走狗
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■ 第4章 狂宴17

 倒錯の時間が始まる。
 千春にとっては、拷問のような状況だ。
 しかし、千春はその状況に酔った。
 耳までピンクに染めた顔を、マスクで覆い、鼻の頭のバイブで千佳に奉仕する。
 千春は、首を複雑に動かし、千佳に快感を送り込む。
 直ぐ目の前には、淡い恥毛から覗く、ピンク色の肉芽が充血している。
 その未成熟なオ○ンコに、自分が首を動かし、顔を振って感じさせる。
 そうしないと、自分のオ○ンコとアナルに入れられた、バイブが動かない。
 バイブが動いて初めて自分の身体が、反応しバイブを締め付ける事が出来る。
 バイブを締め付けて、やっと自分は呼吸が出来る、生命活動が許される。
 この状況が、千春の精神を[奉仕する事で、生きる許可を貰える]そう言う位置に、堕として行く。

 俺の膝の上で抱えられ、アナルを貫かれ、乳房を愛撫され、オ○ンコに奉仕を受ける千佳。
 その意識は、俺のコントロールするままに、快楽を貪る。
 この調教は、千佳は俺のコントローラーで、俺の思いのまま操作され、目の前にいるマゾ犬を操作する、そう言う調教だ。
 俺の操る方法は、チ○ポと手指、それと声と唇だった。
 俺は、自分の身体と声を駆使し、千佳に快感を送り込む、それに反応して千春が四つん這いの尻を激しく振る。
 十数分経った時、千春の目が、何度か白目を剥き始めた。
 俺は、千佳にフイニッシュを与え、絶頂を迎えさせる。
 その千佳の膣の痙攣を受け、千春が激しく絶頂を迎えた。
 俺は、千春の肩口を足蹴にし、千佳オ○ンコからマスクのバイブを抜かせると、千佳のアナルからチ○ポを抜いてリビングの床に降ろし、千春のマスクをはぐる。
 千春は、恍惚の表情を浮かべ、白目を剥いて失神していた。
 俺は、苦笑をかみ殺し、千春の道具を外して行く。

 千佳が正気を取り戻し、俺に擦り寄り
「ご主人様…、有り難う御座いました。あ、あの…出来れば後始末をさせて頂けませんか?」
 俺に問い掛ける。
 俺は、足をずらして、千佳が入り込めるスペースを作ってやった。
 千佳は、嬉しそうに微笑むと、俺のチ○ポを咥え込む。
 千佳のお掃除フェラの最中に、千春が目覚め、それを羨ましそうに見詰める。
 だが、俺は千春には、許可を与えない。
 千春は、まだ俺の奴隷では、無いからだ。

 千佳が後始末を終え、俺に挨拶をする。
 俺は、千佳の頭を優しく撫でてやると、千佳は嬉しそうに微笑み、腰をくねらせて軽く震えた。
「ん?千佳…。今震えたのは何だ?」
 俺が千佳に問い掛けると、千佳は頬を染め
「ご主人様に頭を撫でられた時。オ○ンコの奥が、ギュッて成って、ビクビク走りました…」
 俺に報告する。
「そうか、褒められただけで、感じるように成ったんだな…。それが忠誠だ…、もっと育てろ…」
 俺は、そう言ってニッコリ笑いかける。
 千佳は、俺に元気に返事を返す。

 千春は、俺と千佳の遣り取りを呆然と見詰め、軽く唇を噛んだ。
 千春は、俯き遠い目を向け、何かを思い出しているようだった。
「どうした…、千春…。何を考えていた…?」
 俺が千春に問い質すと
「いえ…。私は、29年生きてきて…。千佳さんみたいに、全身で男の人を感じた事…。褒められるだけで、感じれる事なんか無くて…、羨ましく感じました…」
 千春は、俯きながら俺に答えた。
「フン…。当たり前だ…、自分を偽って生きてきたお前に、そんな相手が現れるはずも無いだろ…。リスクを負わない者には、その程度の物しか手に入れられない…。当然の事だ…」
 俺は、鼻で笑い、千春に冷たく言い放った。
 すると、千春は顔を上げた。
 その顔には、大粒の涙が流れている。
「では、どうすれば良いんですか…?一回り程も違う夫は、妹と通じているし。もう一人も、心を寄せている…。そんな中で、私はどうして夫を信じられるんですか?親の決めた相手と結婚した、私の立場は…。どうすれば良いんですか…?」
 千春は、泣き崩れる。

 俺は、そんな千春に話す。
「お前の夫は、お前にとってどうなんだ…?親が決めた事や、他人が思いを寄せる、なんかは関係ない…。お前の夫は、お前の全てをさらけ出して、それを受け入れる事の出来る人間か…?そして、お前は、夫との間に揺るぎない関係を造れるのか?問題はそこだけだ…」
 千春は、俺の言葉を聞いて、愕然とする。
 今まで理由を付けて、距離を取って居たのは、自分の本質を知られたく無かった、だけだと気付く。
 そして、千春は崩れ落ち泣き始める。
 まさに、号泣だった。
「しかし、もうそれも遅いがな…。お前達は、ここで死ぬんだ…。それが、運命だ…。精々生きて居る間に、ぶつけてみるんだな…お前の本質を…」
 俺は、千春を見下ろし、淡々と言った。
 千春は、まだ涙が止まらない。
「千佳…。これを着けて、そいつを犯せ…。お前も一回り以上違う少女に、犯されれば自分がどれだけ、恥ずかしい人間か理解も出来るだろう…」
 俺は、千佳に命じて、ペニスバンドを放り投げた。
「但し、やるからには半端な事は許さない…。お前は、朝までに20回こいつをイカせろ…。それが出来なければ…折檻だ…」
 俺は、そう告げると、踵を返してリビングを出た。
 俺の背中に、リビングから千春の嬌声が響いてくる。
 俺は、ニヤリと笑い、地下に向かった。
 忠雄の調教を確認するためだ。

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