走狗
MIN:作
■ 第4章 狂宴18
俺は、千恵と和美に連絡を入れる。
「千恵、和美。下に降りるぞ…、あと俺の着替えも持って来い」
俺は、玄関ホールで数秒待つと、1階の廊下の奥から千恵が、2階の階段から和美が走って来た。
二人は、息を切らせて、俺の前に並んだ。
俺は、ニッコリ微笑んで、2人の頭を優しく叩く。
2人は、はにかんだ笑みを浮かべ、嬉しそうに目を細める。
壁に進んで、鍵穴に差し込み、階段を操作する。
俺達3人は、そのまま進んで、コントロールルームへ入って行った。
モニターのスイッチを入れると、調教の真っ最中だった。
忠雄は、仰向けに寝転がり、秋美を腹の上に乗せ乳房を握り潰している。
秋美は、大きく足を開いて膝を立て、両手を後ろで組んで、腰を激しく振り、屈伸運動をしている。
顔は、喜色を浮かべ、大きく開いた口からは、ピンクの舌がだらりと垂れ、ヒラヒラと揺れている。
唾を飲み込もうとして、舌を引き込み、口を閉じた瞬間
『誰が口を閉じて良いと言った、舌を垂らしてろ!』
鋭い叱責と共に、忠雄の右手が、秋美の尻を強く打った。
『はひー、もうひわへあひまへん、ごひゅひんはま、おゆふひくらはいー』
秋美は、口を開いて舌を垂らしながら、忠雄に謝罪する。
良く見ると、秋美の身体の彼方此方に、忠雄の手の跡が赤い模様を刻んでいた。
忠雄は、秋美を腹の上で回転させて背中を向けさせると、上体を起こして後ろから抱きかかえ、乳房を握り、乳首を潰す。
あぐらを掻いた忠雄の上で、足を大きく開いたまま、上下する秋美。
忠雄は、右手をクリトリスに持って行き、親指と人差し指で摘み、乳首と同じように握りつぶす。
『ひゃぁひーーーっ』
高い声を上げ、秋美は腰をガクガクとさせ、白眼を剥き、大量の愛液を噴出する。
忠雄は、秋美の耳元に顔を寄せ
『秋。お前は、俺に[乱暴なのが好き]って言ってたが…。[痛いのが好き]だったんだな…?とんだ変態だ…』
低い声で秋美に、囁いた。
『はひ…わらひは…いはいのが、ふひな…へんはい…へふ…』
秋美は、身体をくねらせ、泣き笑いのような表情で、忠雄の言葉を認める。
『こんな身体をあいつに知られたら…、徹底的に開発されるぜ…。お前には、そっちの方が、お似合いかもな…』
忠雄が秋美にそう言うと
『あぁ〜ひゅごひ…はんがえは…らへへ…あふひ…。れも…ごひゅひんはまの…ほうは…いいれふ…』
秋美は、ウットリとした顔で、忠雄に答えた。
忠雄は、ニヤリと笑って秋美を抱えると、前に倒して尻を抱え込み、激しく腰を打ち付け精を放った。
秋美も身体を反らせ、絶頂を迎える。
忠雄は、チ○ポを引き抜くと、秋美の髪の毛を掴んで、頭を股間に引き寄せチ○ポを含ませる。
秋美は、懸命に顔を上下させ、フェラチオを行いだした。
『秋よ…。お前がそうなりたいなら…、俺の奴隷にしてやるぞ…。ここに居る間な…』
忠雄が、秋美のオ○ンコを指で嬲りながら言うと
『あぁ〜っ…お願いします…。秋美を奴隷にして下さい〜…。もっと虐めて〜…』
眉根にしわを寄せて、哀願する。
忠雄は、髪の毛を掴んで、深く咽の奥にチ○ポを突き刺した。
フェラチオを再開させながら、忠雄はカメラの方を見て、ニヤリと笑いながら頷いた。
俺は、モニターの忠雄に向けて、同じように笑い返し、頷いていた。
(これで、千春と秋美の目途は立ったな…後は夏恵と美登里だな…。美登里は何とか成りそうだが…夏恵も忠雄に任せるか…)
俺は、モニターを見詰めながら、今後の方針を固めた。
モニターを消し、椅子を回転させると、正座している、千恵と和美に向き直り
「今日は、お前達もよく頑張ったな…。二人共にご褒美だ…」
微笑みながら、俺は手を伸ばす。
2人は、嬉しそうに笑うと、お互いの顔を見つめ合い、頷いて俺に向き直り
「あ、あの…。ご主人様、ご褒美は本当に嬉しいんですが…、今回は辞退させて頂きたいのですが…」
千恵が思わぬ事を言い出した。
「えっと…ご主人様は、今日、凄くお働きに成られて…その…とても、お疲れのご様子ですし…2人で相談して、決めたんです…」
俺が問い質す前に、和美が答えを言った。
「俺が…疲れてる…?そんな風に見えるのか…?」
俺は、2人に聞いた。
2人は、俺の顔を見詰め、コクリと頷いた。
(そんなにか…確かにここの所、鏡も見ていないから、自分の顔が、どう成っているか、気付かなかったな…)
2人は、俺の疲労を心配し、自らの最大の喜びを放棄する。
俺は、2人を引き上げると、ギュッと抱きしめ、それぞれの頬にキスし
「駄目だ…。今日の褒美は、俺の身体のマッサージだぞ…それでも放棄するか?」
耳元に囁いた。
2人は、驚いた表情で喜び、手を取り合って
「やります〜っ!絶対やらせて下さい」
「私も〜っ。私肩を揉むの、上手なんです〜」
喜々として、抱きついて来た。
俺は、クシャミを一つし、自分が裸だった事に気付く。
和美が慌てて、服を取りだし、千恵と2人で俺に着せた。
俺達は、階段を上がり、玄関ホールに着いた。
リビングの方から、千佳の声が聞こえる。
俺は、ソッと覗きに行くと、千佳が千春の腕を後ろで拘束具で束ね、髪の毛を引っ張りながら、バックから犯している。
「ほら〜もっとちゃんとしなきゃ、朝までに終わん無いよ。春!腰をしっかり振りなさい」
千佳は、髪の毛をぐいぐい引いて、束ねた手を持ち上げる。
相反する方向に、逃げなければ成らない痛みに、千春が甘い声で答える。
「はい〜っ、千佳様申し訳御座いません…あ、ああぁ〜11回目イキます〜。あはぁーーーっ」
千佳は千春を呼び捨てにし、千春は千佳に敬語で答える。
倒錯した世界に、どっぷりと浸かり、千春はマゾへと墜ちて行く。
意識の浸食は、もう止まらないだろう。
俺は、笑いながら、踵を返し自室に戻る。
確かに身体が重かった、千恵と和美のマッサージを受けに、俺は歩を進める。
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