走狗
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■ 第4章 狂宴11

 優葉を組み敷いた守は、嫌がる優葉の顔をねじ曲げ、正面を向かせると、強引にキスをする。
 優葉は、守の舌に歯を立てると、守はリードを絞り電撃を与え、拳で殴りつける。
 殴られる度に、力無く優葉の顔は右に左に傾く。
 5・6発殴った守は、また同じように顔を正面に向け、唇を奪う。
 優葉は、今度は気力を無くし、抵抗を止める。
 守は、優葉の顔をベロベロと舐め回り、唾液まみれにする。
 汚辱に優葉の顔が歪むが、それも守を悦ばせるだけだった。
 守は、優葉の股の間に自分の身体をねじ込むと、優葉の耳元へ囁いた。
『優葉は、今からパパのオモチャに生まれ変わるんだよ…』
 守の言葉を聞き、優葉の顔が引き攣って、パニックに染まり、暴れ出す。
 しかし、腰をしっかり抱えた守は、そのまま優葉の中にチ○ポを突っ込んで行った。

 優葉は、大きく目と口を開き、頭を仰け反らせた。
 過去に有った、おぞましいトラウマの体験を同じ者に再現され、当時の心理状態まで再現された優葉。
 挿入して、高笑いする守は、優葉の顔を上に向かせると、今の感想を話した。
『はははっ…。オ○ンコを擦り上げるきつさまで、あの時と同じだ…。どうだ、思い出したか?お前は、オモチャだ!俺の性処理玩具なんだよ!返事をしろ優葉!』
 守が優葉にそう告げると
『はい。パパ…、今日も優葉と遊んで下さい…』
 優葉は、焦点の合わない目で、幼い子供のように返事を返した。
 その答えを聞いて、征服感に満たされたのか、守は大笑いしながら優葉を犯す。
 守は、後ろを振り向き、乙葉に向かって
『おい、お前もボーッとしてないで、俺の股の間から優葉のオ○ンコを舐めてやれ。濡れも、感じも、しないお前は、それぐらいの役にしかたたねぇ』
 命令した。
 乙葉は、命じられてノソノソと身体を持ち上げると、頭を守の股間の下に突っ込み、2人の交わってる場所に、舌を這わせ出した。
 守は、優葉の胸を乱暴に揉み、唇を奪い、舌を嬲る。
 優葉は、何の抵抗もせず、守のされるがまま、求めるがままに応える。

 しかし、優葉はここからまた、地獄を見せられる。
 過去の恐怖のトラウマから、現在の地獄に引き戻したのは、優葉自身の快楽だった。
 守のチ○ポから分泌される催淫性の潤滑剤が、優葉のオ○ンコから子宮深くに行き渡り、その力を発揮しだした。
 優葉の感覚は、増幅され、溢れる愛液が催淫剤を隅々まで行き渡らせる。
 今や優葉のオ○ンコの中は、剥き出しのクリトリスのように敏感になり、守のイボの付いた巨根に快感を掻き出される。
 今まで感じた事のない快感を、この地上で尤も忌み嫌う者に与えられる。
 それは、地獄の肉体的、精神的、凌辱以外の何物でも無かった。
 優葉の心は、感じたく無いと必死に抵抗するが、それを凌駕する圧倒的な快感に、肉体も精神も翻弄される。
 それは、優葉にとって、拷問以上の苦痛でしかなかった。
 そしてそんな中、優葉に尤も精神の汚辱を与えたのは、守の射精を受け子宮が痙攣し、自分が絶頂を迎えた事だった。
 優葉は、これ以上無い程、情けない顔で泣きながら、喜悦の叫びを上げてしまった。
 守に対しての、完全な屈服であった。

 優葉に精を放った守は、檻の真ん中で胡座をかき、乙葉と優葉の2人にフェラチオをさせ始めた。
 2人は、代わる代わる、守のチ○ポを口中深く咥え込み、舌を這わせる。
 守は、そんな2人の頭の上に、手を乗せ深く咥えさせたり、髪の毛を引っ張り激しく動かしたりと、本当にオモチャのように2人を扱う。
 30分程も奉仕をさせた頃、守は大の字になり、全身を舐めさせる。
 オモチャの美人姉妹は、義父の命令通りに舌を這わせ、身体を擦り付ける。
 そんな奉仕を延々とさせ、飽きたらまた上に跨らせ、オ○ンコやアナルを貫き、精を放つ。
 そしてまた、身体に舌を這わせさせる。
 延々と続く肉体の凌辱、延々と続く精神の拷問。
 こうして、優葉の心はボロボロと崩れ始めていった。

 俺は、モニターから目を外し、時計を見る10:07もうこんな時間か。
 モニターのスイッチを切り、ブザーを鳴らして睡眠ガスを流す。
 俺は、この時、有るミスを犯していた。
 千恵と和美に待つように指示を出していなかった。
 牢の中で立つ3人の人影、千恵と和美それと千佳。
 やってしまった、俺自ら内通者をバラしたようなモンだった。

 千佳が2人を指差し
「あーっ!お姉ちゃん!和美さん!え〜っ」
 大声で叫ぶ。
 千恵と和美の2人は、オロオロと、どうして良いか解らなく成っている。
 俺は、取り敢えず、3人を牢から出す。
 その時、乙葉を一瞥すると、乙葉は悲しそうな目で、俺を見詰めていた。
 俺は、それに気付かぬふりをして、急いで3人を追い立てる。
 牢の外に出る前に、忠雄が俺を見ていたが、後で連絡する事にする。
 牢の外に出て、俺は千佳に向かって、たしなめた。
「千佳。何で起きてた!…。今日はお前は風呂にも入って、俺に呼ばれても居ないだろ」
 俺の言葉に千佳が、膨れながら俯き、ぼそりと呟く。
「お姉ちゃんと和美さんも…。奴隷だったんですね…」
 俺は、その言葉に
「そうだ、知ってただろ…?この2人が俺の奴隷に成ったのは…」
 2人が当初からの奴隷であった事を告げた。
 しかし、千佳は引き下がらなかった。
「違う!違うの…私が言ってるのは、ご主人様に服従した本当の奴隷の事」
 顔を真っ赤にし、手を振り回しながら、千佳がそう言った時。
 千佳の頬が、大きな音を立てた。

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