、優葉の役になり、毎日優葉を使って遊んでいたらしい。
 いわゆる、性的虐待を一家で行っていた。
 優葉の穴は全て、守が初めての相手で、全一が大きく成るまでは、守の性処理便所にされていた。
 悦子は、それを理由に、優葉に有りとあらゆる暴行を加え、全一もそれに加わる。
 俺は、その話を聞いて、優葉の気持ちを理解した。
 何故なら、俺の今の気持ちと、全く同じだからだ。
「つまり…、優葉にとっては、この地上で尤も憎む相手なんだ…。お前は…」
 俺は、話を聞き終え、守に告げた。
「そうよ!だからこいつには、何もしないの!黙って見てれば、こいつはバラバラに成って、死ぬんだから!」
 優葉が俺に、捲し立てる。

 俺は、黙って、優葉を見詰める。
「こいつには、そう言うのがお似合いなのよ!自業自得!報いを受けるべきなのよ!」
 優葉が更に興奮して、捲し立てる。
「お前は、どうなんだ…?お前がされて思った事と、俺が思っている事は、そんなに差が有るのか?お前は生きてるが、俺の妻と妹は死んだんだぞ…」
 俺の言葉に、興奮していた優葉が、冷水を被せられたように成る。
「こいつが、死ななくて良い方法は、もう一つ有る。お前の心を折る為の、道具に成る事だ…。どうだ?」
 俺は、守に問い掛ける。

 守は必死に頷き、道具になる事を誓った。
「嫌ーっ!殺して!殺してよ!服従でも何でもするから!直ぐにこいつを殺して!」
 優葉は、俺にしがみ付き、泣きながら守を殺してくれと懇願する。
 俺は、そんな優葉の腕を振り解き、守の縛めを解いて
「お前が、心の底から屈服して、自分を殺して欲しいと思うように成ったら、一緒に殺してやろう…。そして、一緒の棺に葬ってやる」
 優葉に酷薄な笑みを向けながら、言い放った。
 俺の言葉に、優葉は泣き崩れ
「殺して…。今すぐ…、殺してよ〜っ…」
 踞って、嗚咽混じりに呟き続ける。

 俺が優葉達を構っている内に、最初の解放者が現れた。
 安曇野志緒理だった、健太郎はイラマチオが始まって、2分程で発射してしまった。
 次に解放に成功したのは、伊藤家だった。
 美登里の懸命の奉仕が効いたのか、泰介は母親の口に、残り30秒で放出した。
 安堵に悦ぶ美登里と泰介、しかし母親は締め付けられた、苦痛のため失神していた。
 最後は、三浦家が何とか時間内に達成した。
 千佳を使い、大きくしたチ○ポも、正二は焦りのために、発射する事がなかなか出来なかったが、何とか間に合った。
 こうして今回の調教も、死者が出ずに終わってしまった。
 しかし、収穫は充分に有った。
 [一歩間違えれば、自分達の命は直ぐに消える]と言う恐怖心の植え付けと、優葉の心を折る道具が手に入った。
 俺は、内心大笑いしながら、午前の調教を終わらせた。

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