走狗
MIN:作
■ 第4章 狂宴31
ハアハアと荒い息を吐く美登里に、俺は鞭を打ち付ける。
「クリトリスが何だって?ちゃんと正確に伝えろ…」
美登里は、尻を打たれて歯を食いしばり、痛みを我慢する。
「申し訳ございませんでした。ご主人様…次は…次はかな〜〜〜3番のオ○ンコのバイブが、小刻みに右左に動いー、4、4番もー左右に動いてますー」
泰介も正二も、抜こうと焦っている。
しかし、この[人車]は体力が無限に有る訳では無い、余り左右に振ると体力の消耗が激しい。
ましてや、馬役の女達のオ○ンコとアナルには、御者台の振動が直に伝わるように成って居る、その状態で左右に振ればどうなるかが、泰介と正二には見えてない。
俺は、モニターに映る女の顔を見て、ニヤリと笑った。
スピーカーマイクのスイッチを入れ、御者に連絡を入れる。
「忠雄。お前の、奴隷達の調子はどうだ…」
俺の質問に
『はい…。秋美は、もうイキそうですね…。それと、夏恵もかなり興奮してます…。こいつも、かなりマゾ気が強いですね…』
忠雄が真剣な声で、返事を返す。
恐らく気を抜いたら、落車しそうなんだろう。
俺は、満足し、乙葉に連絡を入れる
「乙葉。随分ユックリだな…考えがあるのか…」
俺の質問に、乙葉は余裕の声で
『はい、ご主人様…。このレース勝つのは間違いなく私です。だって、こんなペースで450mも持つ訳有りません』
優葉は、勝利宣言をし、理由まで言ってのけた。
「お前、随分慣れてるな…。やった事が有るのか?」
俺の質問に乙葉は
『はい。馬役も、御者も、両方経験してますわ…』
あっさりと答える。
(流石、虐待を入れたら、キャリア15年を越えるベテランは違う…)
俺は、思わず感心してしまった。
その時、俺の頭に、邪悪な考えがよぎる。
「乙葉…。そいつらを使って、正二と泰介をレースの続行不能に出来るか?」
俺の依頼に
『ご主人様がやれと仰るなら、乙葉はどんな事でも、従います…』
乙葉は、二つ返事で了解した。
途端に乙葉の右手が動き、正輔と啓介の背中を1本鞭が激しく打つ。
2人の背中の皮は、その一撃で爆ぜて、血を流す。
正輔と啓介は青い顔をして、全力疾走に切り替わった。
見る見る前を走る正二の[人車]に迫り、カーブを使って2人を抜いた。
その時、泰介と正二の[人車]が接触した。
「ぎゃひーーー!電気来ましたー!」
喘いでいた美登里の声が、悲鳴に変わり、大声で叫んだ。
どうやら接触すると、バイブに電流が流れる仕組みに成って居るのだろう。
そして、乙葉は2人を抜き去ると、ペースを落とした。
泰介と正二は、乙葉の強引な抜き方に、腹を立てムキに成った。
細かく左右に動き、乙葉を抜く場所を探している。
しかし、乙葉はそれらを巧みにブロックし、抜かせない。
俺は、乙葉のテクニックを見て、千佳と忠雄に連絡を入れる。
「レースは、乙葉に任せろ…。お前達はこれから、調教に切り替えるんだ…」
俺は、2人に命じると、どちらも直ぐに返事を返し、ペースを落とした。
忠雄は、何か口を大きく開きながら、夏恵と秋美に話している。
恐らく、激しく罵倒しているのだろう。
千佳は、鞭を差し出し、千春の尻タブをペチペチと叩きながら、何かを言っていた。
千佳は、サドの気も有るようだった。
俺は、尻の下で目を剥き、悶えている美登里に目を向ける。
美登里は、乙葉のコントロールするレースのせいで、小刻みに刺激が変わり、とても辛そうにしている。
俺は、そんな美登里を見て、思わず唇の端が上がってくる。
「美登里…辛いのか?…」
俺の質問に、美登里は素直に答える。
「は…い、…ご主人…様…。オ○ンコとアナルが…壊れそうです…」
絞り出すような声で、俺に伝える。
「そうか…それじゃ、お前に良い物をやろう…」
俺は、そう言うと、美登里から立ち上がった。
そして、美登里の身体をテーブルの上に乗せる。
美登里は、これから自分に何が起こるのか解らず、テーブルの上で仰向けに成り、震えていた。
俺はポケットから、細いチェーンを2本出し、それを乳首のリングピアスに着け、チェーンの端を、大きく拡げて持ち上げた両足の親指に巻き付けた。
美登里の乳首は、強く引っ張られ乳房の形まで変形した。
歯を食いしばり、必死に痛みに耐える、美登里。
美登里は、足を動かしたり、下げたりすると、その刺激は直に乳首を襲う。
俺は、そんな美登里に
「動くなよ…動くとお前の身体は、大火傷だ…」
そう言いながらナプキンを腹の上に乗せ、ティーポットとコーヒーのカップを乗せた。
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