走狗
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■ 第5章 走狗4

 すると、入って来た2人を見て、正二と泰介はギクリと、顔を引きつらせた。
 しかし、良く見てその表情を一変させた。
 そう、外見は自分達が凌辱した、2人にそっくりだったが、その元は自分達の母親だった。
「おい…、お前達…。タップリご主人様に、ご奉仕しろ…」
 俺がそう言うと、母親達は、自分の息子に這い寄り、奉仕を開始した。
「や、止めろ!止めてくれー!これが、人の考える事か…」
「頼む…止めさせてくれ…頼むよ…」
 正二と泰介の言葉を聞きながら、俺は
「俺の記憶が正しければ…。お前達は、一度も…その言葉に従った事は、無かったな…」
 2人に向かって呟いた。

 俺の言葉に、力なく項垂れる、正二と泰介に俺は更に、追い打ちを掛ける。
「おう、そうだ…。お前ら憶えてるか…?この2人の罰の方が、軽かったって…。重い方を呼んでやろう…。こっちへ来い!」
 俺は、入り口に向かって声を掛けた。
 入り口から、変わり果てた婚約者の姿が現れた時、正二と泰介は同時に吠えた。
「ち、千恵ーーーっ!」
「和美、和美ーーっ!」
 婚約者は、その声を聞きビクリと震え、変わり果てた口で
「ワンワン」
「ブーブー」
 と鳴いた。
 正二と泰介は、この世の物とは思えない、苦悶の声を上げる。

 俺は、2人を見詰め、言葉を続ける。
「どうだ…変わり果てた婚約者の姿は?中々可愛いだろ?」
 俺の言葉に、正二と泰介は力無く項垂れ
「おい…まだ…何かする気か…もう…もう、止めてくれ…俺が…俺が悪かった…」
「勘弁してくれ…もう…本当に…止めて…止めて下さい…お願いします…」
 俺に詫びを入れる。
 だが、そんな言葉を俺が聞き入れなければ成らない理由は、何一つ無い。
 俺は、2人に残虐な微笑みを浮かべ
「19ヶ月目どこかの洋館で、お前達は何をさせた…?俺の妻と妹に…何をさせたんだ…」
 俺は、込み上げる怒りを抑えながら、2人に問い掛けた。
 項垂れ、何の反応も見せなかった2人に
「憶えて無いのか…?見せてやろう…」
 そう言って俺は、牢の外にいた、2匹の獣を連れてくる。

 体高1m30p程のリトリバーと体重150s程の豚をリードに繋いで、牢の前まで引いて来た。
 この2頭は、由木の居る組織に、改造された[人と交わる事に慣れた獣]で、その身体も変えられている。
 4足獣のチ○ポは、袋状の皮膚に守られていて勃起をすると、中から出てくる。
 だから、比較的細長いが、この2頭は別物だ。
 太さは、優に6pは有り、亀頭部分は平常時なのに、袋から10p程飛び出している。
 2人は、念仏のように[止めろ]と呟いて嫌々をしている。
 俺は、千恵と和美を良く見えるように、檻の正面に配置し
「獣に堕ちたお前達の婚約者は、人間とは、もう交われない…。同種のオスとちゃんとSEX出来るか、お前達見てやれよ…」
 そう言うと、獣のリードを手から離した。
 獣たちは、目の前のオ○ンコに鼻を押しつけ、匂いを嗅ぎ出し2人を仰向けに押し倒した。

 リトリバーは、千恵の小さな身体にのし掛かり、千恵のオ○ンコを正面から舐め始め、鼻面をグイグイオ○ンコに押し当てる。
 次第に興奮し、勃起が始まると、リトリバーは、そのチ○ポを千恵の口に突っ込んだ。
 千恵は、口腔内に入り込んだ、生臭いチ○ポに夢中で舌を這わせる。
 すると、ドンドンリトリバーのチ○ポが大きく成り、喉の奥まで汚される。
 千恵は、犬特有のザラザラした、舌で執拗にクリトリスを舐められ、愛液を分泌する。
 リトリバーは、それを舐め取り、ラビアを牙で甘噛みまでした。
 千恵は、犬の鳴き声で、ヒャンヒャンと鳴き、快感を訴える。
 興奮を満たしたリトリバーは、千恵の太股に牙を立て、四つん這いに戻すと、後ろからオ○ンコに鼻面を突っ込み、舌で舐め上げる。
 そして、千恵の背中に前足をかけると、一挙に貫いた。
「ひゃいーん!ひゃん…ひゃ〜ん…」
 高い声を上げ、千恵はリトリバーの動きに合わせ、腰を振る。

 豚は、和美のオ○ンコに、執拗に鼻を押し当て、匂いを嗅いでいる。
 湿ったざらつきのある鼻が、和美のオ○ンコを擦り上げる。
 和美は、そのおぞましさに、身体を震わせてブーブーと鳴いている。
 そして、豚は一挙に和美にのし掛かった。
 体重150s程の豚にのし掛かられ、和美は支えきれず、蛙のように潰れた。
 そして、豚はそのチ○ポを和美のオ○ンコに突き立てた。
 豚のチ○ポは、ドリルのように先細で、腰を振るのでは無く、収縮させて前後に動かす。
 和美は、豚の腹の下で、押しつぶされながら、未体験のチ○ポの動きに翻弄される。

 千恵と和美は、鳴きながら獣を受け入れた。
 そして、姿を変えられた、母親達が自分の息子のチ○ポをしゃぶる。
 牢の中を狂気が、支配しだした。

 俺は、正二と泰介に、言葉を投げ掛ける。
「どうだ…?お前達の家族が、壊れてゆく様は…。俺の気持ちが…理解できたか…」
 俺は呟くように、2人に話すと、正二は無言で涙を流し、首をユックリ左右に振りながら、口を開いては閉じ、閉じては開いていた。
 泰介は、食い入るように和美を見詰め、変わり果てた婚約者の名前を呟く。
 目の前の元婚約者は、それぞれの獣の鳴き声を上げながら、腰を振りオスを喜ばせる。
 俺は、それを暫く見詰めて、そのまま牢を出て行った。

 調教部屋で、俺は壁に身体を預け、考える。
(あいつらは…、気が触れて…、これで楽になったのか…。最後まで狂え無かった、涼子と香織は…、辛かったろうな…)
 俺は、壁にもたれ掛かって、ズルズルと背中を預けて滑り落ち、膝を抱えて2人の事を思った。
(香織…。涼子…。後2人だ…。必ずケリを着けてやる)
 俺は、心に固く誓い直した。

 30分程経ち、俺は牢の中に入って行った。
 牢の中の正二と泰介は、完全に世界を閉ざしていた。
 正二は、薄笑いを浮かべ、宙を見詰めながら首を振り、時折小さな笑い声を上げる。
 泰介は、俯いて涎を垂らし、何処にも焦点の合っていない目線で、和美の名前を呟いていた。
 俺は、獣を2人から放すと牢から出して、ゲージに入れた。
 俺は、正輔と啓介の2人に
「死ぬか…。世界を閉じるか…。服従か…。どれかを選べ…」
 静かに呟いた。
 2人は、黙って俺に向かい、震えながら平伏して服従を選んだ。

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